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ココアのhappy palette

小さなしあわせさがして…

乳がん勉強会&コーラス

2015年07月05日 | 乳がん
先週も、ほぼ出ずっぱりの忙しい1週間でした。
昨日は、乳がん患者会(Vol Net)の勉強会と、コーラスの発表がありました。

ほぼ1年ぶりに、がん友のぴろんぱさん・ちゃーさん・さこさんと有楽町駅に集合!
折しも日本乳癌学会が目の前の東京国際フォーラムにて行われていて
それぞれの主治医も来ているのだろうと、横目で見ながら



早目のランチは、三菱一号館美術館内にあるCafe1894
11時半前に到着したのに、すでに店内は満席。
お待ちの方も何組もいましたが、待つことにしました。
こちらは、以前にもオフ会で来たことがあって二度目のブログ登場です。

元々三菱一号館は、明治27年、英国人建築家ジョサイア・コンドル氏によって設計されました。
ジョサイア・コンドル氏は、旧岩崎邸・旧古河邸・ニコライ堂などを
設計したことでも知られていますね。
19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられていました。
しかし老朽化により、昭和43年に解体され、40年あまりの時を経て、
コンドル氏の原設計に則った三菱一号館美術館として、
平成22年春に東京・丸の内に蘇りました。



このCafé1894は、かつて銀行営業室として利用されていた場所に造られました。
1894(明治27)年の三菱一号館竣工当時の残された記録から
可能な限り忠実な復元をされたようです。
柱の美しさ、高い天井にも目を奪われます。



復元される前の銀行の写真見るとそのままのよう。
照明の下には、その当時と同じ銀行の窓口もオシャレなインテリアになっています。



重厚感のある店内。



窓から見える緑も輝いて。



ランチは4人とも「Café 1894 ガーデンプレートランチ」
サラダ・グラタン・サンドイッチ・ハーブティーのセット1580円。

お喋りなランチであっという間に、勉強会の時間が近づいてきて
会場となる、神田へと中央線で移動。

今回の勉強のテーマは、
乳がん最新治療とその変遷。
St.Gallenコンセンサス会議を中心に ~過去・現在・そして未来へ~
講師は、市立岸和田市民病院 乳腺外科部長 吉村吾郎先生。

St.Gallenコンセンサス会議とは、2年に1回スイスの世界遺産都市
St.Gallen (ザンクトガレン)で開催される世界的に代表的な乳癌学会です。
日本の乳腺専門医はザンクトガレンとサンアントニオおよび
日本乳癌学会のガイドラインをもとに日常診療を行っています

近年、乳がん診療を取り巻く環境は大きな変革期を迎え、
誰もが同じ治療をするのではなくて
患者一人一人に合った最適の診療「テーラーメイド」の治療になりつつあります。
検査にしても、乳がん先進国では
遺伝子診断に移行しており、日常診療に導入されているそうです。

やはり気になるのは、ホルモン治療を5年か10年かで悩む方も多いと思います。
私は当初は5年の予定でしたが、最近のエビデンスでは
10年の方が、予後がいいとのこと。
特に閉経前に乳がんにかかり、ホルモン治療で閉経を迎えた場合は、
タモキシフェンで5年治療して、その後アロマターゼ阻害剤を5年追加するかのがBESTらしい。
なので主治医も10年を勧めてくるような気がします。

それに、がんは5年経つと卒業とか言われますが
予後がいいとされるホルモン依存型の乳がんは、
術後5年以降の方が再発や転移が多いとのこと。
こんなことを聞くと怖くなるし、治療を続けたいと思います。
しかし、タモキシフェンであと5年追加ならいいのですが、
アロマターゼ阻害剤は、骨粗鬆症や関節痛など
副作用が強いので、できれば飲みたくない。
知らない間に、骨折なんてこともあるらしい。
来年の春には、一応5年の区切り。
悩むところですが、多分主治医に従うと思います。

勉強会は、コーラスがあるので最後までは居られず
途中退席となりました。
ぴろんぱさんとちゃーさんから、LINEでその後の話を教えてもらいました。

乳がんについては、知識も浅いので
もしも間違った記述があったらごめんなさい。

淡路町から地下鉄に乗って、コーラス会場へ。
この日は、杉並区のコーラス連盟のサマーコンサート
リハーサルに5分遅れで、息も絶え絶え汗もかきかき到着。
その後ドレスに着替えて、無事本番を迎えました。



今回もイタリア歌曲
トスティの「Ideale理想の女」「L'Ultima Canzone最後の歌」を
気持ちよく唄い、今年はこれで、発表会も終わり。
来年に向けて、今度はどのような曲でしょうか。

今週も乳腺外科の診察があったりと、バタバタ忙しい日々になりそうです。