夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

アナと雪の女王

2014-06-11 23:30:56 | 映画
すでにロングランとなっている、現在公開中のディズニー映画『アナと雪の女王』の勢いがとどまるところを知らない。
5月末の時点ですでに興行収入が200億円を突破し、興行成績も13週連続で1位になっている。
4月頃、大人気の主題歌を、映画館でみんなで歌う特別上映が行われたことがニュースになっていたが、私の勤務校でも生徒たちが、
「ありの~ままの~♪」
と歌ったり、口笛を吹いていたりするのをよく聞く。もはや社会現象ともいえるこの映画を、先日観に行った。

内容の紹介

アレンデール王国のエルサ王女は幼い頃、雪の魔法の力で妹のアナ王女を危険な目に遭わせて以来、周りの目からその力を隠して一室に引き籠もり、アナが呼びかけてさえ出てこないようになってしまった。


両親を海難事故で失ってから3年後、エルサは成人して女王に即位することになり、戴冠式を迎える。
城の門がついに開くので人々は喜び、心待ちにしているが、エルサは人々に会うことを恐れていた。
果たして、戴冠式後のパーティーの際に、封印していたはずの魔法の力が、人々の目の前で明らかになってしまう。
触れるものすべてを凍らせてしまう力により、城内はおろか城外の海や山までが氷に閉ざされ、季節は夏なのに雪が降り、アレンデールは冬の世界になってしまう。
この世に絶望したエルサは山奥に逃げ、自らつくった氷の宮殿に閉じこもってしまう。


姉とアレンデールの危機を救うため、アナは雪山に向かう。その途中で出会った山男のクリストフとトナカイのスヴェン、雪だるまのオラフにも助けられながら、氷の宮殿にたどり着き、姉のエルサに、
「二人で山を下りよう。」
と言うが、エルサは、
「ここに私は一人でいる。ここなら一人で自由に生きられるし、誰も傷つけなくて済む。」
と拒絶されてしまう。さらに、アレンデールからエルサを殺そうとやって来た一味が氷の宮殿になだれ込んで争う中、氷のかけらがアナの胸に刺さり、心臓に達して、このままでは凍りついて死んでしまうことになるという…。

感想

この映画を見た同僚の先生は、
「サントラだけあれば十分かなー?」
と言っていたが、まあ確かにストーリーは単純でご都合主義だし、特に最後の展開のところは、こんなにあっけなくていいのかとも思った。
アナが姉の真実の愛によって救われる、というのは、それなりの感動はあるのだが…。
ただやはり、3Dアニメーションの臨場感や立体感は素晴らしいもので、目の前に雪の結晶が舞ったり、オーロラが広がったりの映像美に圧倒された。
また、ミュージカルとしてよく出来た映画だということは感じたし、私の観た日本語吹替版で、エルサとアナの声優を務めた松たか子・神田沙也加の二人の歌もとてもよかった。週刊誌などでは早くも、今年の紅白には『アナ雪』の特別コーナーが設けられ、この二人に加えてMay J.も登場するのではないかと気の早い予想までされている。
私もご多分に漏れず、毎日の通勤の車内でサントラのCDを聞き、映画の中の様々なシーンを思い出したりしている。

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