ariとchunの楽しい馬生活

馬に乗る事よりもお手入れが好き。こだわりの馬具、こだわりのお手入れ、楽しい馬生活。

さとう君はお疲れ

2005年11月16日 | さとう君
最後に跨ったのは9月20日?
とっても乗りやすくてびっくりした記憶があります。さとう君は元競走馬。
「月曜まで走ってたんですよ。」って言った週の水曜日くらいにやってきた。
先生は最初「会員さんに乗れるかなぁ…。」って思ったらしい。
繊細で力があり動きも大きいしバランスもいい。まっすぐ丁寧に乗れる人なら
とっても良い動きができるし、ダイナミックでとても美しい馬。
だけど、技術向上にがんばっている人には逆に難しい。
繊細で柔らかな拳、柔軟な腰、しっかりはさめる脚が必要だから。
あわてん坊の力持ちであるさとう君、扶助にあわてて焦って動いてしまう。
その動きが大きいので騎乗者は固まる。止めようと拳を引っ張る。
更に力を出すさとう君。
私も最初はそうで、あわわわってことになっていた。
指導する先生が苦笑していたのをよく憶えている。
さとう君の大きな動きについていけず、遅れてしまうのだ。
そして遅れる分、お尻でさとう君を刺激し、拳を固める。
鐙に乗れずに脚はシーソー状態で前に後ろに
それで、私はさとう君に跨る自信をなくしたし、それからはほとんど跨る機会が
なかった。
だけど、今では許容範囲の広がったさとう君は初心者から上級者までひっぱりだこ。
ちょっと忙しすぎて働きすぎ。まださとう君は発展途上なので今のお仕事の内容には
ちょっと疑問を感じる。
いろんな馬が乗馬になるべくクラブにやってくるんだけど、馬それぞれ、性格や
動き方など持っている物は違う。
さとう君は他の馬にないバランスの良さや動きのダイナミックさ、肢のはらいの
良さを持ち、更に毛色もとてもきれいで見た目に華がある。
だからもっと上を目指してできる馬にして欲しいし、彼なら私たちが楽しむには
最適なパートナーになれると思う。
だけど、現実は違う。
クラブでいい馬とされるのは安全でたくさんの会員さんを楽しませてくれる馬。
さとう君も今はその道を突き進んでいる。
確かにそういう意味ではいい馬に成長した。だけどたくさん良い部分を持っている
のに、もったいない気がしてならない。
たくさんお仕事をする分、穏やかだった性格も怒りん坊に変わってしまった。
しんどいんだ。
今日も運動の最初の軽速足では腰がガタガタするような感じだった。
sunが柔らかいから余計にそう感じたのかもしれない。
ほぐれてくるとマシにはなったけど、ちょっと疲れてる。
急に寒くなったのも原因かもしれないな。
運動自体は9月よりは良くなかったけど、悪くはない。
扶助にもしっかり反応してたし。いい子です。
だからやっぱりもったいない。じっくり育てて欲しい。
コメント
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