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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 水の世界は、毎日が冒険? ~

2023-12-11 22:08:10 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 いえやすゥさァ~んッ!」

「がるる!ぐるがるるぐるる?」(←訳:虎です!次の放送が最終回?)

 

 こんにちは、ネーさです。

 大河ドラマ『どうする家康』も来週が最終回……

 2023年も押し詰まりつつあるのねえ、と実感させられます。

 ドラマの出演者さん&スタッフさんに拍手……を準備しながら、

 さあ、読書タイムですよ。

 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  

 

 

         ―― 水族館飼育員のキッカイな日常 ――

 

 

 著者は なんかの菌(なんか の きん)さん、

 2023年7月に発行されました。

 水族館をテーマにしたコミックエッセイ作品ですよ。

 

「しゅやくはァ~おさかなッ!」

「ぐるがるるる!」(←訳:いや水族館員!)

 

 著者・なんかの菌さんは、

 オサカナちゃんたちが大好きなオサカナマニア……

 ではありませんでした。

 

 大学院では美術史専攻で

 博物画(動植物などの絵画)を研究していた、

 というなんかの菌さん、

 博物館・美術館に学芸員として就職することを

 目指していたそうですが、

 職員募集に応募し、

 内定をいただいちゃったのは、

 水族館……!

 

「すいぞくかんもォ、いちおうゥ~」

「がるるぐるるる!」(←訳:博物館なんです!)

 

 かくして、水族館職員の一員となったなんかの菌さんが

 配属されたのは、

 え? まさかの?

 

 飼育員!!

 

「ひいいィ~ッ!」

「がるぐぅる!」(←訳:大変じゃん!)

 

 掃除に餌づくり、

 水槽の水質管理や、展示の解説。

 調査研究と採集、標本の制作をして、論文も執筆する。

 広報、事務、設備の保守、社会教育、で、もちろん、

 大水槽で潜水訓練も。

 

 そう、イルカショーでイルカたちを華麗に操り、

 アシカたちとコミカルなやり取りをして

 観客さんを笑いの渦に巻き込むことだけが

 水族館員さんのお仕事、ではないんです。

 

 なんかの菌さんも、まずは、

 基本のキである飼育員――最も肉体労働?なお仕事から、

 水族館員の道を歩み始めたのでした。

 

「さめェ、いわしィ、おそがきィふぐゥ!」

「ぐるるるるがるるるるるぐるる!」(←訳:ペンギンにニシキエビに狆穴子!)

「うつぼォ、いしがきふぐゥ!」

 

 第1章『世話する飼育員』

 第2章『探求する飼育員』

 第3章『みなぎる飼育員』

 

 と3つの章で解剖される”飼育員さんの日常”、

 いちばん笑ってしまうのは、

 第1章でしょうか。

 

 餌づくりに励む飼育員さんの、はてしない苦労!

 生きたイワシが搬入されてきた!

 傷付けないよう注意しながら、

 水槽までバケツリレー!

 水族館に宿直室はない……夜勤の日、

 どこで寝ようか迷ったら、

 いや、いやいや、

 大水槽の前で寝ちゃおう♫

 なんて考えるなよ! 怖いぞ!

 

「くすくすくすッ!」

「がっるぅぐる~!」(←訳:笑っちゃダメ~!)

 

 生きもの相手の毎日は、

 予想もつかないことばかり?

 それでも、飼育員マスターの座へ、一歩また一歩と。

 

 動物ノンフィクション好きな活字マニアさんに

 激おすすめの一冊です。

 水族館の年間パスポートをお持ちのマニアさん、

 動物ノンフィクション好きな活字マニアさんにも

 おすすめの一冊です。

 ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪