テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

新風、吹いてます。

2018-09-13 22:22:24 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐむむゥ~…!」
「がるる!ぐる~る!」(←訳:虎です!むむ~ん!)

 こんにちは、ネーさです。
 えーと、私ネーさが
 細々とTwitterで発表している漫画なんですけど、
 先週に続いて、今週も、結果は、

   こちら

 と相成りました……。
 来週は!来週こそは~!と現在全力奮闘中ですので
 なにとぞよろしくお願いいたします。

 さあ、では、ここからは読書タイムにスイッチして、
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



           ―― ミダスの河 ――



 著者は柄刀一(つかとう・はじめ)さん、2018年7月に発行されました。
 『名探偵・浅見光彦VS.天才・天地龍之介』と副題が付されています。

「だいたァ~んッ!」
「ぐるるるがるるる!」(←訳:大胆だし挑戦だし!)

 作家・内田康夫さんといえば、
 《名探偵・浅見光彦(あさみ・みつひこ)》さんの“父”として
 活字マニアの皆さまにはお馴染みですね。

 そして、作家・柄刀一さんは、
 幾人もの探偵さんを作品の中で描いておりますけれども、
 最も登場回数が多いのは……たぶん、
 天地龍之介(あまち・りゅうのすけ)さん、かしら?

「りょうほうのォ、たんていィさんッ!」
「がるぐる~る!」(←訳:競演しま~す!)

 内田康夫財団公認のこの御本では、
 浅見さんと天地さん、
 贅沢にも両探偵さんが競演、いえ、共演いたします。

 とはいえ、熱心な浅見光彦さんファンの方々、
 心配はいりませんよ。
 著者・柄刀さんは内田さんが築き上げた《浅見ワールド》を
 壊すようなことはせず、
 むしろ浅見さんの特徴を活かし、
 ふたりの探偵さんそれぞれの魅力を引き出してゆきます。

「はじまりはァ、ほんやさんッなのでスゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:資料集めだね!)

 駅ビル内の書店さんで、
 歴史関連の棚を眺めていたのは、
 ルポライターの浅見光彦さん。

 浅見さんがいまいるのは、甲府――

 ええ、説明するまでもなく、
 武田信玄さんの地元、というべき土地柄です。

「でもォ、ちがうゥんでスよゥ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:お仕事は二の次!)

 浅見さんが甲府を訪れているのは
 仕事といえばお仕事なんですけれど、
 先ず何よりも。

 或る病院に入院している
 “友人”を見舞うため。

 まだ7歳の、小さな“友人”の治療は
 岐路にさしかかっています。

 治療が上手く行けば、“友人”は助かる。
 が、もしも……。

「もしもォはァ、なしィでスゥ!」
「ぐるるる~!」(←訳:怖すぎる~!)

 でもね、起こっちゃったんです、
 もしも、に準ずる出来事が。

 当然というべきか必然と形容すべきか、
 浅見さんは事態を収拾すべく
 奔走しますが、
 混迷は深まるばかりで、
 光明はなかなかな見えてこず。

 そこへさらに、
 天地さんという《天然》型の係わってきますから、
 もう大変です。

 “友人”の身は、どうなる?
 混迷と混乱を、
 ふたりの名探偵さんは解き明かせるのか――

「ふゥ! たんていィさんッてェ~」
「がるるるぐるる!」(←訳:休む間もないね!)

 探偵・浅見光彦さんという、
 いわば《老舗》の店内に吹き込む、
 新しい風=天地龍之介さんの存在。

 ネタバレを回避するためにも
 あまり詳しくはお喋りできませんが、
 探偵さんたちが疾走するサスペンスドラマは、
 ミステリ好きさんにも
 警察小説マニアさんにもおすすめです。
 ぜひ、一読してみてくださいね~♪
 
 
コメント
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