「こんにちわッ、テディちゃでス!
つゆゥ! どこにィ~いッちゃッたのでスかッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!求む涼風~!)
こんにちは、ネーさです。
あまりに暑い気温が続いて、私ネーさ、
熱中症の症状がまたも悪化してしまいました……
なので本日は、いささかユルユル~な読書タイムを、
さあ、どうそ~♪
―― こじらせ文学史 ――
著者は堀江宏樹(ほりえ・ひろき)さん、
2024年5月に発行されました。
『文豪たちのコンプレックス』と副題が付されています。
文学史に名を刻み、国の流行や、文化にも
多大な影響を与える《文豪》さんたち。
この御本では、偉大な《文豪》さんも、実は――
「わりとォ、ふつうゥ?」
「ぐるるるがるぐるる~!」(←訳:ひとりの人間でした~!)
こころの底で、ふつふつと煮えたぎるのは、
劣等感、自己顕示欲、毒舌、憤り、
独自のこだわり、演技担ぎ、執着など、
もつれにもつれた感情の塊り。
本文の前半では『日本編』として
日本の作家さんたちのこじらせっぷりが、
後半部分では『世界編』として
世界各地の有名作家さんたちのこじらせっぷりが
紹介されています。
「おおぜいィ~いまスねェ!」
「がるぐるるるがっる!」(←訳:総勢100名だって!)
『日本篇』では、
紀貫之さんから、
清少納言さんに紫式部さん、藤原定家さんたち
中世以前の作家さんたち、
江戸期や明治、大正ときて、現代まで。
『海外編』では、
杜甫さん、シェイクスピアさん、デュマさん、サリンジャーさん他、
いろ~んな国と時代の《文豪》さんの、
クセつよLIFEが公開されちゃっていて、
これが、けっこう……
「えんりょッ、なしィ!」
「ぐるがる!」(←訳:容赦なし!)
石川啄木さんは、
小説を書く根気がなくて
歌人になった。
岡本かの子さんの嫌われぶり。
川端康成さんのゴーストライター使用疑惑。
遠藤周作さんの代表作『沈黙』は、もともとは
『日向(ひなた)の匂い』
という題名だった。
「えッ、そうなのでスかッ?」
「がるるぐる??」(←訳:日向の匂い??)
17世紀のロンドンで大人気の劇作家シェイクスピアさん、
意外な高給取りで、
現代のお金に換算すると
年収は(低く見積もって)2千万円!
え? 脱税もしてたですって?
シェイクスピアさんと同じく、
人気劇作家だったアントン・チェーホフさんが
自慢にしていたものは……美貌。
自分の美貌をより高めてくれる
衣服や眼鏡や香水を手に入れるためなら、
借金だってするさ!
「はあァ~…」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:みんなヘンだよう!)
私ネーさ、思わず
チェーホフさんの画像検索をしてしまいました。
……なるほど、確かに、高価そうなスーツですわね。
と、純真な文学好きさんの夢を打ち砕くかもしれない
《文豪》さんたちの人生行状略伝は、
心が広~い活字マニアさんにおすすめです。
あの御方がそんな!と怒ったりせず、のんびりと
読み進めていってくださいね~♪
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