「お前の推理は、全ボツだ」
駅前からゆるやかに続く神戸北野坂。
その途中に佇むカフェ『徒然珈琲』には、
ちょっと気になる二人の“探偵さん”がいる。
元編集者でお菓子作りが趣味の佐々波さんと、
天才的な作家だけどいつも眠たげな雨坂さん。
彼らは現実の状況を「設定」として、
まるで物語を創るように議論しながら事件を推理する。
私は、そんな二人に「死んだ親友の幽霊が
探している本をみつけて欲しい」と依頼して…。
思ってたよりもサクサク読めた。
一風変わった探偵モノでそれぞれのキャラが魅力的。
中でもパスティーシュがいい。
でも何故パスティーシュと呼ぶ?
話はミステリーというよりはファンタジーって感じかな。
2人が追っている?紫色の指先の謎が気になるところ。
続刊も読みたいと思う。
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