ヒヴァオア最終日。
14時の飛行機の為、ペンションでランチを取ってから空港へ行くことにしました。
私はエビのココナツ煮。立派なエビがごろごろ入っています。
旦那はヤギのココナツ煮。マルキーズ名物です。私も味見させてもらいました。
おいしい!こっちにすれば良かった。
ランチの後は空港へ。ジョジョの奥さんが送ってくれました。
アツオナの町から空港へは20分もかからないので便利です。
次の目的地はヌク・ヒヴァ。マルキーズで一番栄えている島です。医者もいます。
ヌクヒヴァの空港は町の反対側にあり、町までは私のガイドブックによると『45km とにかく凄まじい山道、且つあぜんとする程の悪路で3時間かかる』とありました。
でもね、山の上の滑走路に着陸し、カツオ漁船で荒波に揺られ、4WDツアーで悪路をがたがた6時間も耐えた私ですよ。
3時間くらい大丈夫。楽勝ですよ。
そう思って元気いっぱい空港に向かいました。
空港は人もまばらで、飛行機もまだきていません。
暫くすると、尾翼に国旗が描かれた小さな小さな飛行機がきました。また誰か大臣でもきたのかしら。
降りてきた人はみんなアロハシャツだけど、こっちの議員はアロハが正装だから。
でも出発時間が近付いても、まだ他の飛行機は来ません。
もしや.....と危ぶむと、空港の職員が『ヌクヒヴァに行く皆さーん』と声を上げました。マイクなんて無いんですよ。もちろん放送なんてありません。
なんだろと、行ってみると『それでは今からシートベルトの使用方法をご説明いたします』と
空港ロビーで解説をはじめました。
ライフジャケットやマスクの説明も。
.......ってことは飛行機にスッチーは乗らないのね。
.......そしてあの『これはセスナですか』てな小さいのが私たちの飛行機な訳ね....
それを裏付けるかのように、私たちの荷物が小さな飛行機に積まれていきます。
私が今までに乗った一番小さい飛行機は、ブリュッセル発トゥーロン行き。それでも今目の前にある飛行機よりは
ずっと大きい。
空港職員は笑顔で『それでは行ってらっしゃい』と私たちを飛行機へ誘います。
で、もちろんみんなが乗ったらバイバイ。
乗ると中も本当に狭くて、操縦席のドアもありません。
まあ、マルキーズにテロリストなんて来ても意味がないだろうけど。
席は数えた所18席。乗客は8人です。
プロペラの音はするし、ほんとに飛ぶのか、今さら逃げられないけどこんなはずじゃなかったと頭の中はパニック。
そして離陸。
ごめんなさい、ナメきってました。楽勝じゃ無いです。カツオ漁船も恐いけどこれも恐い。
ブーンって音はするし、雲のせいかストーンと落ちるし、しかも壁が薄いのかビリビリ言ってる。
足ものからは冷たい空気も..........
前に座ったタヒチアンのおばちゃん達も恐いのかつっぷしたまんま。
無事着けるの??
上昇して安定したのか、途中からは揺れること無く飛びました。
でも油断大敵、着陸が待ってます。
暫くするとヌクヒヴァが見えてきました。
滑走路も見えます。こちらは平地にあるようで、これは良かった。
飛行機はゆっくりゆっくり下降します。もー、恐いのなんのって。
でも無事に着陸。
荷物もすぐ出てきました。(小さいからね......)
ヌクヒヴァの空港です。
空港には既にパールロッジの方が迎えに来ていました。
普通の4WDです。
飛行機のショックで忘れていましたが、これから3時間のサファリツアー................
道は評判どおりの悪路。
とちゅうで牛はいるし
馬もいるし
挙げ句の果てにヤギ一家が道の真ん中でくつろいでいたりしました。
ずいぶんガタゴト揺られた後遠くに目指すタイオハエ湾が見えてきました。
そして最後の方になって、鋪装された道にさしかかりました。
ずいぶん新しそうです。運転手のおじさんの話だと、新しい部分はつい先日工事が終わったのだとか。
実は鋪装工事が進んでいて、いまでは天気がいい日だと2時間で空港からタイオハエへ行けるようになっています。
工事がどんどん進めば、空港からの道のりもぐっと近くなるんでしょうね。
ついにホテルにつきました。
ヌクヒヴァはペンションではなくてホテルにしていました。キャンペン中だったのもありますが、ホテルの運転手のほうが安全かなと思ったのもあります。
ホテルはパールリゾート系のパールロッジ。湾を見渡す高台にバンガローが建っています。
バンガローにはバルコニーも付いていて、タイオハエ湾を見渡すことができます。
窓も大きくて開放的。
でも残念ながら雨が降っていたのでこの日はこのまま部屋でのんびりしました。
夜は次の日ダイビングをすることにしていたので、お酒は飲みませんでした。でもたくさん揺られたせいか、気分が悪く頭痛薬をのんで早めに休みました。
つづく