久留百合子の生活者視点

仕事、旅行、日常のちょっとしたことから得た情報、生活者として感じたことなどを綴ってみます。

いい番組はおもしろい!

2008-07-16 18:12:33 | Weblog
 NHKの「プロフェッションナル」という番組を見たことありますか。何曜日の何時とあまり意識していなくて、なぜかたまたま良く見る番組です。おもしろいですねー。
 昨日は、プロ棋士、羽生名人と森岡?名人の話でした。以前、羽生名人一人の番組もそれはそれはおもしろかったのですが、今回は、小学校4年生の時からのライバル棋士の苦闘とお互いの関係性などが大変興味深く描かれていました。

 将棋の試合って、1戦に16,7時間もかかるんですね。そんなに長い時間、ひとつのことを考え続けるなんて・・・とか、タイトルを賭けた試合は6戦も7戦もあって2か月にも渡ってするんですね。いくら仕事とはいえ、大変な世界です。
 将棋のような先の先を読んで、相手の考えを想像してなどという頭脳は持ち合わせていないので、想像を絶するのですが、昨日の番組では、試合中何度か”二人だけにしか分からない世界”が出来ていくという表現をされていて、これもまた不思議なすごい世界だなと思いました。
 たったあれだけの盤目とコマの数から、どうして今までの将棋の歴史の中で、展開されたことのない局面が生まれる、なんてことあるんですねー。

 羽生さんが言った言葉で印象に残ったのは、「たくさんの相手がいたからここまでこれた。相手との戦いなんだけれど、相手と作り上げていくことによって、考えたこともない世界が生まれてくる」というような表現をしていたと思います。
 おもしろいですね。特に羽生さんは、若くして頂点を極め、それから1冠だけに落ち、また昇り上がってきた本物のすごさを感じます。
 森岡名人も、闘いながら、相手の一手に関心したり、その醍醐味を楽しんだりしているとも言っていました。

 私は、二人のこともすごくおもしろかったし、将棋の世界のすごさも興味深かったのですが、こういう番組を作れるNHKもすごいなと思いました。
 パーソナリティーの脳学者の茂木さんもいいですものね。
 以前あっていた、ちょっと問題になった番組とちょっと似ているところはありますが、あれほど作りこんだ感じがしないし、茂木さんに質問させることによって、ディレクターが作り上げた感じがしない自然な作りになっています。
 こういう番組は、大事だなと思います。テレビでなくては伝わらない言葉や表情などもよく捉えられている作りが丁寧な印象を受けます。

 ちょっと話は変わりますが、今週の「篤姫」良かったですね。家定になっていた堺雅人?ですか、なかなか良かったです。初めは”うつけ”の何とも変な人だなと思っていましたが、あのちょっと目を細めてまばたきした時の魅力的な表情、うまい俳優だなと感心しきりです。
 それが、最後の一番いいところで宅急便が来て、もう本当にがっかり。次の日の月曜日、「chenge」の最終回もいいところで夫が帰ってきて、あー何ということだでした。「監査法人」も今週で終わり。ちょっと寂しい今日この頃です。