山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

三又から酉谷山、七跳尾根を下山

2010-12-11 | 山行
12月11日 早起きしてクルマで奥多摩を目指す。気になっていた小川谷林道・三又ゲートには8:10到着。作業車が数台停まっており広いスぺースはヘリポートだとか。小川谷対岸は黒木のウトウの頭の周りの落葉尾根は雪で白い。8日に雪が降ったという、暖冬といえどもやはり12月だ。今季初の雪踏みが楽しめそう。
木立越しにウトウ

枯れ木立の尾根は雪景色
小屋跡を過ぎると崖っぷちの雪を載せたトラバース道を30分ほどで三又の河床に降りる。谷間なので木橋や桟道には雪が20cmほど積もっているが先行者(たぶん猟師と犬)の足跡があり歩きやすい。日当たりは落ち葉道、右岸を100m近く高巻いて1480mの東尾根を越えた。
小川谷三又

雪混じりの落ち葉道

日当たりは温々
二俣は左の沢を詰めると旧酉谷小屋、ボロだが雨宿りはできそうだ。直上すると右前方で気配があり顔を上げると黒い塊が動き始めた、20匹ほどの猿軍団が斜面を移動していく。
旧酉谷小屋

樹下に佇む猿影

さらに急登にかかりブナ等の美しい疎林を過ぎると酉谷避難小屋だ。昨年修復が済み、綺麗な小屋で、水場もトイレもあり展望も抜群。
酉谷避難小屋


小屋の上の長沢背稜の縦走路に出て酉谷山に向かう。雪面にはすでにトレースがあり、スパッツ忘れて足首まで雪に潜るが苦にはならない、稜線上は冷たい風、眼下に広がる明るい秩父盆地、一年振りの雪山歩きだ。酉谷山の南面に風を避けて20分ほどランチタイム、正面の石尾根と雲取山の高みと。
長沢背稜の縦走路

積雪は足首位

酉谷山頂にて
縦走路との分岐の酉谷峠に戻り長沢道を辿る。雪が乗ってる上いやらしい桟道もあったが概ね石尾根並に歩きやすい水平道だ。七跳尾根分岐には古い道標があった。
七跳分岐
黒木の狭い尾根にはたくさんの小動物のトレースがあり降雪後初めてのお客になった。ゴンバ尾根を確認する前に道形がジグザグに切ってある七跳尾根に入ってしまった。
七跳尾根を
雪面に直下降してる足跡があった、猟師にしては大胆だな、あらら爪がある、一昨年朝日連峰で見た足跡とは違い長細くゴム長靴に見えた。慌てて腰のスズ音に加え笛を吹き鳴らす。
誰れの足跡?
急傾斜の植林を抜けて古い木の梯子で林道に降り立った。林道を5分ほどでゲート
の向こうに広場が見えた。今朝の作業員に会釈してクルマに乗り込んだ。
七跳尾根入口

小川谷林道三又ゲート

林道三又ゲート8:23…三又8:55,9:05…旧酉谷小屋10:30…酉谷小屋11:30,35…酉谷山(1718m)12:00,20…酉谷峠12:35…七跳分岐(1600標識あり)13:32…林道(木の梯子)(1080)14:34,35…三又ゲート14:40
    周回6hコース
往き:自宅5:30=八王子6:30=滝山・吉野街道=奥多摩駅7:30=東日原=小川谷林道・三又ゲート8:10  帰りは久し振りに氷川トンネル裏の町営「よもぎの湯」に立ち寄る、なんと\750。夕暮れの往路を渋滞に委ねて帰宅。それでも20時前に着いた。
コメント
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