ティファイファイ

2009年02月07日 | ティファイファイ
ちゃんと縫ってます。
去年末からしばらく体調が悪くて何も出来なかったのですが、元気になったので作りかけのを縫い始めました。

去年のテイファイファイ展のコンクールのテーマ、『タヒチの谷』です。

コンクールは9月に終わって、私が下絵を描いた友だちの作品が2等賞に輝きました(嬉)。
入賞したらハッピーアワーで1杯おごるって話だったのに、コンクールが4月から9月に延びた為、おごってもらい損ねました(笑)

なぜ私も縫っているかというと、私は参加資格はないのですが、友だちに折角だから切ってみなよと言われて切る事にしたんです。
だから作るスピードもゆっくり.........

しかも、縫っているうちに新しいアイデアが浮んだりして....

今日は、ファラ(パンダヌス)の実の色を変えてみました。



本当は作業台にティファイファイを画鋲で固定して仕付け縫いするのですが、タヒチで使っていた作業台はタヒチを離れる時友だちにあげちゃって、まだ新しいのを買っていないのでダイニングテーブルにカッティングシートを引いて作業。

画鋲の代わりに貝の重しを乗せました。


残り1/3位なので頑張って仕上げます。



パンダヌス





ちなみに、パンダヌスの花がヒナノ。
ヒナノと言うと、タヒチの国民的ドリンク・ヒナノビールを思い出しますが、実は女性の名前です。
旦那の元勤務先にヒナノさんというタヒチ語の先生が赴任して来た時、旦那が「パンダヌスの花ですね」と言ったら大喜び。

なんでも、皆にビール、ビールと言われてウンザリしていたそう。


ヒナノちゃんを見かけたら、ビールは禁句です。




ティファイファイのコンクール

2007年08月14日 | ティファイファイ
来年のティファイファイ(タヒチアンキルト)展のコンクールのテーマは『谷』なんだそうで、先日友達から下絵のデザインを頼まれました。

ティファイファイを習いはじめて2年半、去年からはお針子のお手伝いをしたりしていましたが、遂にデザイン画の依頼ですよ!

なーんて言っても、友達に頼まれただけで別に職業にしている訳ではないんですけれどね。
わたしは職人協会に入っている訳じゃないので、コンクールには参加出来ないんです。だから良い機会なので絵だけでも参加出来たらなと引き受けました。


でも、虫やぬかった道が嫌いな私は谷へトレッキングなんて酔狂な事はしないので、本当の谷を見た事はありません。
(アドリンヌに何度も行こうって言われたけど.....)
だから、ちょっと歩いただけで見に行けるタヒチの滝の記憶を元に下絵を描きました。


バナナやヤシの木、パパイヤ、パンの木に滝、下には生い茂る草とモンステラ、アンセリウム、シダ、レッドジンジャーや滝で見たきれいな花を配置しました。
それとティキ。多分ボツになるだろうなーと思いながら加えました。
草むらの中にカニも入れておきました。居そうだから....


で、今日いつもこの友達のキルトの図案を描いているもう一人の友達(わたしの一番の友達)と一緒に彼女の家にいってお披露目。
二人とも絵は気に入ってくれました。
ただ、やっぱり谷を見た事が無い外国人の私が描いただけあって、タヒチアンの目には奇妙に移る所がいくつか。


まず花。谷の奥深くには花はあまりないそうで、アンセリウムやレッドジンジャーはボツ。
それとカニもいません
どこにでも生えている感のあるモンステラもあまり生えていないそう。

ほー、そうなんだ!


ちなみにダメだろうなーと思ったティキはOK。


結局、下の草むらは他の植物とタロイモの葉に替えて、切りました。
絵が細かいので今日は縁取りを切っただけで時間切れ。あしたまた3人で集って続きをやります。


どうなるのか楽しみです。




ボツになった部分だけ公開します


左の穴の空いた葉がモンステラ、その上のハートのがアンセリウム、真ん中の赤い花がレッドジンジャー、オレンジの花が滝のそばで見た花(名前は分かりません)

ティファイファイ展が始まりました

2007年06月12日 | ティファイファイ
毎年4月末から始まるティファイファイ展ですが、今年は大統領選挙で市役所が使えなかった為、今月に延びていました。
6月7日から10日間、パペーテの市役所で開催されています。

今年はヘイヴァの手工芸展が近いからか(6月20日から)、参加しない人もいるようで毎年見かける人がいなかったりしています。会いたかったオーストラルの子も来ていなくて残念。

でも過去2回友達のスタンドをお手伝いしていたので知り合いは増えて、私が覚えていなくても相手が覚えていて『元気だったかい?』とか話しかけられたしするようになりました。
ことしは、不定期(?)で他の友達のスタンドにお邪魔する予定。


ティファイファイ展は毎年テーマが決められていて、参加する作家さんは必ずこのテーマの作品を作らなければなりません。
テーマはコンクールにもなっています。

今年のテーマはファラ(パンダヌス)
籠を作るのに使う葉が取れる木の事です。

会場には大きな実が飾られていました。




木の実を崩してレイの飾りにしたりするのですが、試しに作家のおばちゃんに聞いたら、なんと食べられるのだそうです。
ただし、好きずき。喜んで食べる味ではないそうです。
あと、幹もヤシの芯のように食べられるそうですが、いまでは食べる人はいないと言っていました。

おばちゃんが、ぽつり
『すっかり忘れられちゃっているけど、私たちの周りには昔は食べていた物がいろいろあるのよね 』



ちなみに、この木の花の名前はヒナノ。(タヒチアンビールの名前がヒナノなんです)


コンクールで1位になった作家さんは私と同じ町に住んでいて、見せてもらった作品集には様々なデザインのティファイファイがありました。鹿やシャチなんて変わり種もあったりして。
どれも素敵なデザインでした。


そうそう、私が切ったティファイファイも何点か売られています(笑)
友達に頼まれて絵を描いたんです。
売れるかしら................

ベットカバー代理製作中

2007年02月03日 | ティファイファイ
ここ暫く記事にはしませんでしたがティファイファイ(タヒチアンキルト)は作り続けています。

いま縫っているのは友達のベットカバー。確か2m60x2m40だったと思います。
この友達、旦那の友達の奥さんのタヒチアンで、誰かにプレゼントしようとして縫い始めたものの、面倒くさくなって私に丸投げしたんです(笑)
私はてっきり、しつけ縫いしたものを購入したのかなと思っていたのですが、どうも彼女が自分でしつけ縫いをした様。
凄いことになっていました。

布の際にしつけをして、縫い代がまったくない所があったり、しつけし忘れた所があったり........
しかもね、縫い終わりの玉止めをしてい所があるの。だから縫っているうちにほどけてきちゃうワケ。
縫い目も荒いので、モチーフが微妙に動いてしまうし。

今日、作業台に広げてしつけがほどけた所や忘れている所を縫い直しました。
それで気がついたのですが、な、なんとモチーフが一部裂けてる.............

裂けている所は仕方ないので、しつけを解いて裏から細かいぐし縫いで繕っておきました。

彼女はプロじゃないので、売り物を作っている訳では有りませんが、これは正直勿体ない!でもそういうところ気にしないんですよね(笑)

実は最近はプロの友達の手伝いでティファイファイを仕上げたりもしています。
流石にプロの友達はきちんとしつけていますが、それでも中にはいい加減な人もいるそう。ミシン縫いをやっている友達が、前にこぼしていた事があります。

このベットカバー今月中に仕上げる約束なんです。

頑張らないと

ミシン縫いにチャレンジ

2006年09月10日 | ティファイファイ
ティファイファイ(タヒチアンキルト)は手縫いとミシン縫いがあって、ミシン縫いは切り端を折り込まずにそのまま端ミシンで処理するやり方と、手縫いのように折り込んで細かいジグザグ縫いで縫うやり方があります。

私は折り込んだ方の縫い方の方が、縫い目が綺麗で好きです。


友達にこのやり方で作る人がいて、色々話しているうちに教えてもらえることになりました。


で、今回は講習2回目。


この日は彼女の家に行きました。朝旦那に市場まで送ってもらって、そこでテトゥと待ち合わせて彼女の家に。
お宅にお邪魔するのは初めて。
手みやげにマンゴーのタルトを焼いて持って行きました。

前回は彼女の作品を使って練習させてもらったのですが、大事な商品がこれ以上ダメになっては行けないので、今回は小さな簡単なデザインのを切って持って行きました。(上の写真)
クッションにしてもいいし、沢山いろんな柄を作ってつなげてベットカバーにしても良いし。

行ってみると既にミシンが用意されていて、私が何も持ってこなかった時の為に、ティファイファイも用意してくれました。
でもね、まだ売り物を作れるほどの腕じゃないから、大切な作品は扱えません。

というわけで自分ので早速作業開始。
お手本を見せてもらった後、一人でチャレンジ。

その間彼女はテトゥと一緒に大きなキルトのしつけ縫いをしています。

ミシンの扱いはなれているつもりだけど、こういった細かい作業はやはり難しい。
折り込んだ端に沿うように、内側にも外側にもずれては美観が損なわれます。
お手本で見る限りでは、とっても簡単そうなんだけど、実際やるとこれがなかなか...............


最初はこんな感じ。曲線は難しい。


でも最後にはどうにか綺麗に端を縫う事ができました。



お昼は3人でタヒチアンサラダとタロイモ、マンゴータルトを食べました。
食べながらここでは書けないディープなタヒチの話や危ないタヒチ語の話など聞いちゃいました。

午後は二人のティファイファイを手伝いながら、ずっとおしゃべり。
二人とも底抜けに明るいので、話していてとても楽しいんです。

3時に旦那に迎えにきてもらって、家に戻りました。

家のミシンはジグザグ縫いができないので、家では練習できません。


また来週行く予定です。

ティファイファイ展2

2006年05月03日 | ティファイファイ
タヒチは日曜祭日は、町が閑散とします。
お店がほとんど閉まるのです。

5時30に起きて何をしたかというと、ティファイファイ展の友達のブースで店番。

今日は協会の会議があるらしく、ブースを開けなくちゃいない時間がながいので、代わりに店番してちょうだいと、前回頼まれていたんです。

ティファイファイ展自体は8時頃からオープンなのですが、準備だ何だとあるので、6時30に彼女の家に集合。
ちょうど旦那の出勤時間と一緒だったので車で送ってもらいました。

お客の入りはもう6日目なので、混雑という訳でもなく、時間によっては誰もいないなんてこともありました。

お客さんを見てみても、服装や話し振りからタヒチ在住者が多く、観光客はあまりいない様子。
ホテルに宣伝とかしていないようです。
実際お話ししたフランス本土から来た女性は『たまたま通りかかったの』と言っていたし。

友達に聞いてみると新聞に広告が載っているとのことですが、観光客は新聞なんてあまり読まないですよね。とくにフランス語圏じゃなきゃ見向きもしないはず。

道路に垂れ幕がかかっていたりもするのですが、運転中&走行中じゃよく読めないだろうし。


もっと宣伝すればいいのになぁ。
タヒチにいるとそう思うことがよくあります。


今日は1日中チクチクやって、ナプキンを一枚仕上げました。
職人のおばちゃんたちに『きれいな柄だ』と褒めてもらえました。タヒチアンは優しいのでイマイチでも褒めてくれるのですが、やはりうれしかったです。

ティファイファイ展

2006年02月23日 | ティファイファイ
毎年恒例のティファイファイ展が今年もパペーテ市役所で行われます。
日時は4月28日~5月8日まで 9時~16時(だったはず。時間は結構アバウト)
この日に備えて作品を作る作家さんも多いので、掘り出し物がみつかります。
コンペや実演もあります。

入場は無料ですので、時間があったら行ってみて下さい。

それと、ハワイ(多分ホノルルのある島)で、ポリネシアの国々の文化を紹介するイベントがあるそうです。
タヒチからもダンサー(グランバレかヘイタヒチ。どっちだかわすれちゃった.....や手工芸作家も参加します。

私のティファイファイの先生も参加するので、昨日は持って行く品物の申告書を作ったりしました。
アメリカなので細かい事にうるさいんです。

例えば、貝のネックレスも紐の部分が何でできているのかとか、貝殻と真珠貝は区別しなきゃダメとか、いろいろあるのです。
しかも、それを英語で書かなくちゃいけないのです!

私を迎えに来た旦那と3人で、あーでもない、こーでもないと、もう大変。


ティファイファイは、ティファイファイでOKってことに(勝手に)して、ネックレスは紐の部分がcordon(フランス語/紐)なのかniau(タヒチ語)を分けて英語にしなくていけません。
cordonは素材が分からないのでそのままcodeにして、niau........
?? 
そもそもこれフランス語でなんて言うか分かりません。というか、フランスには無いじゃないかと


説明によるとniauは、椰子の木の葉を乾燥させて編んだもの。
椰子の葉を乾燥....... dried coconul leaf ?
わざとアメリカ人みたいに発音して、大笑い。他に案が無いのでとりあえずこれに。

黒蝶貝を削ったnacreは、仏英辞典にmother of pearlって乗っていましたが、それじゃなんか中の身の部分っぽいので、shellをくっ付けることに。

彼女がそのまま書くかは分かりませんが(他にもっといいアイデアがある人がいるかもしれないし)、通関を通れるか通れないかは兎も角、散々笑いました。

ハワイでの催しは3月上旬から中旬だとおもいます。

ティファイファイの友達

2006年02月23日 | ティファイファイ
今日は帰国後初めて皆に会って来ました。
みんな笑顔で元気そう。
金曜日(木曜日かな?)からタオネのアオライテイニハウ広場で行われる見本市に出展するので飾り付けをしに会場に行ってみたものの、まだ準備が進んでいないのでパペーテにもどったり。

で、手工芸センターでご飯を食べておしゃべり(いつものパターン)。

とそこにテトゥ(ティファイファイだけじゃなくて、料理やタヒチ文化についていろいろ教えてくれる友達)がやってきました。

先週の月曜日に会う約束をしていたのですが、センターに来ていなかったんですよ。

『あー、先週来なかったでしょ!』とわざと怒った振りをしながら(でも笑顔でね)言うと、
『ごめーん。雨降ってたからねーー、あははははー』
カメハメハ大王じゃないんだからと思いながら、やっぱり同じポリネシアだからかなと妙に納得したりして。

東京国際キルトフェスティヴァルの話しをすると、来年は私が行くって大いに意気込むものの、東京は雪が降ると言うと、『そりゃ嫌だ』(笑)
みんなママ・エマの講習がどうだったか知りたがっていたのですが、私は伊勢旅行と重なっていてみに行けなかったんです。ちょっと残念。

その後は、一昨日のエアタヒチヌイの故障の話しから『エアータヒチ(国内線)』で遭遇した恐い話で盛り上がりました。
エアータヒチの事務所のお姉さんは『うちの操縦士は皆腕がいいので大丈夫』と太鼓判を押していましたが、タティ(おばちゃん)の話だと『珊瑚礁に接近して恐かった』とか『フラフラだった』とか様々な事故すれすれ話が......

えーもうすぐ乗るのに。


もうすいぶん前にエアフラがファアアで滑走路で止まりきれずに、海に頭が突っ込んじゃった話をすると、『エアーニュージーランド』もやったよと新情報。

ちなみに海ポチャしたエアフラには味噌を調達してくれるスッチーの友達が搭乗してました。
事故による直接的な怪我人は出なかったのですが、一人だけ間接的に怪我をしたひとがいました。
海から陸へ歩いて上がる際にウニで足をきったんだそう(笑)

こうやっていろいろお話して、今日はおしまい。

え、ティファイファイ?


ひと針も縫わなかったです(笑)


でもヴェロに、前に私が描いたベットカバーのティファイファイを切ってみるように勧められました。もうすこし手直ししてやってみようとおもいます。



ティファイファイ

2005年10月27日 | ティファイファイ
昨日今日と頭痛で寝込んでしまいました。おかげでティファイファイもしに行っていません。
本当は明日行こうと思っていたのですが、今も軽い頭痛が続いているので止めました。

さてさて、毎回ティファイファイはやりませんでしたと書いてあるこのブログを見ると、全然やっていないように見えますが、ちゃんとやっています。
センターでは主に、しつけのお手伝いをしたりしながらタヒチらしいデザインをたくさん見て勉強しています。

自分の作品やヴェロから任された作品は家でちくちく縫っているんです。
いま作っているのは、サロンにつくった棚の目かくしの為のカーテン。左右対象で、ヘイヴァで買った木のフルーツ皿と花をモチーフにしました。
まだ4面対象は上手くデザイン出来ないので左右対象です。

刺繍しながら縫って行くので時間がかかりますが、楽しいです。


というワケで、くっちゃべっているだけでは無いんですよ....

長官が来た!

2005年10月11日 | ティファイファイ
今日は久しぶりのティファイファイ(タヒチアンキルト)の日。
そしてなんと、長官(植民地等にに派遣されてくる高等弁務官)が視察にやって来ました。

いつもはセンターには来ないマアマ(おばちゃん)達も勢ぞろいで、それぞれ華やかなタヒチアンドレスを着ています。

私は7月のヘイヴァ(祭り)やヴァカンスでセンターに来る機会がなかったので、皆さんに会うのは2ヶ月ぶり。

みんな笑顔で迎えてくれるのは嬉しいんだけど、皆揃って開口一発『太ったね』。
タヒチアン、直球です。
友達のおばあちゃんも、タヒチ語で何か話してきます。身ぶりから想像するに『あんた・太った・ね』


ええ、太りましたよ。その通りです。
長官を迎えるごちそうの前で、なんてこと言うんだよ~~。

ごちそうは伝統的なタヒチ料理(=太るものが多い)
他では食べられない手作りのものばかりなので、ダイエットは明日からにして、食べちゃいました。
隣の席のマアマもたべろたべろって言うし(言い訳)

一番美味しかったのはヒナと呼ばれる小魚のフライとカツオの丸焼き。カツオはマアマお勧めの発酵ココナツをかけて食べました。
この発酵ココナツ、スーパーなんかでも売っているんだけど、手作りのは味がまろやかで美味しい。これ、貝やマグロとあえても美味しいんです。

ポエも食べて、ワインも飲んで、楽しいひとときを過ごしました。
長官は、素敵な女性でした。テレビで見るより素敵かも。

え、ティファイファイ?
今日は全然やりませんでした。
食べて話しておしまい。


気にしない、気にしない。これもタヒチの鉄則?