「こんにちわッ、テディちゃでス!
いえやすゥさァ~んッ!」
「がるる!ぐるがるるぐるる?」(←訳:虎です!次の放送が最終回?)
こんにちは、ネーさです。
大河ドラマ『どうする家康』も来週が最終回……
2023年も押し詰まりつつあるのねえ、と実感させられます。
ドラマの出演者さん&スタッフさんに拍手……を準備しながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 水族館飼育員のキッカイな日常 ――
著者は なんかの菌(なんか の きん)さん、
2023年7月に発行されました。
水族館をテーマにしたコミックエッセイ作品ですよ。
「しゅやくはァ~おさかなッ!」
「ぐるがるるる!」(←訳:いや水族館員!)
著者・なんかの菌さんは、
オサカナちゃんたちが大好きなオサカナマニア……
ではありませんでした。
大学院では美術史専攻で
博物画(動植物などの絵画)を研究していた、
というなんかの菌さん、
博物館・美術館に学芸員として就職することを
目指していたそうですが、
職員募集に応募し、
内定をいただいちゃったのは、
水族館……!
「すいぞくかんもォ、いちおうゥ~」
「がるるぐるるる!」(←訳:博物館なんです!)
かくして、水族館職員の一員となったなんかの菌さんが
配属されたのは、
え? まさかの?
飼育員!!
「ひいいィ~ッ!」
「がるぐぅる!」(←訳:大変じゃん!)
掃除に餌づくり、
水槽の水質管理や、展示の解説。
調査研究と採集、標本の制作をして、論文も執筆する。
広報、事務、設備の保守、社会教育、で、もちろん、
大水槽で潜水訓練も。
そう、イルカショーでイルカたちを華麗に操り、
アシカたちとコミカルなやり取りをして
観客さんを笑いの渦に巻き込むことだけが
水族館員さんのお仕事、ではないんです。
なんかの菌さんも、まずは、
基本のキである飼育員――最も肉体労働?なお仕事から、
水族館員の道を歩み始めたのでした。
「さめェ、いわしィ、おそがきィふぐゥ!」
「ぐるるるるがるるるるるぐるる!」(←訳:ペンギンにニシキエビに狆穴子!)
「うつぼォ、いしがきふぐゥ!」
第1章『世話する飼育員』
第2章『探求する飼育員』
第3章『みなぎる飼育員』
と3つの章で解剖される”飼育員さんの日常”、
いちばん笑ってしまうのは、
第1章でしょうか。
餌づくりに励む飼育員さんの、はてしない苦労!
生きたイワシが搬入されてきた!
傷付けないよう注意しながら、
水槽までバケツリレー!
水族館に宿直室はない……夜勤の日、
どこで寝ようか迷ったら、
いや、いやいや、
大水槽の前で寝ちゃおう♫
なんて考えるなよ! 怖いぞ!
「くすくすくすッ!」
「がっるぅぐる~!」(←訳:笑っちゃダメ~!)
生きもの相手の毎日は、
予想もつかないことばかり?
それでも、飼育員マスターの座へ、一歩また一歩と。
動物ノンフィクション好きな活字マニアさんに
激おすすめの一冊です。
水族館の年間パスポートをお持ちのマニアさん、
動物ノンフィクション好きな活字マニアさんにも
おすすめの一冊です。
ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪