上等の大納言小豆を使っておしるこを作った。焼きもちを
いれて、ユキコさんにも持って行った。たぶん、おしるこ
は好物のはず。お椀を見てすごく嬉しそうだった。
少ししてお椀を下げに母屋へ行って、つい聞いてしまった。
「おしるこ、おいしかったですか」「?????」そうだ
った~。ユキコさんは、たった今食べ終わったものも、何
だったのか覚えていることが出来ないんだった。
「なあに、それ?」っていう顔をされて、少し傷ついてし
まったけど、まあ仕方ない。作り甲斐がないっちゃないん
だけど、ユキコさんにとっては瞬間瞬間が命。おいしかっ
たり、気持ちがよかったりということを体験する、その時
の幸せがあればいいよね。
ただねぇ、時々虚しくなってしまうのも事実。いやいや、
私もけっこう手抜き介護だから、五分五分というべきだろ
うか。
いれて、ユキコさんにも持って行った。たぶん、おしるこ
は好物のはず。お椀を見てすごく嬉しそうだった。
少ししてお椀を下げに母屋へ行って、つい聞いてしまった。
「おしるこ、おいしかったですか」「?????」そうだ
った~。ユキコさんは、たった今食べ終わったものも、何
だったのか覚えていることが出来ないんだった。
「なあに、それ?」っていう顔をされて、少し傷ついてし
まったけど、まあ仕方ない。作り甲斐がないっちゃないん
だけど、ユキコさんにとっては瞬間瞬間が命。おいしかっ
たり、気持ちがよかったりということを体験する、その時
の幸せがあればいいよね。
ただねぇ、時々虚しくなってしまうのも事実。いやいや、
私もけっこう手抜き介護だから、五分五分というべきだろ
うか。