ゴッホの描いた道をたどりながら町に戻った。
町は街路樹の緑が美しく、爽やかな印象。
小さいながらもはなやかさと賑やかさがある。
あ、マルシェだ。
その土地の市場やスーパーを見るの大好き。
プロバンスの太陽をたっぷり浴びたおいしいものたちが並ぶ。
おいしそうなケーキを見つけたので買ってみる。
この地方でよく食べるオレンジとスパイスのケーキらしい。
量り売りでどのくらいか分からないので適当に買ったら、けっこう高かった。。
でもでも、ちょー超おいしかった。
生地はしっとりコクがあって、スパイスの香りが絶妙に良いこと!
一欠で元気になっちゃいそうなおいしいパワーみなぎるケーキ!
町をブラブラ、町並みも落ち着いてていいし、
かわいいお店もたくさん。
いいね~、なんだか好き、この町。
この町はノストラダムスの生地でもあるらしく、
これはノストラダムスの泉。
ゆっくり町を見て回って、帰りのバスまで少し時間がある。
町のはしっこの小さなバールを選んで休憩。
南仏でそのおいしさを知ったロゼワイン。
すっごく喉も乾いてたし、時間的にこのくらいいけるだろうボトルで注文したら、
「え?君ひとりだよね?」と目を丸くされた。
はい、ひとりですが、りょうこひとりです、基本単位が違います。
あきれ顔のお兄さんを尻目に、
乾いた風に吹かれながらグラスを傾ける。
今日見た景色の事、なんだか疲れ果てている私の心情など、
ぼんやりと考えているのでした。