函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

国語乱れて国家なし

2021年04月16日 19時29分15秒 | えいこう語る
▼自分のことはさて置きということを、許していただきたい。そうでなければブログなど書けないからだ。

▼最近特に日本語の乱れというか、劣化について考えさせられることが多い。一番の原因は外国語の多用化にある。二番目は言葉を短縮して発言する、若者会話だ。

▼コロナ戦争が始まってから、特に日本語が正しく発言されていないように感じる。政治家も医療関係者も、コメンテーターも、はっきり伝わる日本語を忘れているような気がする。

▼コロナに関して、何が原因なのか、緊急事態宣言がどれほどの効果を生むのか、対応策に莫大な税金を投入し、国家予算はどうなるか、全く伝わらない日本語で会話が飛び交っている。

▼「ソーシャル・デスタンス」。外国語で言えば、危機感が薄い感じがする。「蔓延防止」と漢字で書けばいいものを「まん延防止」などとひらがなにするから、「マンボウ」などと言われる。

▼担当大臣が「マンボウと呼ぶのではなく、蔓延防止と言ってください」といっても、巷では「マンボウ」で通っているだろう。

▼高齢者の域に達している者なら、ソフィア・ローレンが歌う「♪マンボ、バカン」を思い出すからだ。

▼私が東京の繁華街で飲んでいて「蔓延防止のためお帰りください」と言われたら、この曲の替え歌を歌い、みんなが踊りだし大合唱になるに違いない。

▼これはいささか品がない行動だ。品がないと言えば、なんと言ってもアソウタロウの発言だ。
当人は面白いと思っているが、国際的に人格が問われているのを理解していないようだ。

▼福島の汚染水海中放出に対し、中国が「太平洋は日本の下水道ではない」と言った。アソウは「じゃあ中国の下水道か、みんなの海じゃないか」と返した。

▼アソウは「飲んでも何てことはない」と言うと、中国は「飲めるというなら飲んでほしい」と反論した。どっちもどっちだ。

▼私が政治記者だったら、アソウ大臣にこう質問する。「飲めるんだったら、今後国会で使用する飲料水は【フクシマの水】というラベルを付けて飲んでみたら、世界中が納得するんじゃないでしょうか」と。

▼ということで、日本語の劣化についてちょっぴり考えたが、日本語というより、日本人の劣化の問題のような気がしてきた。

▼北海道新聞(17日)に掲載された、ローマ在住の小説家・塩野七生さんの言葉を引用したい。

▼【政治家に一番必要なのは言葉による説得力。後世に名演説と伝えられるのは戦没者の追悼演説です。人が死んでみんなが悲しんでいる時、この人たちは何のために死に、私たちはこの死を無駄にしないためどう生きなければならないのかを語りかける。苦労をしなければならないことはみんな知っている。出来れば喜びと共に苦労したいわけ。その喜びに理由を与えるのが指導者です】。

▼運命共同体という米国と日本。スガ総理が三頭下初外交で、バイデン大統領と会談する。この文章を読んでから、会談に臨んでほしいものだ。

     日本人の誇り・戦争放棄
              三等下

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