寒いの嫌ですっ! ハワイって暖かいのよね?小笠原もね?と
現実逃避に走りたくなるネーさです。こんにちは。
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
むゥ~んッ? たしかにィ、さむいィかもッ!」
こうなったら、んもぉ本格的に逃避いたしましょうっ!
第20回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したこの御本の世界へ、
さあ、どうぞ~!
―― 天使の歩廊 ――
著者は中村弦さん、’08年11月に発行されました。
『ある建築家をめぐる物語』と副題が付されています。
「ふむふむッ、けんちくかさんッ♪
たのしィそうなァ、ごしょくぎょうッ、でスねッ!」
テディちゃ、建築を甘く見てはいけませんわ。
建築という分野には、魔がひそんでいるのです。
「まッ?
まもののォ、まッ、でスかァ??」 (←ちょこっとビビリましたか?)
そうです、魔物の魔、魔界の魔、ですよ。
分かりやすい例を挙げれば……ルートヴィヒ2世さん、かしら。
お城造り――城郭建築にのめり込んだ王さまは、
バイエルン王国の国庫を空っぽにしてしまいました。
戦争にも敗れ、
政治力を失って退位を余儀なくされた王さまは、
若くして亡くなります……。
「あうゥッ、おそろしィ……!」
魔が棲む領域――建築。
では、この御本の主人公、建築家の笠井泉二(かさい・せんじ)さんは
悪の手先のような存在なのでしょうか……?
いえ、それが。
笠井さんが設計を手掛けた建物は、
不思議と依頼人から愛され、
大切にされるのでした。
世間には笠井さんの悪口をいう者もいるのですが、
依頼人さんはそうは思っていない模様です。
私の願っていた通りの、いや、それ以上の、
素晴らしい建物を造ってくれた……
この地球上にふたつとない、私だけの、この世界、この空間……。
まるで、破滅とは別の線上に、
笠井さんの建築が在るかのように。
「むふゥ?
へんてこォけんちくかさんッ、でスかァ~」
笠井泉二とは《何者》なのか?
彼の建築とは、いったい《何》なのか?
ミステリアスな物語は時間と時代を行きつ戻りつしながら、
『ある建築家』の素顔を追ってゆきます。
明治、大正の日本に、
ぽつり、ぽつり、と生まれいずる異風の建築物が持つ意味とは――
中村豪志さんの美しい装画は、
夢の建築への扉を想わせてブラヴォー!
そして、夢の建築を紙の上につなぎとめる
著者・中村弦さんの筆にも拍手を!
ミステリ好きさん、
歴史小説好きさんにも、おすすめの御本ですよ~!
「けんちくはァ、るいす・きゃろるもォまッさおのォ、
わんだァーらんどォでスゥ!」
現実逃避に走りたくなるネーさです。こんにちは。
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
むゥ~んッ? たしかにィ、さむいィかもッ!」
こうなったら、んもぉ本格的に逃避いたしましょうっ!
第20回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したこの御本の世界へ、
さあ、どうぞ~!
―― 天使の歩廊 ――
著者は中村弦さん、’08年11月に発行されました。
『ある建築家をめぐる物語』と副題が付されています。
「ふむふむッ、けんちくかさんッ♪
たのしィそうなァ、ごしょくぎょうッ、でスねッ!」
テディちゃ、建築を甘く見てはいけませんわ。
建築という分野には、魔がひそんでいるのです。
「まッ?
まもののォ、まッ、でスかァ??」 (←ちょこっとビビリましたか?)
そうです、魔物の魔、魔界の魔、ですよ。
分かりやすい例を挙げれば……ルートヴィヒ2世さん、かしら。
お城造り――城郭建築にのめり込んだ王さまは、
バイエルン王国の国庫を空っぽにしてしまいました。
戦争にも敗れ、
政治力を失って退位を余儀なくされた王さまは、
若くして亡くなります……。
「あうゥッ、おそろしィ……!」
魔が棲む領域――建築。
では、この御本の主人公、建築家の笠井泉二(かさい・せんじ)さんは
悪の手先のような存在なのでしょうか……?
いえ、それが。
笠井さんが設計を手掛けた建物は、
不思議と依頼人から愛され、
大切にされるのでした。
世間には笠井さんの悪口をいう者もいるのですが、
依頼人さんはそうは思っていない模様です。
私の願っていた通りの、いや、それ以上の、
素晴らしい建物を造ってくれた……
この地球上にふたつとない、私だけの、この世界、この空間……。
まるで、破滅とは別の線上に、
笠井さんの建築が在るかのように。
「むふゥ?
へんてこォけんちくかさんッ、でスかァ~」
笠井泉二とは《何者》なのか?
彼の建築とは、いったい《何》なのか?
ミステリアスな物語は時間と時代を行きつ戻りつしながら、
『ある建築家』の素顔を追ってゆきます。
明治、大正の日本に、
ぽつり、ぽつり、と生まれいずる異風の建築物が持つ意味とは――
中村豪志さんの美しい装画は、
夢の建築への扉を想わせてブラヴォー!
そして、夢の建築を紙の上につなぎとめる
著者・中村弦さんの筆にも拍手を!
ミステリ好きさん、
歴史小説好きさんにも、おすすめの御本ですよ~!
「けんちくはァ、るいす・きゃろるもォまッさおのォ、
わんだァーらんどォでスゥ!」