テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 誕生は、スケッチブックから ~

2024-09-05 22:03:13 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ふァ? たまがわにィ~まりもッ?」

「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!東京なのに~!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 多摩川で採取した石から

 『モトスマリモ』なる超レアなマリモが発見された、ですって?

 我が家の近所の多摩川の支流にも、もしやマリモが……

 おっと、妄想の暴走はここまでにして、

 さあ、本日の読書タイムは、こちらの月刊誌を、どうぞ~♪

  

 

 

          ―― 芸術新潮 2024年9月号 ――

 

 

 現在発売中のアート系月刊誌『芸術新潮』の特集は、

 《祝!画業55周年 萩尾望都》!

 『スケッチブックから読み解く、創作のひみつ』と題して、

 漫画家・萩尾望都(はぎお・もと)さんの

 秘蔵スケッチが初公開されています。

 

「もとせんせいィ、さいとうじょうゥ!」

「ぐっるるるるる!」(←訳:待ってたのです!)

 

 『芸術新潮 2019年7月号』では、

 書き下ろしの美しい表紙画と

 特集『少女マンガの神が語る、作画のひみつ』

 が大きな話題を呼びました。

 

 5年を経て、

 再びの大特集でフューチャーされているのは、

 作品が完成するよりもはるか前の、

 アイディアが芽生え、

 うっすら形を成しつつある段階、でしょうか。

 

「らふゥ、だけどォ~…」

「がっるぐるる!」(←訳:かっこよすぎ!)

 

 萩尾さんの脳裏に、紙の上に、

 物語が生まれる瞬間。

 

 その多くは、スケッチブックに鉛筆、

 ものによっては水彩等で彩色した画もありますが、

 ラフでありながら、

 線は恐ろしいほどシャープです。

 

 ここで公開されているのは、

 主に初期のSF作品のスケッチ画や

 設定のメモが中心で、

 なかには¨幻¨となってしまった未完の作品のラフ画、

 完成した作品とは

 ずいぶん表情が違うキャラクターの画もあり、

 いやもう、

 私たち、すごいものを目にしているんですね……!

 

「とくにィ、えすえふゥ!」

「ぐるるがるるる!」(←訳:先取りしてます!)

 

 解説(本文38ページ)にありますように、

 名作『11人いる!』を萩尾さんが描いたのは、

 1975年のことでした。

 

 そして、

 映画『未知との遭遇』と

 『スターウォーズ』の日本公開が1978年

 (注:『スターウォーズ』の米国での公開は1977年、

  日本では約1年遅れての公開となりました)。

 

 いかに萩尾さんが¨先頭を走っていたか¨、

 よく分かります。

 

 いえ、SFだけではありませんよね。

 歴史ドラマも、ファンタジーも、

 コメディも、文芸作品も、

 あらゆるジャンルで、

 萩尾さんはパイオニアであり、

 トップランナーでもあります。

 

「いつもォ~あたらしいィ!」

「がるるっるぐる~!」(←訳:いつだって最高~!)

 

 ヤマザキマリさんによる特別寄稿、

 マネージャーさん&アシスタントさんの座談会、

 略年譜など、

 萩尾さんに関する企画の他に、

 高田賢三さんの展覧会の紹介も必見の

 『芸術新潮』最新号を、

 萩尾さんのファンの方々、

 マンガ好き&アート好きな方々は、

 ぜひ、じ~っくり読み込んでみてくださいね♪

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする