蓬莱橋は静岡県島田市内にあり、天竜川に掛けられた木造の橋です。
橋の全長は897.4メートル、通行幅2.4メートルの木造の歩道橋で1879(明治12)年に掛けられた橋ですが、今でも現役で使用されていて、渡るのにお金を払う賃取橋です。
この橋は平成9年12月30日に「世界一の長さを誇る木造歩道橋」としてイギリスのギネス社に認定されました。
今回、青春18きっぷの使い残しがありましたので、以前から気になっていたこの橋を歩いて来ることにしました。
JR島田駅 ↓ ↓ ↓(3画像)
島田駅はなかなか瀟洒な駅で、エスカレーターも大掛かりなものでした。
歩行図 ↓
島田駅から-蓬莱橋を渡り、牧之原台地の「牧之原大茶園」の中を貫く車道を歩いて-金谷駅に至る、全行程で11km弱の道のりでしたが、炎暑の中の行進はなかなか歩きごたえのあるものでした。
橋を遠望 ↓
島田駅から歩いて20分ほどでしたでしょうか、堤防沿いの道路から目的の橋が見えてきました。
近づいて ↓
まず、河川敷に下りて、橋の付け根の部分を見上げます。
料金所 ↓
ここで通行料金100円を支払います。
石原純(理論物理学者、歌人)の大井川即吟詩碑 ↓
石碑には:
五百五十間の
ながい木橋が
ゆらゆらと揺れる
たよりない人生の
一路のやうに
× ×
橋番の小屋に
蚊いぶしの煙が
もうもうと立つ
あはれ番人のあかい顔 と刻まれています。
吉田絃二郎(小説、随筆、劇作家)の句碑 ↓
句碑には:
「しく(ぐ)れけり 暮るるもあはれ 大井川」 とあります。
勝海舟の像 ↓
勝海舟は、江戸幕府瓦解後、職を失った旧幕臣の救済事業として、静岡県の牧之原台地の開拓と茶の栽培に活路を見出しました。また、大井川の川越制度廃止で職を失った川越人足たちも加わり一丸となって開墾、地元農家へと引き継がれ、この地が日本一の大茶園へと発展していくことになります。
橋の全景 ↓
全景と言っても長すぎて、向こう岸側が小さくなってしまいます。
近づきます。 ↓ ↓