タヒチの朝

2005年04月29日 | タヒチ生活
今日は珍しく早起きしたので、曙の写真を取ってみました。

タヒチの朝は早いです。
6時に家を出たのに、空き地にはたむろしている人がもういます。スーパーのストライキも始まっていました。こっちのストの面白い所は、みなで食べ物を持ち寄ってピクニックみたいに食事をしたりすることです。殺気立ったフランスのストとは違い牧歌的な雰囲気すらかもし出しています(?)

フランスでは朝10時から11時に起床していた私も、最近は8時には目が覚めます。
それでもタヒチではお寝坊さんで、そんな事ではマルシェにも行けないわよとケリーに笑われました。
マルシェも6時頃に行くといいらしいのですが、私には無理.....

ちなみに学校も7時から授業があります。
モーレア島から船に乗って通ってくる生徒さんもいるようなのですが、いったい何時に家をでるのだか。

そうそう、学校といえば今日のニュースで引退する教師が多いため、フランスから呼び寄せる教師の数を増やすようになるとやっていました。

フランスでは中高の教員資格は国家試験になり、タヒチ人もフランス本土と同じ試験を同じ時間に(つまり夜中)に受けなくてはならないため、ただでさえ狭き門なのに更に取りづらくなっています。
逆に小学校の教員は地方公務員なので、タヒチの独自の試験で採用できます。

そのため中高の先生はフランスから呼び寄せているのが現状です。(予算はフランスから出てます)
教師の選択はタヒチの文部省が行います。教師でタヒチで働きたい場合は、履歴書を直接タヒチに送る形になります。選ばれると自宅にタヒチから手紙が届き、タヒチの文部省から連絡を受けたフランスの文部省から辞令がおります。

私立の学校はまた別になります。
友人(タヒチ人)は私立の中学で教鞭を執っていますが、正式な教員資格はありません。
去年まで臨時で私立の高校でおしえていた友人も修士号は持っていましたが教師ではありませんでした。

独立派が勝っても、この辺の問題をどうにかしないと独立してもうまく行かないんじゃないかしら。
あとお医者さん。これも自家生産(!)できるようにしないと。

キルト展2

2005年04月29日 | ティファイファイ
土曜日からではなく、明日(金曜日)からでした。

今日は1日お手つだいに行きましたが、皆ツアモツ語で話しているので何がなんだか分からず、全然手伝っていませんでした。
途中花を生けに来たケリーのお手伝いをしたくらいかな。

パペーテ市役所1Fから3Fまでが会場となっています。1Fは小部屋、2F3Fは大部屋で様々な作品が飾られています。
会期中は、作っている所を見学したり、作品を購入する事もできます。
値段は今日はついていなかったのでまだ分かりません。
ベットカバーだと5、6万円くらいだと言っているのを聞きましたが、手縫いなのか、ミシンなのか、デザインの細かさにもよってくると思います。


ティファイファイ(タヒチアンキルト)展

2005年04月28日 | ティファイファイ
土曜日からパぺーテの市役所でティファイファイ展が行われます。
私の先生の協会も出店するので、明日から準備のお手伝いをします。

年に1回行われる大きな展覧会で、今年のテーマは『ブーケ』。
みなそれぞれの感性でキルトのブーケを作っていました。

恐らく入場無料なのでタヒチに来られる方は是非寄って下さい。

タヒチで手術しちゃいました

2005年04月27日 | タヒチ生活
今日は手術の日。といってもちょっとした手術でチョキっといらないものを取るだけなんだけど。
それでも私には初手術。全新麻酔も初めての経験。

タヒチの朝は早いので集合は7時!
交通渋滞の事を考えて5時30起床、6時10分出発で病院に向かいました。
こういう時に限ってすいているんですよね。6時30過ぎには病院についてしまいましたが、病院はまだ空いていませんでした。

この辺までは余裕だったのですが、いざ病院が空いて麻酔が切れるまで休む病室(salle de reveil)に案内されると、徐々に緊張してきました。病室はタヒチらしくカーテンと枕カバーがハイビスカス柄!
ここで看護婦さんに渡された手術着と不織布のシャンプーハットみたいな帽子と靴カバーを着用します。

手術着はなんとパレオ!青一色の厚手の布でできていて、これを体に巻きます。
縦横ともかなりのビックサイズだったので、縦は3/1を折り曲げて、横は体に2回巻いて来ました。
このパレオ手術台の上ではシーツに早変わりする優れものです。寒くないようにパレオシーツの上に電気毛布(プラスティックと不織布性だけど)を掛けてくれました。

タヒチアンの男性が車椅子で迎えに来てくれて、いざ手術室に移動!
旦那に眼鏡を預けると、すいすいと手術室に進んで行きます。
手術室はいくつにも別れていて、私のは上に大きな電気が2つついていました。
準備をしてくれる看護婦さんは陽気に私の緊張をほぐそうとしてくれました。スタッフ全員が親切で、これが随分勇気づけてくれました。

ここで麻酔医と執刀医(いつもの先生)が登場。先生はにっこり笑って『大丈夫だよ』といいながらほほを指でなでてくれました。
麻酔医の先生は手首にプラスチックの留置針を入れて、『さーいれますよ。先ずはこれ。(ちゅー)、それからこれ(ちゅー)』と薬をいれます。この2回目の薬で胸が突然苦しくなりましたが、これが最後の記憶で、次に起こされた時は手術室の横の控え室みたいな所にいました。
気持ち良く寝ているのになんで起こすのと腹立ちながら覚醒しちゃいました。

意識が戻ると苦しいのと咳が止まりません。見た事無い先生がやって来て、咳は手術前からあったか確認した後、なにか薬を留置針から入れて酸素吸入器をセットしてくれました。
ほんの5分くらいで咳は治まり、酸素吸入器も外されて、旦那の待つ病室へ。

最初は血が流れるのがわかって気持ち悪かったけど、次第に落ち着き、看護婦さんが持って来てくれた朝ご飯(クッキーにオレンジジュース、ミネラルウォーター、ヨーグルト、りんご)も食べる事ができました。

暫く他に患者がいなかったので旦那と話しをしたりして休んで、人が増えてからは持ち込んだ小説をよんでました。

10時30には留置針を外して、先生の説明を受けてから帰宅しました。
思うに今回の手術で痛かったのは留置針を入れる時と取った跡かも。

ちなみに先生は前回と同じ抗生物質を処方しようとしたのですが、あれは体に合わないので違うのにしてもらいました。
また、仕事を休む為の診断所も書こうかといってくれたので「働いてはいないから会社用はいらないけど、家事休業用ならお願いします」と答えて笑ってしまいました。
家事休業診断所はだしてもらえなかったけど、現在休業中です(笑)

鉄火丼

2005年04月26日 | グルメ
今日はマグロの赤身で鉄火丼をつくりました。
土佐醤油で味付けをして、ネギとごまを振りかけ食べます。

赤身は安い時だと1kg1900円くらいで買えます。(トロの3倍ってところが凄いですね)
ご飯はスーパーで普通に買えるカルフォルニア米(商標:ボタンライス)を使用。無洗米です。

日本から持って来た油揚げで作ったみそ汁と一緒に食べました。

明日は病院です。今日は12時から断食(水ものめません)。
いまのうちに明日の夕飯を作っておきます。


在外投票

2005年04月23日 | タヒチ生活
毎朝日本のニュースをチェックしているんだけど、その中でおかしいのを発見。

田中真紀子さんが小泉さんのことを、
『かつら被ったニボシみたいな顔をして。1回目はダシも出たが、いまじゃダシも出ない。』
と言ったそう。言い得て妙。

ダシどころか苦ーい汁が出たりして


そんなわけで今回は選挙のはなし。
外国に住んでても日本の選挙に参加できるようになり、フランスに越してから登録しました。
ニースにたまに領事館の方が出張して来てくれるので、その際に手続きをしました。

問題はタヒチ。
こちらにはタヒチ人の名誉領事がいるんだけれど、実際に領事サービスはしていません。
タヒチに来る前に在パリ日本大使館にどこがタヒチの管轄になるのか電話で問い合わせましたが、分からずじまい。(この時電話に出た人はタヒチがどこにあるのかも知らなかった...フランス領なのに)

気を改めて、こちらに来てからメールで問い合わせた所、在留届はパリの日本大使館領事部が、在外投票の住所変更は在ホノルル日本領事館が担当することがわかりました。
ちなみにパスポートの紛失については未だに謎。
今回の人は親切で、すぐに住所変更届の用紙など必要な物を送ってくれました。

ホノルルへは、この書類と在外選挙人票を郵送しました。
ホノルルからお返事がくるのかなーと待っていた所、日本の地元の選挙管理委員会から新しい選挙人票が届きました。

郵便物は旦那が取りに行ったんだけど、選挙委員会の封筒に印刷されていた選挙のキャラクターマークをみて子供から手紙がきたと思ったらしい...
親しみが持てるようにかわいいキャラクターにしているんだろうけど、確かに選挙ってイメージじゃないな。


久しぶりに一人

2005年04月23日 | タヒチ生活
今日は体調がわるいのでテイファイファイはお休み。

実は金曜日は唯一夕方まで一人でいられる日。他の日は旦那が午前中で仕事が終わるか、休みか、お昼を食べに帰ってくるかのいずれかなので。

金曜日はお昼の空き時間が少なく家に帰ってランチを取る時間がないので、毎週お弁当を持って行っています。近くにランチが取れるレストランでもあればいいんだけど、あるのはサンドイッチスタンドだけ。
サンドイッチもフランスパンにフライドポテトとシャオメン(炒麺)と呼ばれる中華焼きそばをはさんだような超カロリックなのばかり。味もいまいちなんだそう。

そこで日本の伝統(?)お弁当の登場。
ご飯とおかず(今日はモロッコ風肉団子ケフタ)にサラダを詰めています。
弁当箱はミスドでもらったポンデライオン弁当箱。
『お子ちゃまみたい』と言いながら、使っています。

私は時間に縛られる事無くゆっくりランチを取って、CDを聞いて(旦那も私もHR好きってことでは一致するけど、時代が微妙にずれます。あと、私はUK ROCKも好き。旦那はフランスのちょっと昔の歌手がすきとこの辺もずれます)ビデオを見て、結構楽しんじゃってます。

タヒチは明日スターアカデミーで優勝したジェニファーが来ます。
この手の番組は嫌いなので、見てなかってけど、こちらでは人気があるらしい。
友人のフランス人(小学校教諭)がコンサートを見に行くって聞いてビックリしちゃった。


トロとカニ汁

2005年04月21日 | グルメ
スーパーでトロにそっくりな魚の切り身を発見。
店の人に聞くと、やはりマグロだそう。
こっちの人は(というかフランスでも)トロは好まないから店に並ぶ事も少ないと聞いていたのでびっくり。
しかも値段も1Kg650円の破格。
多分アラと同じ扱い何だと思う。

魚売り場のお兄ちゃんは塩で煮て食べといいよと言ってくれたけど、もちろん刺身よ!
生で食べるつもりって言ったら、びっくりしていたけど美味しかったら教えてねなんて言ってました。
タヒチの店員さんはお話し好きです。

その後、冷凍品売り場で、カニのハサミを発見。
キロ1260円で、山積みのカニを袋に自分で入れて下さいと、ザルが一緒においてありました。
ハッキリ言ってザルでは拾いづらかったです。
6つ購入で620円。

と言うわけで今日の夕食は豪華『トロの刺身にカニ汁』になりました。
なんかおすし屋さんに言った気分

パイナップルジャム

2005年04月20日 | グルメ
モーレアの友達からパイナップルを貰ったのでジャムにしてみました。
モーレア島はパイナップルの産地です。

先ずはパイナップルをミキサーでペースト状にし(ちょっと身が残っているとベスト)、砂糖を加えながら煮詰めます。
私の料理本には水と砂糖を加えると書いてありましたが、水ではなくラム酒を入れて、砂糖は味を見ながら加えてみました。

バニラも加えて水分がなくなるまで煮詰めて完成です。
うちはパンは食べないので、主にヨーグルトに入れて食べます。

次はパパイヤで作ってみる予定。



トゥアモツの魚

2005年04月19日 | グルメ
テイファイファイの師匠からトゥアモツ諸島でとれた魚を貰いました。
手のひら位の小さな魚で、熱帯魚みたいですた島では普通に食されているそうです。

魚は市場で買ってくるのではなく、島の人が釣ってアイスボックスに入れて持って来ていました。

塩水で茹でると美味しいと言うので、そうしてみました。
沖縄でも新鮮な魚は塩水で茹でると料理本に書いてあったし。(マース煮と言うそうです)

この魚と一緒にGros yeux(グロジュー/大きな目/日本名:アメマスカサ)と呼ばれる赤い魚も貰ったのでそれも一緒に煮て、ライム汁をかけて食べました。
ちなみにこのライムは師匠の旦那がマルキーズ諸島で買って来たのを頂いた物です。大きくてジューシーで香りがとても良いの。

グロジューは味がしっかりしていて、そのままで十分美味しく頂けました。
黒い方(名前は不明)は、淡白な味わいでライム汁をかけたほうが美味しかったです。
まだ冷凍庫に残っているので、次は他の方法で食べてみようと思っています。

ちなみに、師匠は鱗を取る事無く、そのまま魚を鍋に入れてました。
これがタヒチのスタンダードなのかも。