久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

早々の夏休みを取って思うこと

2014-08-07 09:37:54 | Weblog
 今朝(7月30日)7時45分の天神の気温は29.6℃。今日1日どうなることやら・・・

 通勤は、気候がいい時は行きは、歩き18分、電車で天神へ、帰りは天神からバス、というパターン。しかしこう暑くなってくると朝といえども歩き18分は汗みどろになってしまうので、行きも帰りもバス。
 バスで天神まで行くとき、本来ならば天神北で降りた方が近いのですが、どうも降りてから会社に来るまでの雰囲気が好きではなくー 朝の飲食店や居酒屋の裏はあまりきれいでないので、1停前で降りて、銀行など大きなビルの横を通って行くことにしています。月に何回かですが、ある銀行の横を通ると皆で朝の掃除をしている光景などを見ると、さあ、今日も1日がんばろう、という爽やかな気分になるので。


 さて、7月に早々と夏休みを取って旅行に行ってきました。その旅行記はまたの機会にして、今回日本が観光立国を目指して、と言っていることについていろいろ思うことがありましたので、そのことを書こうと思います。
 行った国はスイス。前にも4度ほど行っていてとても好きな国です。都市によっては観光もしますが、これまでもハイキングやトレッキングを目的に行ってます。

 今回は8泊10日で、ミューレン、サースフェー、リーダーアルプそれぞれ2泊、その他の町2泊でトレッキングを楽しみました。
 ハイキングやトレッキングを楽しめるのは、まず、鉄道、ロープーウェー、ケーブル、リフトなど兎に角乗り物が山々に整備されていること。山の上に直接上がるのではない山の楽しみ方は、たとえばアイガー、メンヒ、ユングフラウ、マッターホルンなど有数の山が美しく見えるように、登山道、そしてそれを効率よく歩けるような乗り物がある、ということです。
 さらに、3000m級の山の上に、ちょっとした清潔なレストラン、そして水洗トイレが整備されていること。これは重要ですよ

 ちょうど帰ってきた時、新聞誌上で話題になっていたのが富士山のトイレ、ごみの問題。スイスの山道やトイレにしてもごみを見たことがありません。水洗トイレはとても清潔で、トイレットペーパーもいい紙を使っており、手拭のペーパーや機械で手を乾かすのまであります。(環境から考えるとここまでなくてもいいかとも思いますが)
 トイレの清潔さはとても大事です。これまでいろいろな国に行きましたが、その国の事情と理解はしていますが、戸のないトイレ、水びちゃびちゃのトイレ、紙がない、とてもきたない不潔なトイレなどなど、トイレ事情はその国の成熟度のひとつの指標になるような気がします。
 日本の場合、観光地は随分トイレの整備がされていますが、山はきたないですねー。水洗なんでめったにないのが実情。

 また、もうひとつ感心させられるのは、環境や山の美しい空気を守ろうとする徹底さ。今回行った、ミューレンもリーダーアルプもそうでしたが、以前行ったチェルマットそうでした。ガソリン車の乗り入れが出来ないのです。街の中は電気自動車だけ。
 観光客は自分で大きなトランクをロープエーに乗せたり手間はかかりますが、美しい景色を守るためだと納得しています。

 しかし、努力をしてもどうにもならない現象が如実に起こっています。それは、氷河の後退。今回もフェー氷河、アレッチ氷河を見ながらのトレッキングがありましたが、「100年前ぐらい前まではこのあたりまであった」という話ばかり。かなり後退しています。
 だからこそ、出来るだけガソリン車を入れない、列車やケーブルなどCO²の排出が少なく大量輸送できる乗り物を使っているのかもしれませんが。
 ゴミについては、分別はされていますが、スーパーでレジ袋は普通に無料ですし、ペットボトルも多いですし(ビンのデポジットなどは見ませんでした)いろいろ実情があるのでしょうが、すべて徹底しているというわけではないようです。

 とまあ、こんなことを考えるいい旅行になりました。それにしてもスイスも天候が不順で、私たちが行く前の2週間は雨ばかりで、その間に来た観光客は全然山をみることなく帰ったグループもあったとか。我々が行ってからは晴れが続き、美しい山々を見ながらのトレッキングを充分楽しむことが出来ました。幸せ幸せ、感謝です。
 


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