内容紹介
温かい気持ちになったあとに、思わず涙があふれてしまう。
――風格のある原宿の洋館はGHQの接収住宅でもあった。
そこに小さな女の子はなぜ出没するのか?
戦時中、「踏めよ 殖やせよ」と大活躍し焼夷弾をあびながらも生き延びたミシンの数奇な運命とは?
少しぼけた仙太郎おじいちゃんが繰り返す、「リョーユー」という言葉の真意は孫娘に届くのか?
おさるのジョージの作者たちは難民キャンプで何をしていたのか?
やわらかいユーモアと時代の底をよみとるセンスで、7つの幽霊を現代に蘇生させる連作集。
【目次】
第一話 原宿の家
第二話 ミシンの履歴
第三話 きららの紙飛行機
第四話 亡霊たち
第五話 キャンプ
第六話 廃墟
第七話 ゴーストライター
読書備忘録
おばけぇ~・・・ってお話ではなくて、不思議だったり切なかったり・・・
きららの紙飛行機
よかった。
ゴーストライター
おぅおぅ、やっぱりそうだったのね。
山内朋恵「紅い時」の万座理恵子は有名な話だけれど、水戸井重仁、神林真理子、提松清・・・ゴーストだったか!
★★★☆☆