パート7のリーディングは、問題数、配点も大きく、TOEICの主要パートといえます。
42問と問題数も多く、22問はシングル・パッセージ、20問はダブル・パッセージです。ダブル・パッセージは設問が簡単で、なんとしても終了させましょう。状況によっては、ダブル・パッセージから先に取りかかるのもよいと思います。
パート5やパート6の文法問題とは異なり、文章の内容を問う設問ですので、一部分だけ読んで回答するわけにはいきませんが、まず、設問を読んで、何を聞いているのかはっきりさせることが重要です。
部分的に読んで、回答できれば、他は読まない人もいますが、細切れの情報で判断するのは難しく、パート5やパート6とは違い、設問を読んだら、まず冒頭のキャプチャー(新聞記事とか広告文とかの当たりをつける参考になる)も含め、ざっと通読することをお勧めします。だいたいの設問は通読すれば回答できます。設問を読んで本文に戻り、また設問を確認して本文を読む、という、行ったり来たりは、思考が混乱しますので、避けます。
設問の中で難しいのは、『本文の中で述べられていないことは何ですか?』を問う問題で、パート7の後半には必ず1文ごとに登場します。この問題が来ると必ず全文を読まなければならなくなるので、前述のように、最初から通読しておくほうが再読する時間が省け、混乱もなくなります。
ただ、全文通読しても、時間内に回答を終えるには、速読力が必要です。あまり難しい文章は出てきませんので、日頃から5分とか10分で時間を区切り、ジャパンタイムスなどの易しめの文章を読む癖をつけておきます。パート7だけは3か月で大幅点数アップとはいかないかもしれませんが、本来の英文の読解、情報収集力を問うパートであり、地道にトレーニングすれば必ず伸びます。