夏の思い出1

2010年09月18日 | フランス生活
7月の話で恐縮ですが、トゥーロンでヴァアア(タヒチのカヌー)のレースがあったので見てきました。


ビーチにテントが張られて、手工芸品がならんでいます。
なんだかタヒチにいるみたい。
ちょっと違うのは、タヒチなら必ずあるフレッシュジュース屋がない代わりに、クレープ屋がある所。
サンドイッチもひき肉ハンバーグの代わりにアラビア風ソーセージが入っていました。

お店の人もほぼフランス在住のタヒチアン。
懐かしのイントネーションで話しています。

店の奥は大きなテントが張られ、タヒチアンミュージックの生演奏やダンスが披露されていました。
私はトエレとよばれる木製の打楽器の乾いた音が好きなんです。
買ってかえてくればよかったなと思いましたが、息子(テーブルをたたくのが大好き)に見つかれば近所迷惑になるので買わなくて正解だったのかも。

会場にはレストランもあって、夜はショーを見ながらタヒチ料理をたべられたのですが、うちは息子が小さいので断念。
タヒチの国民的ドリンク、ヒナノビールで我慢しました。

そうそう、レストランといえばタヒチから戻る前により子のお兄ちゃんから聞いたタヒチ料理店のことを聞いてみました。
戻ってから探したのですが見つからなかったんです。

そしたら、

あれなら潰れたよ

.....


やっぱり。何となくそう思っていました。


なんで探しているの?って聞かれたので、タヒチからこっちにくる前に知り合いから教えてもらったのよって話をしたら、

『アンタ、こっちにタヒチアンの友達いないの?』って。

いないよって答えたら『じゃ、私の携帯番号を教えるからアンタのも教えて。またタヒチアンが集まる会が会ったら知らせる』って言って番号を教えてくれました。
久しぶりのタヒチのノリです(笑)


工芸品のお店の中に貝のアクセサリーを作っている女の子がいました。
離島出身の子で、こちらに住んでフランスに染まっている子とは違った雰囲気がありました。
このためにタヒチから来たのかなって感じで。
聞いてみたら3日前にタヒチから移住してきたばかりなんだそう。
ずっとそのままでいてほしいなという反面、いいようにだまされちゃいそうで心配になっちゃいました。
フランス、特に南仏は海千山千、太刀打ちできないと思うのよね。

その子の島にはティファイファイ(タヒチアンキルト)展でよくしてもらった人が住んでいます。
その話をしたら、お母さんの友達だと言っていました。
なんだかタヒチへ行きたくなっちゃった。

でもフランスからタヒチへは1日がかりの旅になるから、息子が小さいうちは無理。
しばらくはタヒチのイベントを探して雰囲気に浸るしかないかも。




ーーー
スーパーでばったりいっしょにイースター島に行ったタヒチアンの女性と再会しました。
そういえば彼女はトゥーロン出身のフランス人の養子だったわ。