ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/12 藤原岳を孫太尾根から木和田尾まで 県道歩きのおまけつき その1:石灰岩の尾根に出るまで

2013-11-16 06:48:52 | 草花
この火曜日に三重県の藤原岳を歩いて来ました。

この山に登る道はいくつかあるのですが、現在坂本谷の道と聖宝寺からの道が谷筋の崩落のために立ち入り禁止となっていますので、愛知県側から登るのには随分な制約となっています。
一般登山者が良く使う登山ルートは大貝戸道なのですが、この道は混みますので使いたくないと思いました。
そこであまり人の通らない孫太尾根から登り、藤原岳を縦走して木和田尾の道で山口まで下りることにしました。
ところがこれをやると、登山口と下山地点があまりにも離れすぎていますので、これをどうするかということが問題ですね。
今回は思いきって下山地点から登山口まで戻る道のりを歩き通してしまうことにしました。
山をひと歩きした後に平地を同じ距離だけ歩くというばかげたことを試みました。

予定外の失敗もあり、当初の計画を完遂は出来ませんでしたが、およそ29kmほど歩いたことになりました。
位置 ↓

図中の赤い輪っか部分を歩きました。



予定図と実行図 ↓

青い線が当初描いた行動予定線で、赤い線が実際に歩いた行跡です。
駐車地点(=登山口)から時計回りに歩いています。



断面図 ↓

左から右に歩きました。左側のぽっこり盛り上がった部分が山歩きの部分で、右側の平坦部が県道歩きの部分ですが、これを見ても下山後の県道歩きの距離が相当なものであったことが判ります。



鳥瞰図 ↓

この日の天気は散々なもので、歩き始めは今にも降りだしそうな空でしたが、山に入るとあたりにポツポツと音がします。これが霰(あられ)でした。それが雨になり、霙(みぞれ)に変わったと思いきや、今度は雪になりました。歩く方角から降ってくる雪は眼球に直接当たり、煩わしく感じました。
この天気のパターンをランダムに何度も繰り返して来ました。
雪にはこの鳥瞰図の山の稜線部分で、長いこと見舞われています。



登山口はお墓の前 ↓

朝の6時ジャスト頃にここに着きました。墓地の前に車を止めます。
登山口としては珍しいような気がします。ここでストレッチを入念にして、歩き始めます。



日の出時刻 ↓

歩き始めていきなり道を間違え、道探しから始めました。小高いところに来ると日の出間近の空が茜色に染まっています。



モルゲンロート ↓

反対側の山斜面が美しい色に染まりました。この時はこれから後のお天気が目まぐるしく変わる様には思いませんでした。
(モルゲンロート:朝日が山肌や雲に当たり赤く染まること)



鳥瞰 ↓

山の一つの尾根に乗りましたので、下の集落を見下ろします。
これから先は只管この道の延長を山頂目指して歩くことになります。
この辺りではまだ土がある道ですが、上部に行くにしたがって石灰岩の露出した歩きにくい道となってきます。



横から差す日 ↓

日が昇ったようで、植林の木々にも部分的に光が届きました。



土の尾根道 ↓

植林のある、このあたりはまだ土の上を歩いていけます。



不安定な空 ↓

この空はどう見たってすっきりした冬晴れのものではありませんね。悪天候がすぐそこに来ているという様相でしょうね。



眼前に竜ヶ岳 ↓

尾根を北西方向に進んで行きますが、道の左手には常に竜ヶ岳が見えています。どっしりと根を張った山の斜面は美しく紅葉しています。



石灰岩の露出 ↓

尾根の道は土からやがて石灰岩の露出した道に変わってきます。
こういうところは雨の後は良く滑るものですね。



治田(はった)峠付近の小ピーク ↓

行く手に治田(はった)峠付近の紅葉した小ピークが見えています。



トリカブト ↓

岩尾根歩きでしばらくの間は、頻繁にこのトリカブトの姿を見ました。



ヨウシュヤマゴボウ ↓

こんなものが山に登ってきています。種が鳥に連れてこられたものでしょうね。



マツカゼソウ ↓

マツカゼソウがこういう場所にもあるのですね。認識を少々変えられました。
コメント (6)
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