函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

日本のトランプ

2018年06月25日 14時22分43秒 | えいこう語る

▼メディアを露骨に批判するのは、トランプ大統領だ。権力者を監視する民主主義の盾と矛がメディアの役割だが、それらをフェイクだと切り捨てる。軍事同盟国である我が国にもそれに倣い、メディア批判をする人物がいる。アソウ財務大臣だ。

▼アベ政権への批判が目立つ新聞報道に、こんな発言をした。「一番新聞を読まない30代前半の若い有権者には、自民党支持者が多い。だから新聞の購読者増に、協力しない方がいい」と、本人は自分きりでは、ジョークのつもりなのだろうが、低レベルのジョークだ。

▼教育に新聞を活用する「NIE」の取り組みが盛んのようだ。未知の状況を切り開く思考力・表現力・判断力を掲げる新学習指導要綱と方向性が合致しているという。

▼教師に期待したい。政治を司るアベ総理と、経済を司るアソウ財務大臣。この二人の政治家が、我が国に及ぼす悪影響を「NIE」の中でしっかり教えてほしい。

▼もっと簡単に言えば、総理と大臣が嘘をつく国が、将来どんな国になるのかも、新聞記事からしっかり読み取らせて貰いたいものだ。

▼アソウ大臣は「インターネットを当たり前に使いこなせる若い世代に自民党支持率が高い」と、これまた自分勝手な判断をしている。

▼自民党は、パソコンの不得意な、年齢が高い層に支持されていたのではないか。2025年を境に,高齢者率が低くなっていく。これからは若い層に支持が広がるので、新聞なんて意味がなくなるというのが、アソウ大臣の本音なのだろう。

▼アソウ大臣は、以前「80歳過ぎた者が、テレビでもっと生きたいとか言っていた。一体何を考えているのだろうか(バカじゃないの)」と発言していた。( )内は、アソウ大臣の本心を、私が解説したものだけれど。

▼だが、私の杞憂も、ちょっぴり和らぐ学生の川柳がある。
「始めようまずは三日のスマホ断ち」だ。若者もインターネットの世界に、正しい目線を持っているのだろう。

▼私が現在読んでいる本は、白石聡著「国体論・菊と星条旗」だ。読後の感想文は、後ほどブログに書くつもりだが、その中にこんな驚きの内容がある。

▼これからの国民は、天皇の存在がよくわからなくなる時代がやってくる。戦前は国体の中心が天皇だったが、戦後は、米国が象徴天皇の上に君臨する国体となっていた。

▼さらに、私が「オンゴール」のような、身も凍るような気持ちになった文章に出くわした。「いずれ天皇制は【人畜無害の骨董品】のごときになり、国家国民統合原理として、無力化する可能性が指摘される」と。

▼2022年。戦前と戦後が【77年】という同じ長さになるという。前述した「NIE=Newspaper In Education」(教育に新聞を)と言う学習方法を大いに活用してほしい。

▼日本人は「天皇制」を語ることをタブー視してきた。国体の中心だった天皇を正確に理解できないまま今日に至ったのが、今のアベ総理やアソウ大臣のような人物に、国家の将来を任すような国になってしまった原因ではないか。

▼「NIE」の中で「天皇制」について大いに語ってほしい。今上天皇の「お言葉」とは、いったい国民に何を問いかけたのだろうか。「お言葉」を「第二の玉音放送」という指摘もあるからだ。

▼「麻生太郎・新聞を敵に回す!」という、各紙一面トップの見出しが欲しかった、今朝の新聞だ。新聞のリベンジに期待したい。

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