久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

玄海原子力発電所を見学して

2007-10-26 17:19:42 | Weblog
 昨日、仕事ですが、佐賀県の玄海原子力発電所見学に行ってきました。エネルギーや環境問題を勉強中の九州各県からの女性20名で、ふるさと館、温室、エネルギーパーク、訓練センターの見学、そして、ここに勤務する九州電力ならびに関連会社で働いている女性3名との懇談会と1日中、盛りだくさんのスケジュールでした。

 もう今は、発電所に行くなんてとんでもないという考えの方はいないと思いますが、この日も他に小学生の見学や、高齢者の小旅行のようなグループなど、何台ものバスが来ていました。

 ふるさと館は、九州各地のお祭りが紹介されていて、映像や実物大の祭りの道具や人形による飾りもあって、ここは何度来ても楽しいし、今度はここの祭りに行ってみたいと思わせるような素晴らしい展示になっています。
 また、メインのエネルギーパークの方は、原子力の仕組みを実物大の模型で示されており、これも映像で分かりやすく説明されるので、とても勉強になります。
 4階からは、窓越しに1号機から4号機までの原子力発電所の建屋が見えますし、少し離れた、敷地内ではありませんが、玄海町内にある、風力発電のプロペラなども見れて、まさに玄海町はエネルギーの町という感じがしました。
 因みに、原子力発電1基の発電量を風力で賄おうとすると、2千何百基もいるとか。

 現在、九州の電気の40%以上をまかなっている原子力発電のことを、私たちは、見もせず、勉強もせず、不安だとか、なくして自然エネルギーだけでとかは言えないと思います。
 実は、私は何度も発電所には来ています。そして、何度も説明をしていただいていますが、この頃、やっと仕組みや発電量や安全性についてしっかり理解できるようになったような気がします。特に発電の仕組みや安全性は、何度も聞いて、見て、自分でも勉強してやっと分かるという、私が理解が遅いのかもしれませんが、素人にはかなり難しいと思います。
 でも何度も言いますが、私たちが毎日使っている電気のことを、勉強もせず、よく分かっていなくて、不安がったり批判するのはどうかと思います。

 エネルギー、環境問題にしても、難しいからと避けたり、一方的な情報だけを取り入れて判断するのではなく、いろいろな人の意見、情報を勉強した上で、では、私はどう思う、私はどうしなくてはいけないのかを決めるべきだと思います。
 エネルギー・環境問題は、もうすでにひとごとではないのですから。


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