久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

精神的なものと痛み

2014-08-11 16:50:30 | Weblog
 同居はしていない私の母が近くに一人で住んでいます。86才。3年前に父が亡くなり、その後、腰が悪く2度ほど入院した以外は、元気に暮らしています。

 最近うちの中で滑って以来、また腰が痛いと言っていたのですが、足の先まで痛くなってきたと言い、お盆に予定していた曾孫たちもいっしょの小旅行も行かないと言い出して、どうしたものかと先々週の木曜にヨガの帰り実家に行ってみました。
 元気がなく、いろいろ話しているうちにあることで悩んでいることが分かりました。ある方に贈る予定で商品券を買っていた、それが見当たらなくなった、出入りしている人が取ったのではないかと疑った、とてもいい人なので疑っていることに悩んでいる、というような話でした。
 実は、この商品券、先日曾孫の誕生祝いをした時に、間違って、プレゼントの袋に入っていて、そのことは電話で、今度会った時に持って行くと言ったのですが、その記憶がなく永遠悩んでいたというのです。

 耳が遠いので、聞こえていることと聞いていないことがあります。大事なことはしっかり確認しながら言わなくてはいけないなーとつくづく思いました。
 そして、次の日、電話したら、すっかり足の痛みは無くなった、お盆の旅行も行くと言うのです。以前作家の夏木静子さんが「腰が痛い」という本を出された話を聞いたことがあって、それは、夏木さん、長い間腰痛に苦しめられ、ありとあらゆる病院に行っても治らなかったのが、ある時精神科に行って、小説を書くのをやめなさいと言われ、やめた途端腰の痛みが亡くなったというのです。痛みは精神的なことによる場合があるんだなーと思ったのを思い出したのでした。

 最近母を見ていて、年を取るということはどういうことなのか、と考えさせられます。86才にしてはしっかりしていると思います。友達と約束をして、食事に行く、おけいこ事にも行く、病院にも1人でちゃんと行くなど頭はしっかりしているなーと思います。しかし、時にはわがままなことを言ったり、あそこの子供の方が良く面倒を見ていると嫌味を言われたり、同じことを何度も言ったり、こちらが言ったことを忘れていたり、年を取るということはこのようなことかなーと思います。
 なってみないと分かりませんが、自分もそうなるかもしれませんね。それにしても基本は、子供や孫がいても一人で生きていける年寄になりたいなーと思っていますが・・・・
 


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