ニューカレドニア滞在記8

2006年08月30日 | 旅行・ホテル
リビエールブルー公園へ行ってきました。

リビエールブルーはヌメアから高速でヤテの町に向かう途中、ヤテ湖の周りに作られあた森林公園です。
9045ヘクタールの敷地内はリビエールブルー(青い川)地区とリビエールブランシュ(白い川)地区に別れています。

リビエールブルー地区はカグーの自然保護地になっていて半野生のカグーを見る事が出来ます。
かつては島に普通にいたカグーが激減したのは、それまでいなかった犬などに襲われたのが原因だとか。飛べないカグーは新しい天敵の前でなす術も無く絶滅しかけたんです。


ヌメアでもらった日本語情報誌には、園内に入れる車の数は制限されているのでツアーを利用すると良いと書いてありましたが、シーズンオフだからか、すんなり車で入れました。
ただし車を使って見学出来るのはリビエールブランシュのみ、カグーのいるブルーの方はレンタルサイクリングを利用しなければなりません。

もちろんレンタルされているのはマウンテンバイク。ママチャリなんてありません。
マウンテンバイク、苦手なんですよね。
でもカグーを見たいし、お店のお兄さんに頼んで試乗させてもらって、大丈夫そうだったので借りました。
1日2000フラン(2500円)です。

道は整っていて大きな起伏は無いのですが、それでもスポーティじゃない私にはきつい
何度か上り下りを繰り返した後、溺れた森と呼ばれるところに着きました。



水の中に木が生えています。

さらに進むと美しいエメラルドグリーンの池が見えてきました。白い木が沈んでいます。



そして『ここからはカグー棲息地帯』のマークが。
木々が生い茂って、空気も綺麗。
カグーは湿った森が好きなんだそうで、その通り森の中は湿っています。
ちなみにカグーの好物はかたつむり。............私の大っ嫌いなヤツです。

ここからはゆっくりカグーを探しながら走りました。

......でもね居ないんですよ。敷地内にはカグーの他にもニューカレドニアの鳥などが居るはずなのですが、何にも見かけません。
目的地のグランドカオリの木(カオリの大木)に近づいた頃、変な声が聞こえてきました。
前回ヌメアの自然公園で聞いた、あの大鳩(ノトゥ)の鳴き声です。
これ、自然公園で既に聞いた事があったから良いものの、知らなかったらかなり怖いかも。鳥の声とは思えないんですよ。


そしてグランドカオリに到着。
グランドカオリはニューカレドニア1の大きさのカオリの木で、幹の部分の太さは2,7m、樹齢1000年以上の古木です。
グランドカオリの周りは遊歩道が整理されていて、カグーの出現スポットだと言われています。
実際、私たちが到着する前に4匹のカグーを見た人がいました。



私たちもかなり粘ったのですが、カグーは現れず.......
あー、なんかツアモツでのマンタレイの二の舞になりそう。

悔しいのでもう少し先ジェルマン(ゲルマン)橋まで行く事に。


でも、居なかったんです(涙)

ここで小雨が降り始めたので戻る事に。森は雨が降りやすいのでレインコートを用意して行くと良いかもしれません。
それと赤土が飛び跳ねるので、汚れても良い服で行くと良いと思います。あとでなかなか落ちなくて洗濯が大変でした。

園内はレストランも軽食スポットもないので、お弁当の用意も必要です。

帰りは行きより早く感じましたがそれでも坂を上がるのは大変。
旦那は体が重いからかもっと大変そう。かつてのサッカー少年も年にはかないません(笑)


ついに入り口の橋(=ゴール)につきました。

橋から撮った景色です。

約3時間のサイクリングでした。
疲れたけど、とっても気持ちよかったです。旦那も気に入ったようで、タヒチでは無理だけど、またどこかでサイクリングをする機会があったらやろうねと話しました。
タヒチだと山登りとかになるんですよね。旦那はサッカーで膝をいためてしまったため、山登りは危険で出来ないんです。


自転車を返す時に、お店のお兄さんにカグーは居なかったよと言うと『よくみかけるんだけどね、残念だったね』って。
でもよく見れるところでも見つけられないのは、正に私たちらしくて笑ってしまいました。
ツアモツに行った時もマンタレイを見損ねたんですよと言うと、お兄さん『ええ?あんなに沢山居るのに!』とびっくり。
ね、私たちってそうなんですよ(涙)


これで森林公園の見学は終わり。このあとヤテの町は向かいました(続く)


上の写真はリビエールブルーに渡る橋に向かう途中の展望スポットから撮りました。
この辺は赤い色をした粘りのある土壌で、降りる途中転んでしまいました。マヌケです