テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ まさか?の顔とは ~

2024-07-05 22:03:40 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 つゆゥ! どこにィ~いッちゃッたのでスかッ!」

「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!求む涼風~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 あまりに暑い気温が続いて、私ネーさ、

 熱中症の症状がまたも悪化してしまいました……

 なので本日は、いささかユルユル~な読書タイムを、

 さあ、どうそ~♪

  

 

 

           ―― こじらせ文学史 ――

 

 

 著者は堀江宏樹(ほりえ・ひろき)さん、

 2024年5月に発行されました。

 『文豪たちのコンプレックス』と副題が付されています。

 

 文学史に名を刻み、国の流行や、文化にも

 多大な影響を与える《文豪》さんたち。

 

 この御本では、偉大な《文豪》さんも、実は――

 

「わりとォ、ふつうゥ?」

「ぐるるるがるぐるる~!」(←訳:ひとりの人間でした~!)

 

 こころの底で、ふつふつと煮えたぎるのは、

 劣等感、自己顕示欲、毒舌、憤り、

 独自のこだわり、演技担ぎ、執着など、

 もつれにもつれた感情の塊り。

 

 本文の前半では『日本編』として

 日本の作家さんたちのこじらせっぷりが、

 後半部分では『世界編』として

 世界各地の有名作家さんたちのこじらせっぷりが

 紹介されています。

 

「おおぜいィ~いまスねェ!」

「がるぐるるるがっる!」(←訳:総勢100名だって!)

 

 『日本篇』では、

 紀貫之さんから、

 清少納言さんに紫式部さん、藤原定家さんたち

 中世以前の作家さんたち、

 江戸期や明治、大正ときて、現代まで。

 

 『海外編』では、

 杜甫さん、シェイクスピアさん、デュマさん、サリンジャーさん他、

 いろ~んな国と時代の《文豪》さんの、

 クセつよLIFEが公開されちゃっていて、

 これが、けっこう……

 

「えんりょッ、なしィ!」

「ぐるがる!」(←訳:容赦なし!)

 

 石川啄木さんは、

 小説を書く根気がなくて

 歌人になった。

 

 岡本かの子さんの嫌われぶり。

 

 川端康成さんのゴーストライター使用疑惑。

 

 遠藤周作さんの代表作『沈黙』は、もともとは

 『日向(ひなた)の匂い』

 という題名だった。

 

「えッ、そうなのでスかッ?」

「がるるぐる??」(←訳:日向の匂い??)

 

 17世紀のロンドンで大人気の劇作家シェイクスピアさん、

 意外な高給取りで、

 現代のお金に換算すると

 年収は(低く見積もって)2千万円!

 え? 脱税もしてたですって?

 

 シェイクスピアさんと同じく、

 人気劇作家だったアントン・チェーホフさんが

 自慢にしていたものは……美貌。

 自分の美貌をより高めてくれる

 衣服や眼鏡や香水を手に入れるためなら、

 借金だってするさ!

 

「はあァ~…」

「ぐるるがるぐるる!」(←訳:みんなヘンだよう!)

 

 私ネーさ、思わず

 チェーホフさんの画像検索をしてしまいました。

 ……なるほど、確かに、高価そうなスーツですわね。

 

 と、純真な文学好きさんの夢を打ち砕くかもしれない

 《文豪》さんたちの人生行状略伝は、

 心が広~い活字マニアさんにおすすめです。

 あの御方がそんな!と怒ったりせず、のんびりと

 読み進めていってくださいね~♪

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ~ ふたつの智慧で ~ | トップ | ~ 休日。 ~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブックス」カテゴリの最新記事