「こんにちわッ、テディちゃでスッ!
やばッ! もうゥなつゥ??」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!海で泳ごう~!)
こんにちは、ネーさです。
初夏の陽気でバラがきれいに咲いていますね。
本日の読書タイムは、
その才能をきれいに、いえ、存分に咲かせた人たちが主役の
ノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― 天才を生んだ孤独な少年期 ――
著者は熊谷高幸(くまがい・たかゆき)さん、2015年3月に発行されました。
『ダ・ヴィンチからジョブズまで』と副題が付されています。
「あはァ! てんさいィ、れおなるどォさんッ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:ルネサンスの巨匠!)
「でもォ……じょぶずゥさんッ??」
そうね、そのあたり、異論があるかもしれませんね。
万能の才人、時代を何百年も先取りした知の巨人・レオナルドさんと、
アップル社の創設者スティーブ・ジョブズさん。
タイプがずいぶん違ってるようだけど、
ふたりを一律に“天才”で
くくっちゃっていいの?
しかし、著者・熊谷さんは
そういった疑問も織り込みつつ、
社会に大きな影響を与えた人物を、
彼らの少年期を、
慎重に掘り起こしてゆきます。
「しょうねんじだいィ?」
「がるるぐる?」(←訳:そこに何が?)
この御本で取り上げられているのは、
レオナルド・ダ・ヴィンチさん、
アイザック・ニュートンさん、
トーマス・アルヴァ・エジソンさん、
夏目漱石さん、
アルベルト・アインシュタインさん、
スティーブ・ジョブズさん、
という、凡人とはとても呼べない方々。
「きれものォ、でス!」
「ぐるがる!」(←訳:知力高し!)
彼ら“天才”の基礎……というか、
根っこにあるものは、何なのでしょう?
著者・熊谷さんは
御本の冒頭で次のように記しています。
彼らはみな――
《少年時代から孤独であり、それが天才を生みだした》
生を享けた世紀も、
職業や経済状態も、
社会的地位、健康状態も
それぞれ異なっていた彼ら。
ただ共通していたのは
《孤独》であったこと。
両親からの
愛に包まれた生活が、なかった。
集団行動が苦手な、
周囲から浮いてしまう子どもだった――
「それはァ、さみしィでスゥ~…」
「がるるる~…」(←訳:悲しいね~…)
けれどまた、彼らには、
理解者がいた、という共通点があります。
レオナルドさんには師匠ヴェロッキオさんが。
エジソンさんやジョブズさんには
ユーザーという何よりの後援者が。
夏目漱石さんには読者が。
そんな応援を得ていたとしても、
それでもやはり、
彼らのエネルギー源は《孤独》であり、
《孤独》が彼らを動かしていた――
「こころッてェ~」
「ぐるる!」(←訳:複雑だ!)
漱石さんの少年時代の出来事には
慄然とさせられます。
『坊ちゃん』を著したこの御方が
これほど辛く寒々しい幼少期を過ごしていたのだとは。
けれど、その《孤独》が彼を造り、
彼を彼たらしめたのだとしたら。
「こころッてェ~…」
「がるるぐる!」(←訳:不思議です!)
脳科学、心理学、歴史、科学史、文学史、
さまざまな角度から解析してゆく
《孤独》というタネ、
そして、そこから咲く花。
光と影を際立たせる描写は
最上の伝記文学のようでもあります。
ノンフィクション好きな御方は、
ぜひ一読を~♪
やばッ! もうゥなつゥ??」
「がるる!ぐるがるる~!」(←訳:虎です!海で泳ごう~!)
こんにちは、ネーさです。
初夏の陽気でバラがきれいに咲いていますね。
本日の読書タイムは、
その才能をきれいに、いえ、存分に咲かせた人たちが主役の
ノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― 天才を生んだ孤独な少年期 ――
著者は熊谷高幸(くまがい・たかゆき)さん、2015年3月に発行されました。
『ダ・ヴィンチからジョブズまで』と副題が付されています。
「あはァ! てんさいィ、れおなるどォさんッ!」
「ぐるるるるるがる!」(←訳:ルネサンスの巨匠!)
「でもォ……じょぶずゥさんッ??」
そうね、そのあたり、異論があるかもしれませんね。
万能の才人、時代を何百年も先取りした知の巨人・レオナルドさんと、
アップル社の創設者スティーブ・ジョブズさん。
タイプがずいぶん違ってるようだけど、
ふたりを一律に“天才”で
くくっちゃっていいの?
しかし、著者・熊谷さんは
そういった疑問も織り込みつつ、
社会に大きな影響を与えた人物を、
彼らの少年期を、
慎重に掘り起こしてゆきます。
「しょうねんじだいィ?」
「がるるぐる?」(←訳:そこに何が?)
この御本で取り上げられているのは、
レオナルド・ダ・ヴィンチさん、
アイザック・ニュートンさん、
トーマス・アルヴァ・エジソンさん、
夏目漱石さん、
アルベルト・アインシュタインさん、
スティーブ・ジョブズさん、
という、凡人とはとても呼べない方々。
「きれものォ、でス!」
「ぐるがる!」(←訳:知力高し!)
彼ら“天才”の基礎……というか、
根っこにあるものは、何なのでしょう?
著者・熊谷さんは
御本の冒頭で次のように記しています。
彼らはみな――
《少年時代から孤独であり、それが天才を生みだした》
生を享けた世紀も、
職業や経済状態も、
社会的地位、健康状態も
それぞれ異なっていた彼ら。
ただ共通していたのは
《孤独》であったこと。
両親からの
愛に包まれた生活が、なかった。
集団行動が苦手な、
周囲から浮いてしまう子どもだった――
「それはァ、さみしィでスゥ~…」
「がるるる~…」(←訳:悲しいね~…)
けれどまた、彼らには、
理解者がいた、という共通点があります。
レオナルドさんには師匠ヴェロッキオさんが。
エジソンさんやジョブズさんには
ユーザーという何よりの後援者が。
夏目漱石さんには読者が。
そんな応援を得ていたとしても、
それでもやはり、
彼らのエネルギー源は《孤独》であり、
《孤独》が彼らを動かしていた――
「こころッてェ~」
「ぐるる!」(←訳:複雑だ!)
漱石さんの少年時代の出来事には
慄然とさせられます。
『坊ちゃん』を著したこの御方が
これほど辛く寒々しい幼少期を過ごしていたのだとは。
けれど、その《孤独》が彼を造り、
彼を彼たらしめたのだとしたら。
「こころッてェ~…」
「がるるぐる!」(←訳:不思議です!)
脳科学、心理学、歴史、科学史、文学史、
さまざまな角度から解析してゆく
《孤独》というタネ、
そして、そこから咲く花。
光と影を際立たせる描写は
最上の伝記文学のようでもあります。
ノンフィクション好きな御方は、
ぜひ一読を~♪