テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

もしも?がいっぱい!

2016-03-31 22:04:38 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 かゆかゆゥ、なのでス!」
「がるる!ぐるるるー!」(←訳:虎です!なんでだー!)

 こんにちは、ネーさです。
 サクラが咲いたら……
 目が痒い~っ!
 ものすごく痒~いんですけれど、
 花粉症用目薬を手に、今日もやりますよ読書タイム!
 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



           ―― アーロと少年 ――



 著者はスーザン・フランシスさん、
 原著は2016年に、画像の日本語版は2016年3月に発行されました。
 英語原題は『THE GOOD DINOSAUR』、
 現在公開中のディズニー映画『アーロと少年』の
 ノベライゼーション作品です。

「あはァ! ぴくさーのォ、きょうりゅうゥちゃんッ!」
「ぐるーるがるるるー!」(←訳:グリーンモンスター!)

 色はグリーン、ではありますが、
 アーロくんはモンスター=怪物ではありません。
 草食恐竜アパトサウルスである彼は、いわば
 “ムシも殺さない”
 おっとり型の恐竜です。

 加えて、末っ子のアーロくん、
 元気な姉のリビーちゃん、
 いたずらっ子の兄バックくんに比べると?

「ちびィ、だしィ~」
「がるるぐる~」(←訳:ビビリだし~)

 恐竜の世界でも、
 身体が小っちゃいって不利なのねえ。

 何かにつけ、
 バックお兄ちゃんにからかわれ、
 落ち込む末っ子を見かねて、
 父さん恐竜のヘンリーさんは
 アーロくんに
 或る仕事を命じます。

 体力よりも、
 注意力や知力を必要とするこの仕事なら、
 アーロも上手くやってのけるだろう、
 やり遂げたら自信もつくだろう、との親心は、
 しかし、
 予想外のアクシデントを招いてしまい……

「ぴんちィ、でスよゥ!」
「ぐるるるるぅ!」(←訳:どうしようぅ!)

 およそ6500万年前、
 隕石が地球に衝突したために
 (現在のメキシコ湾はその衝突の名残り、という説もあります)、
 大変動に見舞われた地上から
 恐竜たちの姿は消えた――

 いや、でも、もしも。

 隕石が、地球からちょこっと離れたところを
 びゅううーんと通り過ぎていってしまったのだとしたら?

 大変動は起こらず、
 恐竜の天下がそのまま、無事に、ゆっくりと、
 続いていったのだとしたら?

「きょうりゅうゥとォ、にんげんのォ~」
「がるるぐるっ??」(←訳:共存もあるっ??)

 かつてのハリウッド作品では、
 恐竜と原始人が戦ったりして、
 ナンセンス!と嘲笑されたこともありました。

 それをいま、
 ナンセンス!と一笑にふすのではなく、
 ピクサーらしい視点で
 新たな物語を創り出す。

「ゆうきィ、りんりんッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:メゲない挫けない!)

 映画、観に行きたいなぁ~…
 でも時間が取れなくて~…という方々、
 春休みの大混雑映画館に躊躇してしまう方々には、
 こちらの書籍版『アーロと少年』がおすすめです♪
 脇キャラさんたちの楽しさも、
 やっぱりピクサー作品らしくて
 ニヤリとさせられますよ。
 映画をもう観たぞ!という御方も、
 ぜひ、一読してみてくださいね♪

 

 
 
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