「こんにちわッ、テディちゃでス!
わすれてェませんよゥ!」
「がるる!ぐるるるるがるるぐるる!」(←訳:虎です!12年分の思いを込めて!)
こんにちは、ネーさです。
今年も3月11日がやってきました。
あらためて“あの日“の記憶を新たにし、
祈りをささげながら、
本日は読書をお休みして、展覧会情報をお送りしますよ。
さあ、↓こちらを、どうぞ~!
―― 芳幾 芳年 ――
東京・千代田区の三菱一号館美術館にて、
会期は2023年2月25日~4月9日(3/6、3/13、3/20は休館)、
『国芳門下の2大ライバル』と副題が付されています。
歌川国芳(うたがわ・くによし)さん(1797~1861)。
北斎さんと同時代に生き、
歴史絵、役者絵、美人画、
たのしい猫画でも知られる人気絵師さんには
多くの弟子さんがおりまして。
「よしいくゥさんッ!」
「ぐるがる!」(←訳:芳年さん!)
落合芳幾(おちあい・よしいく)さん(1833~1904)。
月岡芳年(つきおか・よしとし)さん(1839~1892)。
国芳さんのもとで研鑽を積み、
やがて良きライバルとなって
江戸っ子諸氏からの評判を高めてゆく二人……ですが、
行く手には数多の災害が待ち受けていました。
1955年(安政2年)、10月2日。
安政江戸地震が関東地方南部を襲います。
いえ、関東だけではありません。
1954年(嘉永7年/安政元年)には、
安政南海地震と安政東海地震が。
1856年(安政3年)には安政八戸沖地震、
1858年(安政5年)には飛越地震。
他にも、ここには記しきれないほど多数の地震が
安政年間の日本列島で発生したのでした。
芳幾さんは安政の大地震で妻子を喪った、
と伝えられていますし、
地震の翌年には師の国芳さんも健康を損ない、
制作のペースが急激に落ちてゆきました。
もしも。
もしも、安政の地震がなかったら。
江戸の幕府が倒れることはなかった?
国芳さんは、愛猫たちと安穏に暮らしていた?
日本の《その後》は、変わっていたのか――
困難な時代を生き抜いた
ライバル二人が描き出す、
江戸の美と、その名残り。
近付く明治の足音。
浮世絵好きな方々におすすめの『芳幾 芳年』展は
4月9日まで
(期間中に展示替えが予定されています、
詳細は美術館HPでご確認ください)。
なお、この企画展が終了すると、
三菱一号館美術館は長期の休館に入ります。
赤煉瓦建築ファンの方々も、
ぜひ、春休みのアート散歩へ、
お出掛けしてくださいね。
では、ここで春ならでは?のオマケ画像も!
ドラッグストアで発見したのは、
『フマキラー』さんの
《ウィルス花粉イオンでブロック》。
アルコールフリー、の表示が購入の決め手でした。
効く……かな?
「ききまスようにィ~!」
「がるるぐるる~!」(←訳:効いて欲しい~!)
4月、5月……と、花粉との闘いはまだ続きそうです。
出来るだけの対策を講じて、
皆さま、どうか穏やかな休日を。