ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

秋のお彼岸に入っています。

2022-09-22 04:38:22 | 草花
9/20日からお彼岸に入っていて、だいぶ過ごしやすくなっていると実感しています。
昨日は朝の気温が20℃以下になり、真夏モードの寝具で肌寒さを感じ、もう一枚上掛けを足したほどでした。
そんなことでしたので、午前中に少し歩いてみましたが、さすがに日差しは弱くはなくて、半そでシャツで歩き通しましたが、日焼けの所為か、夜になっても肌にほてりを感じる程でした。
しかし、歩きながら空を見上げると秋の雲の代表選手の「うろこ雲」が浮かんで見えていました。
こうやって少しずつ季節が移り変わっていくのですね。

お彼岸のヒガンバナ ↓

我が家の歩道脇の彼岸花です。こうして年ごとに、少しずつ花の密度が濃くなっていきます。
グッドタイミングで咲いて来たこの花には
 ♪ま こ と お 彼 岸 入 の 彼 岸 花 ♪  種田山頭火の句・・・がピッタリでしょうか。

ここで少々漢字クイズです。 秋のお彼岸を読んだ句ですが、句の中に意味の分からない漢字の入っている以下の句を
味わうことが出来るでしょうか。
(小生は字の意味が理解できないので、とても「味わう」境地には入れませんでした。)
①蜑のこゑ山にありたる秋彼岸 岸田稚魚
②地の罅によべの雨滲む秋彼岸 岡本 眸
③水のなき甕裾ゑてあり秋彼岸 瀧澤宏司
④山畑を劃れる径や秋彼岸 八木林之介

已む無く、ネット上で難読漢字の「読み」を調べて、もう一度並べてみます。
①蜑(あま=海人、漁師)のこゑ山にありたる秋彼岸   岸田稚魚   (お彼岸には魚の殺生はしない。)
②地の罅(ひび=細かい割れ目や人間関係のひび)によべの雨滲む秋彼岸 岡本 眸
③水のなき甕(かめ=水や食物などの容器)裾ゑてあり秋彼岸 瀧澤宏司
④山畑を劃(かく=区切る)れる径や秋彼岸 八木林之介

俳句というものは15文字でこの世の森羅万象を表現するものですので、十五分の一文字の意味が解らないだけで解釈に重大な
齟齬(句の作り手と、受け取り手の二者間で、意味がうまく通じていなくて、理解が噛み合っていないという状態)が生じて
しまいます。

これからの時代の俳句は、是非とも平易な言葉で作って欲しいものです。

♪お彼岸のおはぎを持ちて見舞ひ客 ♪  青木 歌子  同じものでも春彼岸は「牡丹餅」で、秋彼岸は「おはぎ」でしたね。
もしも真夏にお彼岸があったら「土用餅」で、真冬にお彼岸があったら「雪見餅」でしょうか。
でも、これは既に似たようなネーミングがありましたね。


21日の午前中に見た月 ↓

空が明るくて見つけるのに時間が掛かりました。月齢は24.7。



近場を周回 ↓

歩行数は大したことなかったのですが。二時間ほど歩きました。



空にうろこ雲(=いわし雲) ↓

この雲を見て、本格的に秋に入った・・・と感じることが出来ました。


ヒツジグサ ↓ ↓



ちょっとした貯水池で黄色いものと赤い色のヒツジグサを見ました。



タヌキモの仲間 ↓

同じ場所ですが、最近になってこういう植物も見るようになりました。おそらく他所の国由来のものでしょうね。



桃太郎 ↓

孫二人がそれぞれに、これを見て大喜びした時期もありました。今では遠い昔の出来事のように思えます。



ローゼル ↓

先日はこれの花の方を出しましたが、今回は実の方を出します。



ホオズキ ↓

皮が透けていますが、これはこれで一つの風景になっていると思いました。



ボケの実 ↓

これはもう少し経つと黄金色になるのでしょうね。



稲穂 ↓

これだけ深く「お辞儀」をしていますので、そろそろ刈り入れていただきましょうか。



これが判らない ↓

雀の餌台の横から生えてきた草ですが、直径5ミリくらいの小さな花を分岐した茎の先端に付けています。
草丈は50センチくらいなのですが、何という名前の草でしょうね。



青紫蘇の花 ↓

庭の青じその花が咲き始めていました。
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12 コメント

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ヒツジグサ (おみや)
2022-09-22 05:11:17
おはようございます。
ヒツジグサが綺麗に咲いていましたね。
ローゼル、初めて聞く名前です。
返信する
難解な漢字勉強になりました。 (縄文人)
2022-09-22 10:37:52
せっかく難解を調べていただいたので、これに対して辺句、対句を詠んでみました。

    ①蜑のこゑ山にありたる秋彼岸 岸田稚魚
        。マタギ声向こうの山に秋彼岸 (縄)

    ②地の罅によべの雨滲む秋彼岸 岡本 眸
        。 アスハァルト線状降雨秋彼岸 (縄)

    ③水のなき甕裾ゑてあり秋彼岸 瀧澤宏司 
        。庭の隅水琴窟や秋彼岸 (縄)

    ④山畑を劃れる径や秋彼岸 八木林之介
        ゜田畑の区画整理や彼岸花 (縄)

文章、詩、コラム等の盗作は此れいけませんですネ!!
俳句においても、しかり・・・盗作はご法度です。『本歌取り』は大目に見ているようです。 
     https://jhaiku.com/haikudaigaku/archives/549
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おみや様へ (ぶちょうほう)
2022-09-22 12:02:24
おみや様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
今回の出歩きではヒツジグサの花の時季とタイミングがぴったり合ったようで、池の中はヒツジグサの花でいっぱいに見えました。
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縄文人様へ (ぶちょうほう)
2022-09-22 17:55:28
縄文人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
掲示した元の句に対して、縄文人様の「発展句」をたくさんいただきましてありがとうございます。
またリンクいただいた「ほんかどり・本歌取り【超初心者向け俳句百科ハイクロペディア/蜂谷一人】」さんのページも興味深く読ませていただきました。
確かに私たちが日常使う表現の中には先人が作り出した言い回しを無条件に踏襲している場合が多いですね。
俳句の”本句取り”もそういう場合があるかも知れませんね。
歌(音楽)の世界ではアイルランド民謡の「夏の名残のバラ」という曲が日本ではちゃっかり「庭の千草」という愛唱歌になってしまいましたね。
これは盗用なのか、本歌取りなのか・・・・・

山田耕作の名曲「赤とんぼ」もシューマンの曲に酷似した部分があるということでした。
結構微妙なところがあるものですね
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こんにちは (多摩NTの住人)
2022-09-22 18:55:55
漢字は全く読めませんでした。クイズ番組の漢字は結構読めると自信を持っていましたがダメですね。鉄道写真に夢中になっていた時はこういうカッコいい電気機関車に興奮しました。当時はEF66という形式でしたがEF210の登場時期は知りませんでした。
返信する
俳句 (ふらっと)
2022-09-22 20:03:44
 難しい俳句はいかにも物知りを顕示するようでなんだかと思いますね。自分には意味が解らず???です。

 多少考えれば判る程度が人気はでそうです。

 桃太郎(EF210)は平成生まれのようで、今のJR貨物のメインの機関車になっているようです。良く見かけ佐川や西濃、ヤマト等の荷物を運んでいますね。運転手確保の難しい時代にはありがたいです。
 そうそう、EF66より古いEF64(通称山男:山の路線でしか走っていない。)が後継機のEH200と交互に名古屋(稲沢)から南松本までガソリンなどの燃料を運んでいます。木曽路で見ると応援したくなります。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2022-09-22 20:09:32
多摩NTの住人様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
あの漢字が読めないことは私たちにとっては当然のことですね。
とかく俳人は(粋がって)、難しい言葉を使いがちな人が居たりして、難儀なことですね。
平易な言葉を使って、心に響くような句を作っていただけるとありがたいと思います。
ところで機関車のEF66は今でも東海道本線の貨車を牽引する花形であり続けていると思います。
力が強くてなかなかの早や足さんということだったと記憶しています。
返信する
ふらっと様へ (ぶちょうほう)
2022-09-22 21:30:48
ふらっと様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
難しい語句を得意そうに句に入れて俳句づくりする人がかなりの数いるようですが、そういう気持ちにはなじめませんね。
そういう句を自分の秘密の日記帳に書き込んでおく程度でしたらいざ知らず、他人に見せる俳句にこういう手法を見せびらかすのはどうかと思いますね。
季語の中にも小難しいものが沢山あって、「俳句サロン」内の狭い世界のみでしか通用しないものが多くなっていると思います。

JRの機関車のことに詳しいのですね。こういうものを追い求めていくのも一つのジャンルではないでしょうか。
EF64のお話を聞いたからにはこの機関車をこの目で是非確認したいと思いました。
JRの機関車は使い古した後は他所の国に輸出するのでしょうか?
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ようやく秋を実感です (keitann)
2022-09-22 22:10:24
ぶちょうほう様、こんばんは。

台風14号通過後、気温がいい木に10℃ほども下がり、長袖を着込んだり、掛布団を出したり、一気に秋を実感しました。
スズメの餌台の横に生えてきた草、なんでしょうね?
餌の中に入っていた種が育ったのでしょうか?
我が家もランなどを栽培するときに水苔を使用しますが、水苔の中に白い花を咲かせる草の種が混じっているようで、日本では見たことのないような花が時々咲きます。外国のものは名前を調べにくいですね。
ローゼルは私は数年ぶりで育てていて、今も花が咲き、赤い果実もなっています。この果実はハイビスカスティーになるようですが、私の知人の方は漬物みたいにしておにぎりに入れると美味しいと言ってました。
青じその花,赤じその花、うちでも咲いていて、秋を感じます。

当方は今日は1年ぶりぐらいで、主人と一緒にお城を歩いてきました。長袖ではちょっと暑いぐらいでした。
返信する
Keitann様へ (ぶちょうほう)
2022-09-23 11:49:14
Keitann様 こんにちは コメントを頂きましてありがとうございます。
本当に朝の涼しさは秋そのものですね。ついこの前までの真夏続きが嘘のようです。
週末になって、またまた台風が近づいていますね。
当地でも朝から雨になっていて、本日はちょっとしたお出掛けがあったのですが、それは午後回しにしました。

さて、雀の餌台の横から生えてきたこの草は何だったのか未だによく判りません。
初めのうちは花が咲けば特徴が出て、判るのではないかと思っていましたが、花を見ても思いつく名前はありませんでした。
葉は桑の葉のようであり、茎にはしそ科の特徴の稜がありません。
やはり餌に混入した外国産の穀物なんでしょうか?

ローゼルの実を漬物風にして食する・・・とはありがたいヒントを頂きました。
そういう食べ方は考えていませんでした。

青じその穂紫蘇を刺身のツマにして昨晩頂きました。若い穂でしたので香りもあって、美味しく感じました。

ご主人と歩いたお城は丸亀城でしたでしょうか?
小生も学生時代に一度丸亀城をヒッチハイクの途次立ち寄ったことが有ります。
良い時間を過ごされましたね。
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