源氏物語ゆかりの地を訪ねる旅で、今回は伊勢へ。
来月の源氏物語講座では、「絵合」(えあわせ)の巻を取り上げるのだが、そこに斎宮女御(さいぐうのにょうご)が登場する。
六条御息所の娘で、伊勢斎宮を6年間務めた後、帰京して冷泉帝の女御となった女性だが、源氏物語の中で重要な役割を果たす人物であり、また歴史上実在する「斎宮女御」(村上天皇の女御・徽子(きし))をモデルにしていることからも、伊勢斎宮についてもっと知っておきたくなったのだ。
写真の斎宮歴史博物館や、いつきの宮歴史体験館などを見学し、平安時代の斎宮の日常生活や、昭和45年以降続いている、斎宮跡の発掘調査の成果などを知ることができた。
特に、斎宮歴史博物館の映像展示室で見られる「斎王群行」「今よみがえる幻の宮」のショートフィルムと、いつきの宮歴史体験館近くにある「1/10史跡全体模型」が、伊勢斎宮の実体を理解するのに役立った。
文学はやはり、机上の学問だけでは不足であり、その作品の形成にかかわる風土を知ることの重要性を改めて感じた。
来月の源氏物語講座では、「絵合」(えあわせ)の巻を取り上げるのだが、そこに斎宮女御(さいぐうのにょうご)が登場する。
六条御息所の娘で、伊勢斎宮を6年間務めた後、帰京して冷泉帝の女御となった女性だが、源氏物語の中で重要な役割を果たす人物であり、また歴史上実在する「斎宮女御」(村上天皇の女御・徽子(きし))をモデルにしていることからも、伊勢斎宮についてもっと知っておきたくなったのだ。
写真の斎宮歴史博物館や、いつきの宮歴史体験館などを見学し、平安時代の斎宮の日常生活や、昭和45年以降続いている、斎宮跡の発掘調査の成果などを知ることができた。
特に、斎宮歴史博物館の映像展示室で見られる「斎王群行」「今よみがえる幻の宮」のショートフィルムと、いつきの宮歴史体験館近くにある「1/10史跡全体模型」が、伊勢斎宮の実体を理解するのに役立った。
文学はやはり、机上の学問だけでは不足であり、その作品の形成にかかわる風土を知ることの重要性を改めて感じた。