「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふうゥ~…おふしーずんッ、なのでスゥ~…」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!寂しいよぅ!)
こんにちは、ネーさです。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2018は
世界王者アレハンドロ・バルベルデさん
(国籍はスペイン、所属チームはモビスター)が優勝し、
大観衆の歓声を浴びました♪
ですが……ロードレースはそろそろオフシーズンに入ります。
早くもシーズンが再開する来年の春を待ちわびながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― 本所憑きもの長屋 お守様 ――
著者は福田悠(ふくだ・ゆう)さん、2018年8月に発行されました。
第16回《このミステリーがすごい!》大賞選考作品となり、
著者・福田さんのデビュー作でもあるこの御本、
題名や表紙の画からは――
「じだいィしょうせつゥ?」
「ぐるるがるー?」(←訳:お江戸ホラー?)
そうよね、そう見えますよね。
昭和の終わり頃から復権し、
平成に入って完全復活した“江戸の妖怪&オバケたち”。
毎月、いえ、毎週のように、
あやかし、もののけ、といった妖しいモノ絡みの題名の新刊が
書店さんに並びます。
では、この御本も……?
「あれれッ? これッてェ~?」
「がるる?」(←訳:捕物帖?)
ええ、物語のオープニングは、
正統派捕物帳そのものです。
江戸の町――本所の一画の水辺で
岡っ引きの親分さんが事件の検分をしているところへ、
奉行所の同心さんも加わって、
犯人探しの手筈が決まる。
町割りや住民を知り尽くしている親分さんは、
いざ、聞き込みへ。
という次第ですから、
オバケの出番などないように思えますが。
「……でッ、でもォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:風向き怪し!)
探索に取り掛かったのは、
徳兵衛長屋(とくべえながや)の
甚八(じんぱち)親分。
まだ若い甚八親分と、
親分の姉・おしのさんは町の噂を集めるうち、
或る祠(ほこら)の評判を知りました。
お守様(おもりさま)にお願いすれば、
悪いやつを、懲らしめてくれる。
天罰を下してくれる――
「てんばつゥ??」
「……がるぐるる~!」(←訳:……急に寒気が~!)
甚八親分、おしのさんの胸中は複雑です。
噂など信じはしませんが、
お守様って……
うちの長屋にある祠のことじゃないの!
「ひゃわわァ!」
「ぐるがる!」(←訳:寒気倍増!)
幼い時分からよく見知っている
自分たちの長屋の、小さな祠。
そこで、いったい何が起こっているのか?
探れば探るほど、
親分とおしのさんの困惑は深まります。
事件の真相は、どこに?
「おばけェじゃなくてェ?」
「がるるぐるるがる?」(←訳:人間の犯人がいる?)
妖しい雰囲気をまといつつも、
頁が進むにつれ、
物語ははっきりと
オカルティックな江戸ファンタジーの域を
脱してゆきます。
ネタバレを避けるためにも
これ以上はお喋りできませんが、
私ネーさ、終盤の展開には感服いたしました!
著者・福田さんの仕掛けが冴える幕切れ、
実にお見事です!
「つづきィ、よみたいィでス!」
「ぐるがる!」(←訳:続巻希望!)
時代小説好きな活字マニアさんに、
ミステリ好きさんにもおすすめの快作、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
ふうゥ~…おふしーずんッ、なのでスゥ~…」
「がるる!ぐるるるぅ!」(←訳:虎です!寂しいよぅ!)
こんにちは、ネーさです。
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム2018は
世界王者アレハンドロ・バルベルデさん
(国籍はスペイン、所属チームはモビスター)が優勝し、
大観衆の歓声を浴びました♪
ですが……ロードレースはそろそろオフシーズンに入ります。
早くもシーズンが再開する来年の春を待ちわびながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― 本所憑きもの長屋 お守様 ――
著者は福田悠(ふくだ・ゆう)さん、2018年8月に発行されました。
第16回《このミステリーがすごい!》大賞選考作品となり、
著者・福田さんのデビュー作でもあるこの御本、
題名や表紙の画からは――
「じだいィしょうせつゥ?」
「ぐるるがるー?」(←訳:お江戸ホラー?)
そうよね、そう見えますよね。
昭和の終わり頃から復権し、
平成に入って完全復活した“江戸の妖怪&オバケたち”。
毎月、いえ、毎週のように、
あやかし、もののけ、といった妖しいモノ絡みの題名の新刊が
書店さんに並びます。
では、この御本も……?
「あれれッ? これッてェ~?」
「がるる?」(←訳:捕物帖?)
ええ、物語のオープニングは、
正統派捕物帳そのものです。
江戸の町――本所の一画の水辺で
岡っ引きの親分さんが事件の検分をしているところへ、
奉行所の同心さんも加わって、
犯人探しの手筈が決まる。
町割りや住民を知り尽くしている親分さんは、
いざ、聞き込みへ。
という次第ですから、
オバケの出番などないように思えますが。
「……でッ、でもォ!」
「ぐるるがる!」(←訳:風向き怪し!)
探索に取り掛かったのは、
徳兵衛長屋(とくべえながや)の
甚八(じんぱち)親分。
まだ若い甚八親分と、
親分の姉・おしのさんは町の噂を集めるうち、
或る祠(ほこら)の評判を知りました。
お守様(おもりさま)にお願いすれば、
悪いやつを、懲らしめてくれる。
天罰を下してくれる――
「てんばつゥ??」
「……がるぐるる~!」(←訳:……急に寒気が~!)
甚八親分、おしのさんの胸中は複雑です。
噂など信じはしませんが、
お守様って……
うちの長屋にある祠のことじゃないの!
「ひゃわわァ!」
「ぐるがる!」(←訳:寒気倍増!)
幼い時分からよく見知っている
自分たちの長屋の、小さな祠。
そこで、いったい何が起こっているのか?
探れば探るほど、
親分とおしのさんの困惑は深まります。
事件の真相は、どこに?
「おばけェじゃなくてェ?」
「がるるぐるるがる?」(←訳:人間の犯人がいる?)
妖しい雰囲気をまといつつも、
頁が進むにつれ、
物語ははっきりと
オカルティックな江戸ファンタジーの域を
脱してゆきます。
ネタバレを避けるためにも
これ以上はお喋りできませんが、
私ネーさ、終盤の展開には感服いたしました!
著者・福田さんの仕掛けが冴える幕切れ、
実にお見事です!
「つづきィ、よみたいィでス!」
「ぐるがる!」(←訳:続巻希望!)
時代小説好きな活字マニアさんに、
ミステリ好きさんにもおすすめの快作、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
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