第1話
『結婚は当然!?義務!?
できないVSしない女!!
未婚女の恋と結婚!?』
大学の講義。
2012年、日本では生涯未婚率が過去最高に。
男性の5人に1人が50歳までに一度も結婚しておらず、
特に女性の未婚率はどんどん上昇しているとのこと。
けど、いずれ結婚しようと思っている人は
全体の89.4%にも及ぶそう。
「つまり、現在結婚していない人のその大多数は
結婚したいと思っているということです。」
旅行代理店に勤める千春と後輩の真里子。
千春はいつかは結婚したいと思っている。
前の彼氏と別れてから既に5年経ってる千春。
真里子はどんなことがあっても30までには結婚したいと。
「私だって、四捨五入すればまだ30だし。」
「来週から40じゃないですか。
今週末35歳の誕生日でしょ?」
そこへカップルのお客さんが。
真里子に促され声をかける千春。
なんと元彼の圭介で、しかも新婚旅行の相談だった。
再び大学の講義。
一方で一生結婚するつもりがないという人の割合も
緩やかだが増加しているとのこと。
お客さんと話をする春子。
「結婚する必要を感じないですね、私は。」
部下でも紹介しようかと言われるが断る春子。
将来を約束した相手はいると・・・
仕事がそうらしい。
絶対に裏切らない最高のパートナーだと言い切る。
再び大学の講義。
「また、経済状況の悪化から
将来に希望が持てない人が多くなりました。
それに伴って、近年急速に増えているのが、
結婚など無理だと諦めている人たちです。」
花屋で働いている純平と瑞希。
「結婚? 無理じゃないかな、俺は。
人を幸せになんてきっと出来ないし。」
またまた大学の講義。
「自分の人生すらままならないのに、
他人の人生まで背負うなんて出来ない。
そういった消極的な理由から、
彼らは結婚に対して後ろ向きになっているのです。」
千春が圭介カップルを接客中。
日程が決まったよう。
帰り際、圭介が「千春も頑張れよ」と言い帰って行った。
「頑張れって、一体何を頑張れば?」
「結婚じゃないですか? やっぱり。」
「頑張れば、いつかは出来るのかな? 結婚。」
千春は真里子、森田と一緒にランチ。
ショックなことがあるとヤケ食いに走る癖、
直した方がいいと真里子に言われる千春。
別に未練がある訳じゃないけど、
別れ方がなんとなくだったからと。
喧嘩した訳でもないし、嫌いになった訳でもないし、
けど結婚って感じでもなかったからと千春。
それが元彼は一転して新しい彼女と結婚。
「あの頃結婚してたら、今頃どうなってたのかな・・・」
千春が家に帰ると、妹の千夏と彼氏・陽一郎が来ていた。
けど千春が帰って来たことに気づかず千夏が言った。
「お姉ちゃん、早く結婚してくんないかな。
私、お姉ちゃん結婚したらさ、
陽ちゃんとこの家戻って来るつもりだから。」
「僕からみたら、結婚してないのが
不思議なぐらいですけどね。 お姉さん。」
ドアの外で会話を聞いていた千春は、
頃合いを見て部屋へ入った。
千春が部屋にいると母が入って来た。
千夏が言ってたこと聞いてた?と。
「許してやりなさい。
一応心配してるんだから、千夏なりに。」
「分かってる。」
「ねえ、千春。
ホントに結婚のこと、どう考えてるの?」
母に色々言われ、イヤになった千春は出かけてくると出て行く。
コンビニで買い物をして公園に行く春子。
すると公園のベンチで千春がビールを飲んでいた。
「ハア・・・結婚ねぇ・・・
出来ればとっくにしてるっつーの!!」
言いながら紙飛行機を飛ばす。
紙飛行機は噴水の中へ。
それを見た春子が「早く拾わなきゃ」と水の中へ。
紙飛行機と一緒にブレスレットが飛んだことに気づき、
千春も水の中へ。
排水溝に引っかかると言い、紙飛行機を拾う春子。
千春もブレスレットを拾う。
その時、噴水が飛び出した!!
ずぶ濡れになってる2人。
そこへ警察官が来て補導されてしまう。
調書を取られ、解放されたのは翌朝。
「あ~あ、最悪!
補導されたのなんて34年生きてて初めて。」
「44年でも。」
千春は春子に話しかけるが、
春子は「お互い忘れよう」と。
そしてその場で別れるつもりだったのに、
くしゃみをしている千春を放っておけず家に連れ帰り、
なんだかんだと面倒をみてしまった。
春子が会社へ行くと、上司・樋口から
ある店を見てきて欲しいと言われる。
その店は純平が働いている花屋だった。
取り敢えず名刺を渡し、挨拶をする春子。
一方、千春が会社へ行くと、
元彼・圭介から聞いたと大学のサークル仲間だった
久保裕司が訪ねて来ていた。
社員旅行の幹事になったと相談に来たよう。
「千春さ、今晩空いてる?
飲みながら相談に乗ってもらうのってどう?」
そして裕司と飲みに行く千春。
昔、千春と35になってもお互いひとりだったら
結婚しようとの約束を覚えていた2人。
翌日、真里子にその話をした千春。
それってプロポーズじゃないのかと真里子。
次に会う約束もしたらしい。
社員旅行の下見に行くだけだと言う千春だが、
まんざらでもない様子。
そして伊豆へ下見に行く千春と裕司。
観光したりしてすっかりデート気分の千春。
裕司からお礼に夕飯を誘われ、
明日千春の誕生祝いをしようと。
帰宅すると千春が現れビックリする春子。
借りた服を返しに来たと。
そして一緒に食事しようと部屋へ上がる。
上機嫌で用意する千春に、何かあったの?と春子。
結婚の約束の話をする千春。
「もしかしたら、その約束のとおりに
なるかもしれないなって。」
「変に期待しない方がいいと思うな。」
20台の約束と今の約束は違うと。
「寂しさから、昔の約束に縋るのはやめた方がいいと思う。」
「分かってます。 そんなこと。
でも 私やっぱり 結婚したいんです。
信じるのっていけないことですか? 帰ります。」
裕司と会う千春。
既にお店は予約済みとのことで、喜ぶ千春。
「35になってもお互いひとりだったらか。
俺も若かったよな。
あん時、深く考えてなかったけどさ、
俺が35になったら千春も35だもんな。
やっぱり昔の約束は昔の約束だよな。」
その言葉にショックの千春。
帰りにサークル仲間だった唯一の独身友達・つぐみから電話が。
今から会えないかと言われ、待ち合わせ場所へ行くと、
妊娠してたことが分かり、最近別れた彼と結婚することになったと。
おめでとうと言いながらも、取り残された気分の千春。
その頃、春子は会社で樋口と会っていた。
見に行った店はどうだったかと聞かれ、
いい店だったが店長が不在だったと春子。
「店長は君だ。
君にあの店の店長になってもらうことになった。」
人事異動であの店に出向だと。
会社の方針が変わり、
今後会社は家族を主なターゲットにするとのこと。
「私が結婚していないからですか?
結婚していないから不適格ということですか。」
理不尽に感じながらも受け入れる春子。
千春はフラフラ歩いていた。
人とぶつかり転んでしまう千春。
そこへ純平が声をかけてくれた。
よくこけるんだと千春。
「みんな上手に歩いてますよね。」
自分もそう感じることがあると純平。
「自分は当たり前のことが出来ないみたいだなって。
みんなが普通に出来てることが、
どうして自分には出来ないんだろうって、よく思います。」
そして純平はディスプレイ中の花を1本千春に渡す。
「『一歩』って言うんです。
ガーベラの花言葉。」
春子が公園に行くと、また千春が飲んでいた。
声をかける春子。
「いつかひとりで死ぬんですかね、私。」
「何言ってるの?」
「でも、結婚出来ないっていうことはずっとひとりっていうことでしょ。
35で駄目ならこの先もっと駄目っていうことですよね。
私もう家族を持つのには相応しくないっていうことですよね。
春子さんみたいに仕事を生き甲斐にしてきた訳でもないし。
誇れるものなんて何にもなくて。
ただこのまま年を取っておばあさんになって最期は独りで。
それって何だか凄く・・・寂しいですよね。」
「私も同じ。
仕事だけは裏切らないと思って今までやってきたんだけどね。
今日店舗に出向だって言われちゃった。」
靴を脱いで噴水に入りに行く春子。
「結婚してなくて、何が悪い!!」
「ちょ、ちょっと。 春子さん、何やってるんですか!?」
「千春もおいでよ。」
「えっ? 今、名前。」
「やってごらん。 スッキリするから。
喉の奥に 詰まってる言葉あるんでしょ?
飲み込んだままじゃ辛過ぎるよ。」
千春も靴を脱いで入る。
「道具じゃない!!
女は子供を産む道具じゃない!!
結婚してるのが普通とか言うな!!」
「そうだ! 結婚してなくたって駄目じゃない!!」
「結婚しなくて何が悪い!!」
「何が悪い!!」
その時、また噴水が噴射。
また補導されてしまった。
春子の家で服を乾かす2人。
初めて公園であった日は、
ある人の結婚記念日だったと春子。
あの日だけはひとりでとことん飲むことにしててと・・・
そしてあの公園は春子が初めてデザインしたのだと。
あの公園を好きって言ってくれてありがとうと千春に言う。
出かける前に乾くかな?と春子。
「大丈夫じゃないですか?
夜、帰って来てから取り込んでも。」
「うん? 帰って来てからって誰が?」
「えっ? 私たちが?」
「たちって。私の家に帰るのは私だけだよね?」
「そんなこと言わないでお願いしますよ。
あのう。 私、妹が結婚して実家に住むので
居場所がないんです。」
「いや、だからってなんでここに?」
「可哀想でしょ?1週間。 1週間だけでいいですから。」
「 ちょっと待ってよ、ちょっと待ってよ。」
「ああ。 もう遅刻しちゃうな。
そろそろ支度しないと。」
「ねえ。 何言ってんの?
ちょっと待って。 ねえねえねえ。 ホントにここに泊まんの?
あれ?駄目だって。 やめた方がいい。」
「大丈夫ですよ。」
「何言ってんの。 ちょっと待ってよ。 駄目だって!」
「今日は夜語り合いましょうね。」
終始耳の痛い話だったよ・・・(‐∀‐;)
まぁ、あたしは結婚よりも老後の方が心配ですが(笑)
ってか、男の発言にイラつくわ。
子供欲しいから若い嫁もらわないとみたいな?
それを35独身女の前で言うかね?
自分も若くないくせにさ。
あんな男とは結婚しない方がマシだよ。
あと女友達も妊娠したから
より戻して結婚することになったはいいけど、
何故ゴメンって謝る?
当分自分も結婚はないみたいに言ったけど、
謝る必要なくない?
タイトルが結婚しないだから、
結局主要3人は結婚せずに終わるのかな?