函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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改憲が総理の延命策とは

2024年08月09日 08時23分08秒 | えいこう語る

▼猛暑が続く日本列島。人気低迷で政権末期とされるキシダ総理。それに追い打ちをかけるような自衛隊の相次ぐ不祥事に焦ったのか、ついに熱中症に罹ったようだ。

▼広島での原爆式典では、我が国が平和であるためには、米国の核の参加の下での、さらなる「核抑止力強化」を口走った。

▼広島生まれのキシダ総理の頭の中は、平和の維持には、地上最強である核兵器核の脅威こそが必要だという、そんな単純な頭脳に変身してしまったようだ。

▼回復なき‟超熱中症”だ。平和を維持するには【戦争放棄】が最も重要な手段だと、第二次世界大戦が終了し、日本人ばかりではなく、人類は自覚したはずだ。

▼広島出身の総理が誕生した時、被爆地広島と長崎の市民は『核兵器廃絶』を世界に向け発信できる総理と考えたに違いない。

▼「リトルボーイ」や「ファットマン」の別称がある原子爆弾だが『核文雄』と命名したい、核兵器推進の総理だからだ。

▼さらにキシダ総理の熱中症は悪化する。『憲法について言うだけの時代は終わった。いかに改憲を実現するかを考える時代だ』と、うわごとを発したからだ。

▼総裁選を前にし人気のないキシダ総理は、麻生副総裁の支持を取り付けるため、憲法第9条に『自衛隊の明記』をするよう、党内議論の加速を指示した。

▼改憲に前向きなアソウ副総理。「ナチスの全権委任法のように、一夜で解決できないか」と、口をひん曲げて発言したのを思い出してほしい。

▼『核の抑止力』など無能な人間が陥る「軍事力強化による平和主義だ」。キシダ総理の頭からは「立憲主義」という言葉は、もはや消去されているようだ。

▼だが心配なのは主権者である国民だ。国民も熱中症にかかり、憲法の理念である「国民主権」という自覚が薄れているように思う。

▼それに警鐘を与えるのが、私たちに身近な「新聞」だ。9日の北海道新聞の社説には「首相と9条改憲」『政権延命の手段なのか』だ。

▼【最高法規の手を加えようとするなら、最低限必要なのは政治への信頼である。自民党派閥の裏金問題で国民の不信感が極まった今の岸田政権に、それがあるとは到底言えまい】と結ぶ。

▼「最高法規を無視」『憲法破壊の総理』。こんな見出しが必要ではないかと思う。地方自治体も『指示権』の強化」で委縮しているのか『憲法』についての‟住民勉強会”の開催ももない。

▼キシダ総理は「憲法9条」に、自衛隊を明記するという。災害復興などでの活躍で、国民に親しまれる自衛隊の存在を重視したいと訴える。

▼国民も「9条」が残れば、お世話になる自衛隊を、付け加えてもいいのではないかと考える。

▼忘れてはならないことがある。【後法は前法に優先する】という言葉だ。憲法に付け加えると『国家の基本秩序が揺らぐ』ということを、新聞はしっかり国民に知らしめてほしいものだ。

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