山のあれこれ

山の楽しみのあれこれを紹介していきたいと思います。

茅ケ岳(1704m)から金ケ岳(1764m)

2009-03-01 | 山行
3月1日 昨晩は北杜市武川に移住された先輩のお家に泊めていただく。まだ木肌の香りのする内部、ご自慢の薪ストーブを囲んで皆でお祝いした。本当はカーテンを開けるとドーンと見えるという甲斐駒も八ヶ岳もナゼか我々に姿を見せようとしない。またみんなに来てもらう為に山が出し惜しみをしてる、とは家人のお言葉。

今日は釜無川を挟んで向かいの茅ケ岳に向かう。メンバー8人は車3台で標高1000m近くまで上がり1台を下山口に置き、2台で登山口の深田記念公園駐車場に到着した。茅ケ岳から金ケ岳に縦走して東光の東大宇宙研の上部に降りてくる予定。

8:20出発、曇り空の元、落葉松の林に付けられた谷筋の道を辿ると溶岩で出来た女岩の水場(1300m)9:15,20。先輩は地質調査のプロ、そういう大地の説明は詳しい。ここより250m程の急登には前日の雪が数cm積もっていた。分岐(1550m?)10:00より尾根筋へ、視界は相変わらず無いが、木立の枝には樹氷で飾られ美しい。先行者1名の足跡をバラバラと落下する樹氷片が埋める。

道端に「深田久弥終焉の碑」(10:10)が、山で亡くなった先達の岳人に一礼。茅ケ岳山頂10:25,45。茅ケ岳は過去に何度かやって来たが、いつも、ここ止まりだった。北に木立の中の急坂を下りかけたがうっすらと雪が付いていて滑りやすくリーダーより軽アイゼンの指示。岩や落ち葉の上の積雪は要注意だ。こういう場合は軽アイゼンといって、軽量の4または6本爪で簡単に取り付けられるはず(簡単でない者、若干名)。しかし、岩角や根っこに引っ掛けやすくもなるので足の運びも要注意。リーダーと私以外は装着した。



意外に狭く険しい吊り尾根を登りきった北峰が金ケ岳だった(11:55,12:10)。急峻で視界が無くて幸いだったかもしれない。地元の女性が鈴を鳴らしながら上がってきた。頭上が一瞬、青く明るくなるものの視界は晴れない。南西に延びる尾根を下り始める、すぐにアイゼンを外して樹林の道をとると林道着13:35(960m)。

林道を横切って柵のある広い切り開きを降りるとバンガローが点在する、ふれあいの里のPに我々の車を発見13:45着。ドライバー3人が車の回収に登山口に行く間に残り組は空身で明野太陽館(温泉)に徒歩で向かう。我々は、約30分後に展望風呂から晴れたものの、雲間に甲斐駒らしき頭をチラリと目撃した。

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