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今日も人生はライフ

60代主婦の日常はけっこうビジー。

余りにも酷です

2012年08月18日 | 要約筆記&手話

手話の基本講座に翻弄されているのは、落ちこぼれの私だけでは
ないらしい。授業のあと提出するアンケートにこんな意見がありまし
た、と講師の先生が紹介してくれた。

  「原稿用紙一枚分もの内容を、原稿なしで通訳しろと
   いうのは余りにも酷です」

そうなのだ。要約しても400字はある文章を即覚えて、しかも何も
見ないで手話表現するなどという課題は、やっぱり無茶よねぇ。
同じように思っている人がいたんだなあ。

課題の趣旨は分かっているつもり。内容をつかんで自分なりの言葉
で通訳すればいいのだから、文章を忠実になぞる必要はないってこと。
でも、それが難しいのだ。やっぱり相当訓練を積まなければ出来ない
芸当だと思う。

講師は苦笑いしつつ、反省の弁。

  「やっぱり無理でしたかね。私は実践課程も教えているから
   ついそっちのレベルを引きずっちゃって。今度から原稿を
   見てもいいことにしますね」

そうだったのか~。最高レベルの実践課程と同じことを要求されて
いたってわけ? ホント、余りに酷な仕打ちです。


   


行ってしまった

2012年07月21日 | 要約筆記&手話

手話講座、先週の段階で 「次回は休講」ということを知っていたし
おとといも 「そうだ今週は手話がないんだった」 と確認したはず
なのに…

迂闊な私はのこのこ出かけてしまった。会場の建物へ入り、教室を
のぞく
まで気がつかなかったという徹底した間抜けぶり。30分電車に
揺られ、炎天下の20分汗だくで歩いた労力が全くの無駄!

悔しいので 「ろうあ者体育大会」のTシャツを買って帰りました。



日本列島が龍の姿に見えるかな?
ろうあ連盟のシンボルマークはタツノオトシゴ。
龍の耳が海の中に落ち、それがタツノオトシゴに
なったという伝説から。





手話サークル

2012年07月09日 | 要約筆記&手話

手話の基本講座は、本当に厳しい。

生徒同士がグループで話し合いをする時、必ず手話をつけながら
話せと
言われる(私には到底無理だけど)。その場にろう者が1人でも
いるならば日本語の発声と同時に手話を使うのは当たり前なので、
今からそれを習慣にしなくてはならないってことらしい。通訳
としての
当然の心構えなのだそうだ。


手話をする時の姿勢についてもびしびし注意される。椅子の背に
寄りかかるな、机の上に肘をつくな。足を組むなどもっての
ほか。
通訳はじっと見られているのだから、ということなのね。

難聴者とコミュニケーションをとるツールとして少しは手話を知って
おいた方が…という程度の気持ちでやっている私はすでに
脱落寸前
かもしれない。

隣に座っている人に 「やっぱり手話サークルに入った方がいいです
か」 と尋ねたら、未知の生き物を見るような表情を
されてしまった。

  「えっ、サークルに入ってないんですか! それはちょっと
   あり得ないでしょう。ろう者との交流はとっても大事よ。
   共に歩んでいくという気持ちがなければ続かないんじゃ
   ないかな」

そうか…そうなのね。すっかり弱気の虫にとりつかれています。


憂鬱

2012年06月29日 | 要約筆記&手話

要約筆記奉仕員のための実技研修に行って来た。奉仕員になって
3年目の私、3回目の研修だ。現場以上に緊張する。要約筆記の
技を身につけているたくさんの観察眼の前で書かなくてはならない。

お互い様とはいえ 「検証」 という名のあらさがしをし合うわけだから
私のように精神のやわな人間は、そのあと何日間か立ち直れなく
なってしまうのだ。

新人時代は怖い物知らず、2年目も希望を持っていた。でも、3年目
ともなると自分の力不足がよく分かって来るから つらさひとしおだ。
何だか罰ゲームに自ら進んで挑んでいるみたいだなあ、などと思って
しまう。

苦労して研修を計画し準備をしてくれるスタッフの方々には実に申し
訳なく罰当たりなことである。でも、逃げずにこの研修会に出席する
ことができるか否かが、要約筆記を続けていけるかどうかの分かれ目
になるような気さえしているのだ。

しばらくはリハビリが必要な私です。



そうだったのか

2012年06月23日 | 要約筆記&手話

手話講座2回目。前回は開講式と講義だったから、実質的な
勉強は今日からスタートする。他の受講生はどれほど手話が
上手なのだろう。たぶん私がいちばん出来ない生徒なんじゃ
ないのかな、などとすっかり自虐モード。

そして、今さらだけど講師の話に 「えっ!」 とびっくり。

  あなた方が入門と基礎で身につけてきたのは、手話で
  会話が出来る力です。今度はろう者と健聴者との間に
  立って通訳できるようになるための勉強ですよ。会話が
  出来るということと、通訳できるということとはまったく
  別物ですからね。

私がいったい何に驚いたのかというと 「会話が出来る力を既に
身につけているはず」 と言われたこと。えーそうだったの?
入門と基礎を修了したら、ろう者と会話が出来るようになって
いなくちゃいけなかったの?

かなり慌てております。私、全然できてません。


2012年06月21日 | 要約筆記&手話

ある学習会で、要約筆記を深く理解する発言に出会った。

「要約筆記って大変でしょう。文字を書くこと、読むことは誰にでも
できるから一見すると簡単そうに見えるし、一定のレベルまでは
行ける。でも、いったん壁にぶつかると、その先どうしたらよいのか
わからなくなる。先へなかなか進めない。続かないんです」

「手話は続くんですよね。始めるとけっこうやめない。次々と新しい
ことを勉強して行くから飽きないし、レベルを上げていくという目標を
設定しやすいからね」

ああ、本当にその通りだなあ。要約筆記を始めて2年もの月日が
たったというのに、自分には要約筆記に必要なセンスというか資質
というか、そういうものが決定的に欠けていると思われてならない
のだ。

文字の変な癖が直らない。書くスピードが遅い。要約するって
いったいどういうことなのかが、分からなくなってきている。何より
問題なのは、緊張するとまったく書けなくなるという弱気な性格。
これは向いていない、と思わないわけにはいかない。

こんなふうに二重否定にするというあたりが妙に未練がましいの
ですが…
…。






 


手話講座再浮上

2012年06月17日 | 要約筆記&手話

応募者多数のため抽選で弾かれてしまった「手話通訳者養成講座」
だったが、なんと敗者復活である。どうしても受講したい人たちのために
有料講座が追加で設けられたのだ。

その開講式に行って来た。お金を出してでも手話をやりたいという受講生
ばかりだから、教室は鬼気迫るとでもいうべき雰囲気が充満。私などは
あまりの場違い感でいたたまれない気持ちである。

おまけに困ったことがひとつ発生。月2回ある二胡レッスン日のうちの
1回と手話の日がかち合ってしまうのだ。欠席が2割を超えると修了でき
ないから手話の方は休めない。二胡の方を月1回に減らすしかないよ
ねぇ。二胡だって休んでいいはずはないのだけれど、来年の2月までは
仕方がない。

会場は遠いしなあ。電車30分・徒歩20分の場所へこれから毎週通う
ことを考えるとちょっと憂鬱になったりする私。「こんなにまでして手話を
勉強したいの?」 と思わず自問自答する。 さあ、どうなんでしょう。

 ドーラはいつでも退屈猫。パソコンの後ろに巨体をねじ込み
遊んでほしいと無言のアピール





手話の受講、叶わず

2012年05月22日 | 要約筆記&手話

「入門」と「基礎」の二つを修了した者が受講資格者となる「手話基本
講座」。今年は、うちの近くが会場になるので「よし、受けよう」と勇んで
いたのだが…

応募者多数のため抽選となり、あえなくというか当然というか---何しろ
私はくじ運がない---落選である。出鼻どころか、一歩も踏み出さない
うちにくじけてしまった。

やっぱり縁がなかったのだなあ。そもそも私には向いてなかったもん
ねぇ、などと負け惜しみをつぶやきながら、実はがっかり真っ最中の
べに丸です。

 

 


箱いっぱいの書類

2012年05月22日 | 要約筆記&手話

おととしの事務局から引き継いだ書類を、今年度の事務局に引き渡す
ための荷造りが終わった。一年間通して参照し利用するファイル、保存
の必要な書類を綴じておくファイル、そして、遥か昔に用済みとなり捨てて
しまってもいいんだけどそうもいかずに代々引き継がれてきた厄介者の
ファイル。

重さにして約23キロ。ヤマト宅配の中でいちばん大きい箱にぎっしりだ。

次の人が使いやすいように分類をやり直し、バックナンバーをひとまとめに
して極力コンパクトに整えたつもりなのだが、それでもこのボリューム。
毎年新しい人が担う「移動事務局」という性質上、いらない書類を処分する
ことは私にも出来なかった。

肩の荷物を半分おろし、残り1年間の任期をがんばります。

 


譲れない金曜日

2012年05月18日 | 要約筆記&手話

要約筆記の派遣に応じられない日というのを、県センターと市
それぞれに
提出している。私の場合、絶対ダメな日は金曜日だ。
この日は
テニスと二胡のレッスンがバシッと入っているので、何が
どうあろうと
変更は効かない。

だが、ごくごくまれに「無理は承知ですが出られませんか」と派遣の
依頼が入ることがある。私などに声がかかるということは、よっぽど
切羽詰まってのことだと思う。 できることならお役に立ちたい。
だいいち、現場を経験するチャンスを逃したくはない。

一瞬迷う。テニスのクラス、振替できるかな。二胡は休むしかないか
なあ…そして出る結論は、やっぱり金曜日は譲れないのである。
趣味を優先する女、それが私です。



定期総会を前に

2012年05月01日 | 要約筆記&手話

県内の要約筆記サークルが加盟する「連絡会」という性格の
ごく小さな団体があるのだが、今年の事務局を私が務めている。
今月予定されている定期総会が終了すれば、事務局としての
私の仕事もお役御免となるはずだ。やれやれ。

この1年間、加盟している10余りのサークル事務局さんたちには
本当に助けられた。学ぶことも多かった。

「連絡会」から各サークルの事務局へは、しょっちゅうメールを発信
するのだが、きちっきちっと受信確認をしてくれるサークルがある。
これはとても安心。

期日を決めていろいろな報告を頼むことも多い。設定した締め切り
日より
いつも早め早めに対応してくれるサークルには頭が下がる。

事情に疎いためにピントはずれな内容を送信したりすると、ていねいに
教えてくれる事務局さんもいる。不慣れで物知らず、
しょっちゅうバタバタ
と慌てている私の様子を、きっとハラハラしながら
見守ってくれていたに
違いない。

なかなか厳しい一年間を過ごし疲れ果ててしまったけれど、引き受けた
負担以上の
収穫を得たような気はしている。もっとも、もう一年やれと
言われたらきっぱり
お断りしたいと思いますが。

 

 

 


初心に返る

2012年04月26日 | 要約筆記&手話

サークルに新しい人がたくさん入ってくれて活気づく4月。
ボランティアの情報保障にはその新人さんを交えて出かけて
行くことになる。

不慣れだからうまく出来ないというのは百も承知なのだが…

  「もうステージの下まで来ちゃってる。早くロールを
   引いてくれ~}

  「いつまでも椅子にしがみついていないで、素早く交代
   するっ」

  「サブは、ただ座ってるのが仕事じゃないから」

これすべて私の心の声。我ながら笑っちゃうくらい辛辣だ。1年前
私を迎えてくれた先輩たちも同じだったんだろうなあ。私のもたもた
した仕事ぶりへのイライラを隠し、その都度いろんなことを教えて
くれた。

初心に返って新しい人たちから学ぼう。彼らが前進できるように
微力を貸そう。私だって、まだまだ未熟者だ。

 

 

 


警戒心が先に立ち

2012年04月05日 | 要約筆記&手話

突然未知の人から自宅に電話がかかってきた

   「F 県から上京して来ているんですが、要約筆記をやって
    いる者です。インターネットでこちらのお名前を見た
    もので…」

えっ、ネットで? 何でうちの電話番号がわかったの? 警戒する
気持ちがムクムクと頭をもたげる。相手の言葉に対しては
すでに
上の空。

   「こちらの市には、要約筆記のサークルがありますか。
    出来たら、情報交換などしたいと思っているのですが」

変だな~怪しいぞ~、なぜ家に電話を? 頭の中はそればっかり。
失礼にならない程度の受け答えをしてそそくさと電話を
切る。

ハッと気づいたのは、翌日のこと。そうだ、私は要約筆記関連団体の
事務局をやっているんだっけ。だから、私の名前や電話
番号は市民
団体のくくりで市のホームページか何かに載っている
のだろう。昨日の
人はそれを見て問い合わせてくれたのに違い
ない。

それなのに、私の態度はかなり素っ気なかった。もっと親切に応対
すべきだった。
申し訳なさで
いっぱいになる。わが県の要約筆記
サークル全体の
印象が悪くなったかも…

「本当に失礼をいたしました。ぜひ、もう一度お電話を下さい」 などと
ここで言ってもしょうがないんだけれど。


手話通訳者養成講座の案内が来た

2012年03月25日 | 要約筆記&手話

県聴覚障害者センター主催による 「手話通訳者養成講座」の
案内がついに届いた。市の手話奉仕員養成講座2段階を修了
した者にその受講資格がある。

毎年、県内の各市が持ち回りで開催地となるので、年によっては
ものすごく遠方だったり恐ろしく交通の不便なところだったりする。
そのことも、受講をためらう理由になっていたのだが…

しかしまあ何ということだろう。来年度は私が住む市内、しかも
自転車で通えるところが会場になっているではないか。これはもう
受講しなさいという天の声が降りて来たとしか思えない。

と夫に話したら、

  「そんな理由づけしなくても、受講すればいいでしょ。
   どうせあなたは、やると思ってたよ」

と軽く言われてしまった。とりあえず来年度は受けてみようかな。


先輩

2012年02月28日 | 要約筆記&手話

要約筆記を始めて早いもので、もうすぐ2年がたとうとしている。
満足とは言わないまでも、多少なりとも自分自身を納得させるだけの
力が身についているだろうか。とてもそうは言えないなあ。

先日の現場でも、サブに入ったZさんが何度も何度も私の型崩れの
文字を書き直してくれた。話の進行に追いつこうとするあまりに、
ついつい字を崩してしまう私の悪い癖。あわてずに聞いてしっかり
要約をすればバタバタと忙しく筆記する必要はないはずなんだけどね。

途中の休憩時間に絶対注意されるぞ、と内心身構える私。だが、
Zさんは何も言わない。たぶん、十分すぎるくらい私が自覚している
ことをわかってくれていたからだろう。仕事の途中で委縮させてしま
わないようにという心遣いだったのかも…。 そんな風に考えるのは
うがち過ぎかな。

反省会の席ではちゃんと指摘してもらえたから、ひと安心。信頼できる
要約筆記の大先輩です。