ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その3:山頂部の東端から東方面の眺望を楽しむ

2013-11-25 09:08:47 | 草花
三ヶ根山の広い頂稜部の一角に着きました。
ここがその東端という感じで、コンクリート製の建造物の間に立つと東側の眺望絶佳の場所でした。
眼下に見下ろす海の眺め、近場の西三河の山の眺めから東三河の山までが良く見えていました。
位置の関係で富士山は見ることが出来ませんが、南アルプスの一部の峰までは視界が届きました。

今回の記事ではそのあたりの画を主体にして進めて行きます。
遠望峰(とぼね)山 ↓

あの山の山頂部分に広く、人工スキー場をはじめとして宿泊施設やらいろんなものがありましたが今はどうなっているのでしょう。



本宮山と五井山、宮路山 ↓

本宮山は東三河と西三河の境の山で毎年出かける山、五井山と宮路山は東三河の山になるでしょうね、どれもかつて親しんだ山でした。



竹島と坊ヶ峰 ↓

三河湾内には橋で陸と繋がる竹島が見え、背後に弓張山系が連なり、坊ヶ峰もそれとわかる位置にあります。



竹島をアップ ↓

三河湾内の竹島が橋によって陸に繋がる様子をアップにして見ます。この竹島は韓国が不法に占拠までして欲しがっている日本海のあの島ではなくて、太平洋側の蒲郡市にあります。
ここは島全体が八百富神社の境内で、暖地性の植生があり、対岸陸地の植物相とは大きく異なるという特異的な環境であることにより、1930年(昭和5年)、竹島八百富神社社叢として国の天然記念物に指定されています。




八高(はっこう)山と富幕(とんまく)山 ↓

この二つの山は静岡県の山です。(富幕山は愛知県との県境)
八高山を初めに見たとき、またこの山行中ずっと富士山が見えたものと勘違いして、喜んでしまいました。
靄がかかっていて山頂部分の稜線がはっきり見えなかったことが原因でしたが、家に帰ってカシミールで確認したところ、それが八高山であり、あの感激は「ヌカ喜び」でしかなったことが判りガッカリしました。



南アルプス ↓

南アルプス南部のの一部分も薄く見えていました。



猿投山 ↓

北の方角、樹の間からは豊田市の猿投山も見えています。



叢の中に一つの頂か? ↓

このあたりに最高点のポイントがありそうだと探し回りましたが、叢の中にあったものは三角点標石ではなくて、ブロックのかけらのようでした。



クサギ ↓

木立によって北風から守られているような形でクサギが実をつけていました。



山上のスカイライン ↓

山上の舗装道路に出ました。この道路は三ヶ根山スカイラインという有料道路ですが夜間は8時から12時間無料開放されるようです。
おそらく夜景見物の若い男女で賑わうのではないでしょうか。



西浦温泉 ↓

三河湾内に西浦温泉のある御前(ごぜん)崎が突き出し、その背後に渥美半島が横たわり、その向こうに少しだけ遠州灘の太平洋が光って見えています。

上を少しアップ ↓




渥美半島の先端と伊良湖水道 ↓

渥美半島の最先端がまるで島のように見えてしまいますが勿論陸地で続いています。
その右に三島由紀夫の「潮騒」では”姫島”と名前を替えて小説の舞台になった神島があります。



三河湾と渥美半島 ↓

少し引いて渥美半島を遠目に眺めます。



三ヶ根山スカイライン ↓

月曜日のやや寂れた観光地という事で通る車も少なかったですね。
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11/19 三ヶ根山 三河湾近くの温和な山 その2:照葉樹林帯の尾根を登っていく

2013-11-25 06:30:48 | 草花
今年の平地で見る紅葉は昨日、一昨日あたりがピークだったのではないでしょうか。
23日に山に出かけた小生は、山間部の道路でさえも車の往来がひっきりなしにありましたのでそのように感じた次第ですが、皆様のところではどんな風でしたでしょうか。

月曜日の今日なら、行楽地も大分空くでしょうから、「今日にでも・・・」と狙って見える方もありそうですね。
ところが今日の天気は次第に崩れそうな気配です。
そして雨の後にはまた寒い日が訪れそうだとの予報でしたね。

山で雪崩による遭難事故が報じられたばかりですが、平地でも路面凍結など、危険なことも出てきます。
これから師走に向かい、気ぜわしくなる中ですが、安全に暮らしたいものですね。

三ヶ根山のレポートを続けます。

山道 ↓

海岸に近い山につけられた道は尾根を忠実に伝って高度を上げていくものでした。
暖地性の木々に覆われた空間を歩いて行きます。
朝の光線から、昼日なかの光に変って来ているようです。



マンリョウ ↓

そういう山ですからマンリョウも当然出てきますが、ここで出合ったものは皆、まだ実に青さが残っていました。



コウヤボウキ ↓

コウヤボウキも時々出てきます。花は済んでいましたが、この株は咲いた花を持っていました。



ヤクシソウ ↓

この山でもヤクシソウがありました。この花はもっと奥地でのみ見る花かと勘違いしていましたが、その後、車道沿いでも見ましたので、考え方を変えなければいけません。



山道 ↓

誰とも行き合わない山道ですが、辺りが明るくて、道もハッキリしていますので、安心感を持って歩いていけます。



ササクサ ↓

これの実は相当たちの悪い”ヒッツキムシ”ですね。晩秋から初冬の山歩きでは、こういうものが引っ付いてこないような生地のズボンで歩かねばなりません。



フユイチゴ ↓

フユイチゴにも実が付いていて、随分沢山の場所で出会いました。



山道 ↓

海岸近くの暖地性の植生ということなのでしょうか、道の両側に照葉樹が多く見られるとは思いましたが、それよりも強く感じたのは、山道の穏やかさでしたね。安心感を持って歩いていられました。



ヒヨドリジョウゴ ↓

大木が朽ちて倒れた空地で、雑草の生い茂る場所に出ると、そこでは、ヒヨドリジョウゴがのびのびと茎を伸ばし、たくさん実をつけていました。



ジョロウグモ ↓

小生がこの道の一番乗りですね。道の真ん中に堂々と巣を張って女王様が生活していました。
小生はと言いますと、折角の生活の場ですから、この巣を避けて通りました。
その代わりに空中遊泳中のところを下から覗いて一枚失礼しました。


ヤツデ ↓

植物の中ではこんなものも混じっています。この時期に花を見られるありがたい木ですね。


山道 ↓

明るい山道がますます明るくなってきています。山の端に近付いているようです。
低い山と言いましても山体に取り付いてから、一時間以上歩かせてもらっています。
侮り難い、相当程度の規模を持つ山なんですね。



ヤマノイモのムカゴ ↓

空地の叢の表面に蔓がかぶさり、それに沢山ムカゴが付いていました。掘ればきっと立派な自然薯が採れそうです。



ノイバラ ↓

藪漕ぎには有り難くないノイバラも実をつけて出てきました。今回は藪漕ぎを想定して剪定バサミを持ち歩いていますが、この蔓は道端でしたので、切るまでもありません。


山頂の一角 ↓

山道はついに山頂に一角に乗り上げるようです。建物の影が見えて来ました。



好展望地の建物跡 ↓

近づくとそれはコンクリートの塊で、建築物の土台部分の一角であったようです。
ここからの眺望が良かったので、次回記事で紹介いたします。
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