目覚ましを4時にセットしたけれど、二人ともほとんど眠ることができず、本を読んで朝を待つ。朝の5時から外はむっとする暑さ。曇っているのか、スモッグなのか、とにかく空気が悪くて喉が痛い。
この目で本場の太極拳を見ることも今回の旅の大きな目的だった。早朝からつき合わせてA子ちゃんには悪かったけれど・・。外灘に着くと、いるいる!あちこちで、音楽にあわせてポーズをとる集団が。本当は参加したかったけれど、24式のグループを見つけることができなくて、見学だけで我慢。今度は片言の中国語を覚えて、参加させてもらおうと心密かに誓った。太極拳だけではなく、社交ダンスのグループや、凧揚げをしているおじさんたち、一輪車のおじいさん、後ろ向き歩行のおばさんなどなど、見ているだけでかなり面白い。この光景が毎朝繰り広げられているというのだから、中国人は本当に健康的!それに、みんな楽しそう!
太極拳もいろいろ。扇を持っていたり、剣の舞もあり。
公園につるされていた鳥かご。対岸は高層ビルが立ち並ぶ。社交ダンスの集団
おばさんのスカートのスリットに目が釘付け!
今朝は屋台で朝ごはん。煎餅(ジェンビン:2元=約30円)。小麦粉の生地をクレープ状に焼き、甘辛い味噌を塗り、卵を割り入れ、漬物や油条(揚げパンのようなもの)や揚げ皮、ネギをたっぷり入れて、折りたたみ、無造作にビニール袋に入れてくれた。まさに中国を代表するファーストフードな朝ごはん。これ、ヤズヤのCMで見ていて絶対食べた~いと思っていたので大満足。でも香酢はなかった。菜包(ツァイパオ:1.5元)野菜入りの中華饅も美味しかった。
ファミリービジネス 見た目はクレープ! 青菜がいっぱいの菜包。
レースやボタンなど手芸用品が立ち並ぶ通りをぶらぶらした後は、新天地でマッサージ。10時半の時点で既に5時間は歩いているので、かなり疲れていた。45分の中国式マッサージ(88元)+オプションで刮韶(gua sha 10元)にトライ。中国式マッサージは日本の指圧よりもっとダイナミックに体中を揉みほぐしている印象を受けた。マッサージは気持ちよかったけれど、オプションが・・拷問だった。何やら木製のクシのようなもので、背中の皮膚を擦っている。途中であまりの痛さに、「痛い!」と訴えたけれど、お兄さんは手を緩めず、ごりごり、がしがし。リラックスどころか、じっと痛みに耐えて、終わったときは、全身ぐったりだった。後で見たら、数箇所が紫色になっていた。特に首と右肩がひどい。やっぱり悪いところに症状が現れるらしい。こする動作で一定の刺激を与えることによって、臓器機能のバランスや生理機能を正常にする効果があるとか。でも、痛すぎるよ~。やっぱり足ツボが最高だった。A子ちゃんは45分の頭部マッサージですっかり夢ごこち・・。こっちがよかった。
ランチは昨日の茶房へもう一度。キュウリの炒めものと、麺を頼んだ。やっぱり味つけがいい。牛すじのスープも本当にいい味で、肉もほろほろと柔らかい。今年はスイカの初物を中国でたっぷり堪能した。市場で小玉のスイカ1個1元(15円)を見たときは真剣にかかえて帰ろうかと思ったくらい・・。
高層ビルとのコントラスト! ジャスミン茶にお湯をそそぐと・・水中花みたい!
6時のフライトのため、2時半にホテルを出て空港へ向かった。2泊3日とはいえ、飛行機の時間がよかったので充実した3日間だった。もちろん、まだまだ見たりない、食べたりない、遊びたりないことはたくさんある。モダンな上海もまだまだ見ていないし、上海蟹も食べたい。杭州や蘇州へお茶を巡る旅もしてみたい。上海に行っても、中国を見たことにはならない、とよく言われる。なにせ、中国はでっかい!はまると、ブラックホールのように奥が深~い。だから、はまらないほうがいいのかもしれない。でもきっとまた来る。だから再見!
旅行を手配してくれたのんちゃん、3日間の旅の友、そして留守番してくれたえしぇ蔵に謝謝您了=Thank you very much.
空港で出迎えのえしぇ蔵。旅の終わりに力が抜けたよ・・
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メリーさん。こんにちは。
やずやでもうひとつ、おぼろ豆腐に香酢をかけるCMありますよね。あれも探したんですが、移動屋台だそうで、見つけることができませんでした。食いしん坊には2泊3日では足りません・・
日記読んでたらすぐにでも上海に行きたくなりました!
マッサージ、安くていいですね~。
あと、やずやのCMのやつ、わたしも気になってました。
空港まで迎えにきてくれる旦那さま、やさしいですね。
なんたって中国4千年の歴史ですから、何でも奥が深そうです。HUNNYさんが行かれている気功療法もよさそうですね。
美味しいものにも惹かれますが私はやっぱり全身をマッサージだったりつぼ刺激だったり体がフニャフニャになるくらい試してみたいです。この際痛いのでも何でもOK!(笑)