この夏休み、トルコに行ってきました。数年前から候補には上がっているのですが、タイミングが合わず、今回やっと念願叶って13日~20日まで、一番オーソドックスなコースですが、カッパドキア→コンヤ→パムッカレ→イスタンブールとぐるっと回ってきました。
トルコは、特にイスタンブールやカッバドキアが有名で、かつて日ロ戦争で日本がロシアをやっつけたことで、大変親日的であるということも聞いていました。また、トルコ料理は世界3大料理のひとつとか・・・
また、地図で見ると、東はイラン、イラクなど中東の国々と接し、西は、ギリシャやヨーロッパの国々と接しているというまさに、アジアとヨーロッパの接点の街と言えるでしょう。
トルコ共和国と言って、面積は日本の2倍、人口は8,000万弱、首都はアンカラ、しかし、1,200万とも1,500万とも言われる人がイスタンブールに集中していて、他の都市を大きく引き離しているそうです。
今回印象に残ったのは、カッパドキアやパムッカレの自然のすごさ、イスラム文化の装飾の美しさ、そして、トルコ人の商魂の逞しさでしょうか。
カッパドキアは、よく写真でも見ていましたが、まさに、乱立している”大きのこ”のよう。トルコは火山が多く、何億年前かに爆発した時の溶岩が各所に積もったものが、自然の風雨にさらされ、柔らかい所は削られ、固い所はそのまま残ってあのきのこのような形になったそうです。
とにかくこのあたり、石灰岩だらけなので、ここに洞窟ができ、昔は地下都市などもあったとかで、その見学やら、洞窟を利用したホテルやレストランもあり、レストランでは2度ほど食事をし、1泊は洞窟ホテルに泊まりました。
私たちが泊まったホテルは、期待していたような自然の洞窟にホテルが作られているのではなく、洞窟風な作りのホテルでしたが、何と言っても景色が素晴らしく、5時ごろから起きて、日の出を待ったのですが、目の前に広がる岩の景色が少し筒明るくなってきて、そのうちに、あちらこちらから、朝日を見るためのバルーンが上がってき、それはそれは幻想的な景色でした。
次のパムッカレまでは、バスでの移動。途中コンヤに泊まったり、隊商宿(それこそシルクロードの途中なので、昔キャラバン隊が泊まったという宿のあと)や神学校などを見学したりしましたが、700㎞の道のり大変でした。因みに、トルコのいなかには高速道路がなく(まあ、ほとんどいらないかなというくらい、道が永遠とまっすぐに続いており空いているのですが)時間はかかりましたね。
しかし、そのようにして行ったパムッカレの石灰棚も自然の力ってすごいなと思わせる素晴らしい景色でした。真白な岩が棚田のような段を作っており、そこに温泉が流れていて、溜まっている所は、それはそれはきれいなブルーで、白とブルーのコントラストがそれは美しいのです。ここの景色にも見入ってしまいました。
次の日は200㎞ほど移動して、ローマ時代の遺跡が残るエフェスに。ここも暑い中、2時間ほど見学しましたが、イタリアのポンペイを思い出すような町の遺跡でしたが、何しろ紀元前の遺跡ですので、なかなか見ごたえがありました。
ここまでの移動の間に、絨毯屋さんと皮製品やさんに連れていかれました。行くまでは、どうせいなかの店だろうぐらいしか思っていなかったのですが、皮やさんではファッションショーを見せてくれ、デザインの素敵さにすっかり買いたくなってしまいました。(今、トルコでは若いデザイナーが育っており、作る技術だけではなく、デザインにも力を入れ出しているそうです)
どちらも製品作りの説明があるのですが、それはそれは上手な日本語で話されるので、すっかりその技術と製品の素晴らしさに関心させられてしまいました。
日本で、あれだけ上手にそれぞれの国の言葉で(たぶん担当者は分かれているのでしょうが、何か国語も対応できると言っていました)対応できているでしょうか。専門店ではありますが、その商魂の逞しさに圧倒されました。
それから飛行機でイスタンブールへ。初め日本からイスタンブールに着きましたので、地図で見るとぐるっとトルコの北西を回って戻った形になります。
イスタンブールでは、2泊。やっとちょっとゆっくり。しかし、今まで田舎ばかりにいたので、あまりに大都会で人や車の多さにちょっと戸惑いました。
ここも見どころはたくさんあり、ブルーモスクの壮大さ、地下宮殿、アヤソフィア博物館、ボスポラス海峡クルーズは素晴らしい景色でした。グランドバザールでは、迷子になりそうになりました。ドルマバフチェ宮殿の装飾、シャンデリアはすごかったです。ガラタ塔からの360度の景色で、これまで見てきた場所の確認、海峡と湾をはさんだ街の美しいこと。トプカプ宮殿・宝物館も見どころ満載。10カラットのダイヤ、大きなサファイア入った短剣もすごかったです。(この宝物館にあるのは、トルコの宝の10分の1だとか。残りの10分の9は、どこに?ガイドの人曰く、大ドロ博物館?に行っているそうです。ん、大英博物館のこと)
イスタンブールでもうひとつ感動したのは、夜に見に行ったべりーダンスディナーショー。ベリーダンスも超一流らしくきれいだったのですが、ベリーダンスと民族舞踊が交互にあった後、歌謡ショーになったのです。その前に店の人が、各テーブルにトルコの旗とそれぞれの国の旗を置いていっていました。
どのようなショーが始まるのかと思っていましたら、ベテランそうな歌手はテーブルの旗を見て、その国の歌を歌うのです。日本、韓国、中国、イタリア、アメリカ、イラン、フランス、アイルランドなど、それぞれの国の歌になった時の盛り上がりといったら・・・。この会場にこんなにいろいろな国の人が来ていたのかというのも分かって、こんなに楽しいショーは初めてでした。
では、最後に、今回6日間ガイドしてくれた、とても日本語の上手なジワンさんから教えてもらった、トルコのミニ知識をいくつか・・・
・学校は5・3・4制。高校には90%進学。その内大学には4割行く。
・ヨーロッパのブランド商品の中の綿衣類、革製品の多くはトルコで作っている
・今回回ったいなかの家の屋根には、ほとんどと言っていいほどソーラーパネル
とお湯を貯めるタンクが付いていた。日差しが強いので、よくお湯が湧くそ う。
・単語はほとんど英語とは違うが、タクシーの上には、「TAKSi」と書いて
あり、全部黄色の車で分かりやすかった。
・絨毯はペルシャ絨毯と思っている日本人が多いが、ペルシャは今のイラン。ト
ルコとは違い、トルコの絨毯が世界一、だとか(中国のダンツウなど目ではな
いとか)
・トルコ語で”おはようございます”は「ギュナイドゥン(牛ない丼?)」すぐ
覚えました。
最近とてもブルーが好きな私は、飛行機の中も明るいブルー、建物のタイルなどに使われているトルコのブルーにもすっかり魅せられ、いよいよブルーにハマっている今日この頃です
トルコは、特にイスタンブールやカッバドキアが有名で、かつて日ロ戦争で日本がロシアをやっつけたことで、大変親日的であるということも聞いていました。また、トルコ料理は世界3大料理のひとつとか・・・
また、地図で見ると、東はイラン、イラクなど中東の国々と接し、西は、ギリシャやヨーロッパの国々と接しているというまさに、アジアとヨーロッパの接点の街と言えるでしょう。
トルコ共和国と言って、面積は日本の2倍、人口は8,000万弱、首都はアンカラ、しかし、1,200万とも1,500万とも言われる人がイスタンブールに集中していて、他の都市を大きく引き離しているそうです。
今回印象に残ったのは、カッパドキアやパムッカレの自然のすごさ、イスラム文化の装飾の美しさ、そして、トルコ人の商魂の逞しさでしょうか。
カッパドキアは、よく写真でも見ていましたが、まさに、乱立している”大きのこ”のよう。トルコは火山が多く、何億年前かに爆発した時の溶岩が各所に積もったものが、自然の風雨にさらされ、柔らかい所は削られ、固い所はそのまま残ってあのきのこのような形になったそうです。
とにかくこのあたり、石灰岩だらけなので、ここに洞窟ができ、昔は地下都市などもあったとかで、その見学やら、洞窟を利用したホテルやレストランもあり、レストランでは2度ほど食事をし、1泊は洞窟ホテルに泊まりました。
私たちが泊まったホテルは、期待していたような自然の洞窟にホテルが作られているのではなく、洞窟風な作りのホテルでしたが、何と言っても景色が素晴らしく、5時ごろから起きて、日の出を待ったのですが、目の前に広がる岩の景色が少し筒明るくなってきて、そのうちに、あちらこちらから、朝日を見るためのバルーンが上がってき、それはそれは幻想的な景色でした。
次のパムッカレまでは、バスでの移動。途中コンヤに泊まったり、隊商宿(それこそシルクロードの途中なので、昔キャラバン隊が泊まったという宿のあと)や神学校などを見学したりしましたが、700㎞の道のり大変でした。因みに、トルコのいなかには高速道路がなく(まあ、ほとんどいらないかなというくらい、道が永遠とまっすぐに続いており空いているのですが)時間はかかりましたね。
しかし、そのようにして行ったパムッカレの石灰棚も自然の力ってすごいなと思わせる素晴らしい景色でした。真白な岩が棚田のような段を作っており、そこに温泉が流れていて、溜まっている所は、それはそれはきれいなブルーで、白とブルーのコントラストがそれは美しいのです。ここの景色にも見入ってしまいました。
次の日は200㎞ほど移動して、ローマ時代の遺跡が残るエフェスに。ここも暑い中、2時間ほど見学しましたが、イタリアのポンペイを思い出すような町の遺跡でしたが、何しろ紀元前の遺跡ですので、なかなか見ごたえがありました。
ここまでの移動の間に、絨毯屋さんと皮製品やさんに連れていかれました。行くまでは、どうせいなかの店だろうぐらいしか思っていなかったのですが、皮やさんではファッションショーを見せてくれ、デザインの素敵さにすっかり買いたくなってしまいました。(今、トルコでは若いデザイナーが育っており、作る技術だけではなく、デザインにも力を入れ出しているそうです)
どちらも製品作りの説明があるのですが、それはそれは上手な日本語で話されるので、すっかりその技術と製品の素晴らしさに関心させられてしまいました。
日本で、あれだけ上手にそれぞれの国の言葉で(たぶん担当者は分かれているのでしょうが、何か国語も対応できると言っていました)対応できているでしょうか。専門店ではありますが、その商魂の逞しさに圧倒されました。
それから飛行機でイスタンブールへ。初め日本からイスタンブールに着きましたので、地図で見るとぐるっとトルコの北西を回って戻った形になります。
イスタンブールでは、2泊。やっとちょっとゆっくり。しかし、今まで田舎ばかりにいたので、あまりに大都会で人や車の多さにちょっと戸惑いました。
ここも見どころはたくさんあり、ブルーモスクの壮大さ、地下宮殿、アヤソフィア博物館、ボスポラス海峡クルーズは素晴らしい景色でした。グランドバザールでは、迷子になりそうになりました。ドルマバフチェ宮殿の装飾、シャンデリアはすごかったです。ガラタ塔からの360度の景色で、これまで見てきた場所の確認、海峡と湾をはさんだ街の美しいこと。トプカプ宮殿・宝物館も見どころ満載。10カラットのダイヤ、大きなサファイア入った短剣もすごかったです。(この宝物館にあるのは、トルコの宝の10分の1だとか。残りの10分の9は、どこに?ガイドの人曰く、大ドロ博物館?に行っているそうです。ん、大英博物館のこと)
イスタンブールでもうひとつ感動したのは、夜に見に行ったべりーダンスディナーショー。ベリーダンスも超一流らしくきれいだったのですが、ベリーダンスと民族舞踊が交互にあった後、歌謡ショーになったのです。その前に店の人が、各テーブルにトルコの旗とそれぞれの国の旗を置いていっていました。
どのようなショーが始まるのかと思っていましたら、ベテランそうな歌手はテーブルの旗を見て、その国の歌を歌うのです。日本、韓国、中国、イタリア、アメリカ、イラン、フランス、アイルランドなど、それぞれの国の歌になった時の盛り上がりといったら・・・。この会場にこんなにいろいろな国の人が来ていたのかというのも分かって、こんなに楽しいショーは初めてでした。
では、最後に、今回6日間ガイドしてくれた、とても日本語の上手なジワンさんから教えてもらった、トルコのミニ知識をいくつか・・・
・学校は5・3・4制。高校には90%進学。その内大学には4割行く。
・ヨーロッパのブランド商品の中の綿衣類、革製品の多くはトルコで作っている
・今回回ったいなかの家の屋根には、ほとんどと言っていいほどソーラーパネル
とお湯を貯めるタンクが付いていた。日差しが強いので、よくお湯が湧くそ う。
・単語はほとんど英語とは違うが、タクシーの上には、「TAKSi」と書いて
あり、全部黄色の車で分かりやすかった。
・絨毯はペルシャ絨毯と思っている日本人が多いが、ペルシャは今のイラン。ト
ルコとは違い、トルコの絨毯が世界一、だとか(中国のダンツウなど目ではな
いとか)
・トルコ語で”おはようございます”は「ギュナイドゥン(牛ない丼?)」すぐ
覚えました。
最近とてもブルーが好きな私は、飛行機の中も明るいブルー、建物のタイルなどに使われているトルコのブルーにもすっかり魅せられ、いよいよブルーにハマっている今日この頃です
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