久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

アイスランド旅行③

2010-01-18 10:51:47 | Weblog
 3日目、レイキャビックを後にして、ゴールデンサークルといわれるグトルフォスの滝や間欠泉を見に行きました。滝は先にも書いたように、4つほど見ましたが、半分凍っているという、普通では見れない光景でしたが、それはきれいな滝でした。
 兎に角今回の旅行は寒いと分かっていましたので、寒さ対策はバッチリ。外の観光、そしてオーロラは夜、スキーウエアの上下の下には、ヒートテックのシャツ、フリースのウエアーそしてセーター、パンツの下はタイツにやはりヒートテックのスパッツを重ねてという出で立ちです。これに毛糸の帽子に手袋、マフラー、それでも夜30分間外に立っているのは辛いぐらいでした。

 3日目の夜のオーロラ観測は、ホテルの前が教会で、その後の墓地の向こうが暗くて最適というので、クリスマスのイルミネーションに飾られた墓地を通って、お墓に見守られながら見ました。
 4日目、5日目のホテルでは、オーロラ観測用の部屋やバルコニーがあり、この2日は、外で待たなくていいので、比較的楽でした。しかしやはり最後の夜は、皆で代り番こに外に出て、今か今かと待ち続けました。
 オーロラが見える条件はなかなか難しく、雲がなく天気が良い、星が出ている、満月ではない方がいいよう、何よりも太陽の黒点の活動が活発などなど、これらが整わないと難しいようです。今回は、最後の、黒点の活動が活発ではない時期だったようで・・・
 
 最後の日は、レイキャビックの近くの温泉で有名なブルーラグーンに宿泊。日にちは12月31日。夕食の後、皆出たり入ったりで外を眺め、11時半ぐらいから花火大会。
 アイスランドでは、大みそかの夜は、国民皆花火をするそうです。そのために、何万円もお金を使うそうです。10万円も使う家庭もあるとか。この花火、どこで買うかというと、消防署が街の倉庫などで売るのでそれを買いにいくのです。
 私たちも観光の途中、その倉庫に買いにいきました。いろいろな種類があって、私たちが買っている間も近所の人が山ほど買っていくのを見ました。
 そして、その夜、11時頃からレイキャビックの街の方向は、花火で明るくなるほどでした。本当に街中で花火を上げているのが分かります。冬に花火?それぞれの大みそかの過ごし方、おもしろいですね。
 郷に入れば郷に従いで、私たちもそれに習って、花火をしながら、カウントダウン。新年を迎えました。

 この他にも、寒さに吹き飛ばされそうになりまがらアイスランド最南端を見に行ったり、5~10分おきに噴き出す間欠泉を見たり(以前は60m近く吹き上げていたそうですが、今は10mぐらいしか上がっていませんでした)月の景色、クレーターってこんな感じなのかなと思われるような景色を見たり(火山国なので、黒い土の所に平地も岩がごつごつしており、そこに雪がかかているのでまうで月面のよう)、ブルーラグーンという温泉施設の露天風呂に入ったり(人工的に作られたものですが、寒さのため湯気が出ていて、どこからどこまであるのかわからないぐらいの広さ。勿論水着を着て入りました)

 今回の旅行の目的はオーロラ見学だったのですが、アイスランドという国はなかなか興味深い国でした。何しろ自然がそのまま残っています。湖、氷河、滝、火山、海岸の自然造形などなど見どころがたくさんあります。これが季節が変わるとまた素晴らしいそうです。

 現在の失業率8%、消費税24.5%、国は破綻しそうという国ではありますが、私の感想は、自然豊かで、落ち着いた国。医療制度が整い、乳児の死亡率世界最低、長寿国、センスが良く、料理もおいしい。地熱発電6割、水力で4割の電気を作るというクリーンな国。水素エネルギー開発も進んでおり、2050年にはすべて水素自動車(燃料電池自動車のことでしょうか)にするとか。まだ日本人は年間6,000人ぐらいしか訪れていないそうですが、機会があったらまた行きたい国のひとつになりました


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