「こんにちわッ、テディちゃでス!
すぎもとォさァ~んッ!」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!大団円だよう~!)
こんにちは、ネーさです。
今日もまた危険な暑さとなっておりますが、
飲み物を手に涼しい場所へと退避したなら、
さあ、読書タイムと参りましょう。
本日は、こちらのコミック作品を、どうぞ~♪
―― ゴールデンカムイ 31 ――
著者は野田サトルさん、2022年7月に発行されました。
『GOLDEN KAMUY』と英語題名が付されています。
2015年1月に第1巻が刊行されて以来、
アニメ化、実写映画企画も始動、と
エンタ界に大きな影響を与えつつ、
とうとう最終巻が……!
「おつかれさまァなのでスゥ!」
「ぐるる~!」(←訳:大拍手~!)
何処とも知れぬ地に隠された
アイヌの金塊。
”不死身の杉本”こと
元陸軍兵士の杉元佐一さんは、
アイヌの少女・アシㇼパさんとともに
金塊の在り処を示す地図を追って……という物語の粗筋は、
もはや説明の必要もないほど、ですね。
この第31巻では、
金塊の行方、
そしてアイヌの権利書をめぐる
激闘の結末が描かれていて、
読み手の私たちはもう、
息つく間もありません。
迫る刃! 銃声と爆音!
「にげてェ~ッ!」
「がる~!」(←訳:走れ~!)
ページを捲るごと、痛感させられるのは、
ああ、アシㇼパさん、かっこいい!
そもそも、作品を構想する段階から、
著者・野田さんは
”かっこいいアイヌ”を意識していた、と聞きます。
かつて、小説や映画などに登場するアイヌは、
虐げられ、騙され、打ちのめされる存在であることが
定番になっていました。
それは残念ながら
史実であった訳ですけれど……
「うちやぶろうッ、こていかんねんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:新たな史観を!)
北に暮らす人びとの、武勲(いさおし)。
優美と、誉(ほまれ)。
多くの人が感じているように、
『ゴールデンカムイ』以前と以後では、
アイヌ文化&アイヌの人々への認識・評価・敬意が
まったく異なりつつあります。
「もっとォ、でてきてほしいィでス!」
「がるるぐるぅるがる!」(←訳:新たなアシㇼパさん!)
そうして、物語は、
かっこいいアシㇼパさんの未来を祝福しながら
大団円……のはず、でしたが……
これはっ?!?
「うきゃきゃきゃッ!」
「ぐるる~!」(←訳:なんと~!)
連載終了時にはなかったオマケが、
巻末に……!
あららぁ、んまあ!
どうしましょ!
というような次第ですので、
webで無料公開されていた折に
全話を通読した方々も、
ぜひ、完成版『ゴールデンカムイ』31巻を
手に取ってみてくださいね。
なお、単行本の帯には……
「しらいしィ?」
「がるる~!」(←訳:脱獄王~!)
選ばれし400名に
白石さんから秘密のプレゼント……?
それって……不安だわ……。
(余談になりますが、
多摩っ子の私たち、
もちろん土方さんの大ファンです♪
実写化の際にどなたが土方さんを演じるのか、
ワクワクかつハラハラしておりますよ)