朝晩の冷え込みが相当厳しくなってきた。掛け布団を、肌掛けから分厚い
羽毛にそろそろ代えなくちゃと思い、夫に尋ねる。
「私はそろそろ厚い羽毛布団にするけど、あなたはどうする?」
「うーん、僕はまだいい」
答えは分かっていた。何しろわが夫は、寒がりのくせに やせ我慢の貧乏性
なのである。彼の理屈はこうだ。
「我慢出来るうちは薄い布団でいい。これからもっと
寒くなるんだから、その時に備える」
「大丈夫よ。段階を追って暖かく出来るんだから。まず厚い羽毛
でしょ。次にベッドカバーをかけると重みであったかくなるでしょ。
次にシーツをタオル地に代えたらもっと暖かくなるから」
「やっぱりいい。レベルアップをなるべく後ろにしたい。どこまで
寒くなるか分からないんだからさ」
はいはい、わかりました。でも、そんなこと言って我慢しているうちに冬が
終わってしまうかもよ~。