山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

梅雨の合間に笹子の山

2017-07-29 | 山行
2017年7月29日(土) 曇り 夏山に備えて自主トレを、という申し合わせにもかかわらず、計画通りにことは進まず。梅雨明けの後は戻り梅雨、大昔の梅雨明け10日の青空はすでに死語か?

翌日曜日の権現岳も中止になり、さてさて。山の天気予報 てんくら と相談して、今朝は中央線に乗る。近場で駅から歩ける笹子の大沢山に出かける。午後からの崩れを予想しての選択。

笹子駅下車のハイカー達はたぶん滝子山か、R20を笹子峠方面に歩き出し追分で左折、立派な奥野稲村神社で身支度してお社裏手から取付く。尾根に上がったところの鉄塔No,53(760m)からは植林に囲まれ左手からは発電所の土木工事の物音が響く。

清八峠から笹子山塊を覆う雲が垂れ込め800mを越えれば雲の中に違いない。まもなく東山魁夷の墨絵を思わせる樹間の尾根道、道型は薄いが落ち葉のしっとりした踏み跡は明瞭、未明の降雨のせいか蜘蛛の巣が少ない。次の巨大鉄塔No,213(940m)で視界が開け再び、樹林の尾根にはいる。



植林から自然林に変わり薄暗い原生林の雰囲気になった頃、山頂の真新しい立札が視界に入った。地図に大沢山の名は無いが、山名板には大沢山(女坂山)1460mとあり、昔から見なれた手書きの板には大沢山1450mとある。幸い雨具を取り出すこともなく休憩して往路下山した。



尾根道が乾きかけてきたせいか、蜘蛛達も仕事を始めていた。駅から標高差800m少々で急坂、道型は不明瞭で視界なし、夏場には不評だが冬枯れの頃には、好きな尾根の一つ。

間もなくやってきた上り電車に乗車したが大月付近で土砂降り、当夜は隅田川花火、神楽坂阿波踊りいずれも雨天決行された。

笹子駅9:10…神社9:33,40…巨大鉄塔10:30…大沢山12:05,25…神社13:58,14:05…笹子駅14:33


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