カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

ウィーンのお菓子の底力(ヴァイセ・ローゼ)

2006-09-02 22:25:59 |  └・洋菓子
けやき通り、きらきらと踊る街路樹の葉陰をそのまま映す大きなガラス張りのケーキ屋さん「ヴァイセ・ローゼ」。私はずっとドイツのお菓子屋だと思っていたら、看板にウィーン菓子って書いてあった。よくそんな思い違いをする私。原因は同じ店内にうってるライ麦パン=ドイツと連想ゲームが成立したため。なるほど、ガラスケースにはザッハトルテがどどんと居座っている。ザッハトルテにシュトレー、おいしそうなケーキが並ぶけど、今日は、なんだか難しい名前の付いた(ドイツ語なのか?)ようはシュークリームを1つ買う。シンプルなシュークリームだからこそ、その味でそのお店が分かるのね。
公園のベンチで早速試食。銀紙を外すと、あら、裏側のクリームを注入した穴をチョコレートで塞いであるのね。チョコ好きとして嬉しいおまけ。さて、まるで岩のようなゴツゴツした形から、香ばしく焼いた堅めのシューを想像しつつぱくり。え?しゅわ?最初に歯にあたるカリッと香ばしい触感はすぐにしゅわっとお菓子ならではの解け方をした。そして、カスタードクリームからふわっと立ちこめるレモンの香り。カスタードは黄身感よりもメレンゲのフワフワ感がおいしい、これもしゅわっと解ける食感。あら、なかなかおいしいじゃない。甘すぎず、でも必要十分に甘い。フワっとした食感、でもしっかりと満たしてくれる優等生。たいてのシュークリームはくたっ(シュー皮)、どかっ(カスタードクリーム)でぶっきらぼうに血糖値を上げてくれるけど、これはちゃんとお菓子を食べた幸福の余韻をもくれたのでした。

■Weisee Rose (ヴァイセ・ローゼ)
福岡市中央区赤坂2-3-1
TEL:092-715-8160/OPEN:10:00~20:00
http://www.chidoriya.co.jp/svenska/tenpo/tenpo.html