まったり☆てぃ~たいむ

いくら寝ても眠いのは何故?(・ω・*)?

ガリレオ 第9話

2013-06-11 23:18:23 | ドラマ

第9話

『攪乱す(みだす)』





『親愛なる警察の諸君へ

私は悪魔の手を持つ者である。

その手を使えば自在に人を葬ることができる。

警察には私を止めることはできない。

悪魔の手は人間には見えないからである。

警察は被害者の死を事故と判断するしかない。

愚かな君たちはこの警告文を悪戯と決めつけるだろう。

そこでまずはデモンストレーションを行う。

それによって君たちは私の力を思い知ることになる。

自分たちでは手に負えないと思うなら

例によってT大学のY准教授に助けてもらえばいい。

これはどちらが真の天才科学者かを決める勝負でもある。

では准教授によろしく。 悪魔の手』


警察に犯行声明文らしきものが届いた。

そこへ美砂に湯川から電話が。

湯川にもその手紙が届いたらしい。



男性がビルから落下。

犯人は2通目をポストに投函。



湯川の研究室へやって来た美砂。

警察にも湯川にも2通目の手紙が届いた。


『予告どおり悪魔の手のデモンストレーションを行った。

上田重之なる男を転落死させた。』


最初の手紙が届いた日に上田重之が

転落死していることが分かったと美砂。

上田はガラス窓清掃員でパチンコ店のガラスを清掃中に転落。

警察は死亡事故との関連を調べてるが

今のところまだ何も分かってないとのこと。

美砂のせいでこんなことに巻き込まれていると湯川。

週刊誌にも湯川のことが記事になっていた。


「この記事の件はすいませんでした。

でも悪魔の手がこれを見て思いついたイタズラなら

事件性はありませんよね?」


「僕に届いた2通目の手紙の裏を見ろ。」


そこにはインターネットのアドレスが書いてあり、

アクセスすると映画のサイトに繋がった。


「こんな書き込みがあった。

『私は3日に見に行きます。

感動のあまり落ちないようにしないと。

品川のパチンコ店より愛をこめて。 窓拭き清掃員』

これが書き込まれたのは6月2日。」


「えっ? 6月2日!?」


「上田さんが転落死する前日。

これを 犯人からの犯行予告と読めなくもない。」


「悪魔の手は本物ってことですか?」


「何をもってして本物と言えるかどうかは分かりませんが。

事件前日に犯行予告が書き込まれて

その通りに人が死んだとなったらもうイタズラとは言えないじゃない。

湯川先生の知り合いの科学者で

そういうことをしそうな人はいますか?」


「誰だ?」


「分からない。 僕が知ってるのは彼らの実績だけであって、

人間性についてはほとんど何も知らない。 思いつかない。

ただ手紙の差出人が科学者を名乗るのであれば

悪魔の手はオカルトではなくなんらかの根拠のある

科学的な方法である可能性は高い。」


科学者の中で湯川を嫌いな人はいるかと美砂に、

いるだろうが気にしないと湯川。

栗林を疑い出した美砂に、

湯川は栗林にそんな酷いこと出来る訳がないと。

何がなんでも手伝ってもらいたい美砂だが、

自分たちを巻き込むなと突っぱねる湯川。


「もう巻き込まれてるでしょ?

悪魔の手は先生に挑戦してるんです。

先生はもう事件の渦中にいるの。」


「僕に挑戦してなんの意味があるんだ?

犯人ならば警察に挑戦すればいい。

僕に勝ったところでなんの名誉も得られなければ

なんの賞品も出ないんだ。」


「ダメです! !

先生には絶対に勝ってもらわないとダメなんです。

また人が死ぬかもしれないんです。」



結局手伝うハメになった湯川は、

男性が転落死した現場へ行き検証する。

誰かに突き落とされた訳ではない。

建物を揺らすような衝撃も、

突風のようなものがあったという事実もない。


「まさか、目に見えない力があるとか?」


「目に見えない力ならいくらでも存在している。

例えば磁力。 更には万有引力。

こうやって今話してる僕と君との間にも引力は存在してるんだ。

しかし今回犯人が使った見えない力は、そのどちらでもない。

磁力ならば作業員以外のものが落下していないと不自然だ。

更に引力だとしても。

仮にブラックホールのようなものを作ったとしてもそれは同じことだ。

実に面白い。」



また警察に手紙が届いた。

美砂は湯川のところへ行き報告。


『さて悪魔の手の存在を証明したところで私から要求がある。

警察が記者会見を開き私の存在を広く世間に知らせることだ。

ただそうなれば悪魔の手をかたる偽者が現れるだろう。

偽者を見分ける方法を教える。

それが同封した乱数表だ。 悪魔の手 さ行G列96』


乱数表のコピーを見せる美砂。


「なるほど。 暗号の一種か。

これがあれば今後の手紙が本物か偽物か

君たちはすぐに 判別できる。 実に親切な犯人だ。」



6月7日。

踏切の前で止まった自転車の男性が突然苦しみ出し線路へ・・・

それを近くで見ていて笑う犯人。



カルチャースクールで老人相手に講義をしていた高藤。

タイトルは『生活の中の科学』。

人が少ない上にまともに聞いてる人は殆どおらず・・・

そこへ栗林がやって来た。


2人は高藤の家へ。

1回8,000円の講義とのこと。

いいバイトだという栗林に本職だと高藤。

会社は辞めたのだそう。

看護師の奥さんは仕方ないと言ってくれたそう。

その奥さんは今夜は夜勤だと。

湯川の話になり、悪魔の手から挑戦状が来たと話す栗林。


「迷惑してんのは僕なんだよね。

生意気な小娘刑事から容疑者呼ばわりされちゃって。」


「湯川先生も振り回されてんだ。」


「どうかなぁ~?

あの人はホントは興味ないんじゃないの?

悪魔の手なんて。」


「えっ?」


警察もホントは相手にしていないのかもと栗林。



太田川と美砂はここ数ヶ月の間に

都内で起こった死亡事故を見直していた。

今まで事故として処理されたものが、

悪魔の手の仕業かもということらしい。



すっかり酔っ払った栗林は、

携帯を忘れたのを高藤に渡される。

栗林が帰った後、寝室へ入った高藤。

壁や襖には湯川の記事がぎっしり。

そして無数の穴も・・・

高藤はその記事の湯川の写真に針で何度も刺した。



美砂はまた湯川の研究室へ。


『6月7日 夜。 石塚清司という人物が電車にひかれて死んだ。

私の悪魔の手の力だ。

Y准教授によろしく。 悪魔の手 て行O列88』



4日前の7日、大田区で男性が電車と接触し死亡。

乱数表の数字も合致し本物だった。

そして警察に届いた手紙の裏にはアドレスがあり、

プロ野球チームの公式サイトの掲示板に繋がった。


『今日の試合はボロ負け。 もう今年の優勝は絶望。

あーもう生きる気力ゼロ。

明日電車に飛び込んじゃうかも。 by2人目のファン』


投稿時間は事故の前夜。

亡くなった石塚は秋には結婚を控えていて、

人生に悲観するようなことは何もなかったそう。

それに熱烈なサッカーファンとのこと。


湯川は何故犯人は身元を悟られる可能性があるのに

ネットを使うのか気になった。

面倒なことしなくても郵便を使った方が安全なはずと。


その時、美砂に電話がかかって来て、

悪魔の手がマスコミに声明文を送って騒ぎになっていると。

警察の記者会見を街頭ビジョンで笑いながら見ている高藤。

同じくそのニュースを見た湯川。

そして犯人・高藤から湯川に直接電話が。

だが湯川の問いに答えず乱数表を言うばかり。

話にならず電話を切る湯川。



学校や企業に悪魔の手を名乗る犯行予告が

次々と届いて大変だと美砂。

乱数表が書いてないから偽物と分かるけど、

それでも営業停止する場所も出てきていると。

そんなことよりやはり湯川が気になるのは、

犯人が予告をネットで行い、声明文を手紙で送りつけること。


「更に疑問は事故が起きたのは7日。

犯人が石塚さんを殺したという犯行声明文を

ポストに投函したのは10日。

つまり犯行から3日も経っている。

この間、犯人は何をしていた?

疑問はまだある。 普通は犯行予告があって

犯行声明文が出てくるのにこれじゃ全く逆だ。」


「殺すことに拘ってたからじゃ?

ああいや。 さっき先生が言ってたこの3日間です。

実は石塚さんは意識不明の重体が続き3日後、

つまり6月10日に亡くなったんです。

それをニュースで確認してから犯行声明を出したからじゃ?」


「なるほど。」


「悪魔の手なんて名乗るからには

犯人は殺さないと気が済まないんですよ。」


「違う。 犯人がコントロール出来ない何かが存在している。

少なくとも犯人は意のままに事故を起こし、

人を殺せるというのは嘘だということだ。」



過去のことを思い出している高藤。

研究の成果を発表した時、湯川が欠点を指摘していた。

今でも怒りが込み上げる高藤。



湯川は学生たちに悪魔の手の痕跡を捜させていた。

PCに向い検索している学生たち。

よく分からない美砂は湯川に説明を求める。


「犯人は犯行予告をネットの掲示板に書き込み、

翌日その通りに 実行した。

しかし必ずしも全てが成功している訳ではないんだ。

上手くいかなかった場合は犯行声明文を警察には送らず

犯行予告の存在を知らせることもない。

事故を起こせなかったら犯人にとっては当然失敗だ。

しかし事故を起こせたとしても被害者が死亡しなかったら

それもまた失敗なんだ。

おそらく被害者の死亡を確認しないと

犯人にとっては何か都合の悪いことがあるんだろう。

死亡しなかった被害者は悪魔の手について

何かを知っている可能性があるということだ。」


学生がアイドルのサイトである痕跡を見つけた。


『毎日車で聴いてます。

明日は高速を走って銀座に買い物。

音楽に夢中になって事故らないよう

気をつけないと。 2人目のファン』


石塚の時と同じハンドルネームだった。


「この書き込みが悪魔の手による

犯行が失敗した時のものだったとするなら、

2人目の犠牲者となる候補者が他にもいたということになる。

岸谷くん、調べてくれ。

6月5日に銀座に繋がる高速道路で起こった事故全てを。」


「死亡事故全てを?」


「違う。 死亡しなかった事故全てだ。」



事故ではないが首都高5号線の側道で

停車している乗用車を通りかかったパトカーが発見し、

運転していた女性を保護したという報告があった。


その女性に話を聞きに行った湯川と美砂。

高速道路が波打ったように見えたが、

他の車は普通に走っていたから眩暈だと気づいたと女性。

耳鳴りのようなものもしたと。

頭の中で物凄い音が響いて、なんとか側道に車を止めたとのこと。

病院にも行ったがなんの異常もないと言われたよう。

それを聞いていた湯川は何か閃いたようで、

鏡台の鏡に口紅で数式を書き始めた。



湯川はTVにライブ中継で出演しインタビューに答える。

脅迫に従わなかったとしても

犯人からの報復を受ける心配はないと湯川。


「犯人は特定の場所で事故を起こすことは出来ても、

特定の人物を事故死させることは出来ないと言うことです。

犯行声明文に書かれてある被害者の名前は

報道によって知り得たものです。

つまり、犯人はどこの誰かも分からずに殺害しているんです。

後から辻褄だけを合わせているんです。

まあ、ただの後出しじゃんけんとでも言いましょうか。

そして犯人が使った手段は単純な従来科学です。」


「従来科学というのは?」


「昔からあるありふれた技術ということです。」


「なるほど。 かなり次元の低い事件ということですね?」



その番組を見ていた高藤は

また湯川に指摘されたことを思い出した。

欠点があるのでは?と問われた高藤。


「条件管理は将来的には困難ではなくなるはずです。」


「条件管理が困難でなくなるのであれば、

僕が考案した磁界歯車方式の方が効率的

且つ、経済的だと思います。」


「僕は経済性だけを追求している訳ではありません。」


「だとすれば、それは従来科学の域を出ていないと

言えるのではないでしょうか?

勿論、高藤さんのご研究の全てを

否定している訳ではありません。

アプローチそのものは大変面白いと思いました。

どうもありがとうございます。」


呆然とする高藤。


テレビを消し、リモコンを投げつけた高藤。



美砂が湯川のところへ来て、

どうしてテレビに出て捜査内容に関わることを明かしたのかと。

湯川は美砂に葉山キャンパスで実験を行うと。

その情報をサイトで公開していた。


「テレビでの僕の発言で犯人はプライドを傷つけられたはずだ。

次は特定の個人を狙う。 つまり僕を。」



栗林の運転で葉山へ向かう湯川。

左車線をそのまま走り高藤の車を誘い出す。

湯川の乗った車を追いかけ右車線に来た高藤の車。

「死ね!」とスイッチを入れるた。

様子がおかしくなりハンドルをとられた栗林に

ヘッドホンをつけ、スイッチを押した湯川。

すると栗林は平常に戻る。

車越しに目が合った湯川と高藤。

全て仕組まれていたことを悟ったのか、

スピードを上げた高藤。

湯川は美砂に電話し、車種とナンバーを伝える。

周りにいた車は覆面パトカーで高藤を追い詰めた。

車の中には大掛かりな装置が。



高藤は取り調べを受ける。

奥さんと言っていた女性は籍を入れていなく、

ただの同居人だったようで、

現在連絡が取れないとのこと。

どこにいるのかと美砂の問いに、

奥多摩の山の中に埋まっていると高藤。


「由美は半年前に殺されました。」


「殺された? あなたが?」


「僕じゃない。 由美は・・・

僕の妻を殺したのは湯川学だ!

あいつさえいなけりゃこんなことにならなかったんだ!!」



湯川の研究室へ報告に来た美砂。

栗林は高藤が犯人だったことにショック。


高藤は自称物理学者で、

元々は東京工業化学大学で物理の講師をしていたが、

10年前に退職し、それから転職を繰り返し

今はカルチャーセンターなどで一般人に

科学の講義をしているがほぼ無職だと美砂。


高藤が使ったのは相手の平衡感覚を狂わせるものだと湯川。

栗林につけたヘッドホンは、微弱な電流を内耳に流し

平衡感覚を元に戻したとのこと。


高藤は10年前の研究発表で

湯川に自分の物理学者としての人生を潰されたと思っていた。

半年前に同棲相手に自分の境遇を他人のせいにしかしてないと、

もう別れると言われカッとして殺し、

それをも湯川のせいにしている言う美砂。

今回の事件はそれが引き金になっていると。

高藤は栗林が湯川の助手だと分かり近づいたそう。


「そんなことは知らなかった。」


「栗林さんは共犯者?」


「違います! 私は彼に何の協力もしてません!!」


「ああ。 それはホントです。

高藤も栗林さんからは有益な情報は

何も得られなかったって言ってます。

ただの愚痴り合いだけだったって。」


蹴落とすと言っていたことが湯川にバレた栗林。


「栗林さん。 どうぞ蹴落として下さい。」


笑顔で言い、講義に向かった湯川。





今回は久々にガリレオっぽかったな~。


けど犯人は子供みたいな理由だったけど。


全然高度なやり合いではなかった。


栗林はつくづく残念な人だ(笑)


次回は天海祐希がゲスト。


楽しみではあるけど、原作のイメージとはちょっと違うかな。





【ガリレオ】

第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章

第7章 第8章 第9章 最終章

ガリレオΦ(エピソードゼロ)


第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

第8話


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 空飛ぶ広報室 第9話 | トップ | & 6巻 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (祐美)
2013-06-14 21:53:41
この回で、すごく腹が立つシーンがありました!
それは、湯川先生の写真にいっぱい穴をあけてたとこ!
演技とはわかってても、ファンとしては許せません!

来週は聖女の救済、まだ文庫本を買ってません・・・
早く買わないとね~

真夏の方程式の公開まで、あと2週間!楽しみです!!
最近、映画館にある看板を写メしまくりました(笑)
>祐美さん (マカ)
2013-06-14 22:17:52
>湯川先生の写真にいっぱい穴をあけてたとこ!

あ~・・・(‐∀‐;)
確かにファンには許せない行為ですね。
水も滴るいい男じゃないですが、
穴があいてもいい男ということでお許しを(笑)

『聖女~』まだ買っていないのですね。
祐美さんはドラマが先になりますね。

『真夏~』の公開もうすぐですね。
写メしまくりましたか!!
チラシも沢山もらいましたか?(笑)

コメントを投稿

ドラマ」カテゴリの最新記事