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今日も人生はライフ

60代主婦の日常はけっこうビジー。

点訳説明会に行ってきた

2015年04月21日 | 音訳(点訳)

日本語文法の中学生用参考書をパラパラとでも見ておけば
よかったなあ。受講生を選考するためのテストは、漢字の
読みが
少々と、あとは文法知識をみるものがほとんどだった。

品詞を書けって言われても、名詞・動詞・形容詞くらいしか
覚えて
いない。形容動詞って何だっけ。日本語の文法に副詞
なんてあったっけ
。えーと文節ごとに区切るとは?自立語と
付属語に分ける?
何ですかそれは。 もうダメ、全然ダメ。

すべては、点訳をするときに必要とされる文法知識なのである。
既成の文章を点訳する際、まずはすべてを仮名に直す。それを
点字
のルールにしたがって分かち書きにしながら、一文字ずつ
点字に
直していくらしい。

だから、漢字の正確な読み方は必須だし、文を正しく区切るため
文法知識も必要だということなのね。

   ******

それはそうと、私を誘ってくれた肝心のYさんが来なかった。
いったいどうしちゃったの~
。急用か、急病か、それとも急に
めんどくさくなったとか。


点訳かぁ…

2015年04月13日 | 音訳(点訳)

音訳ボランティアで親しくしているYさんが 「点訳ボランティア養成講座」
なるものの情報を持ってきた。一緒にやらない?と誘ってくれる。

点訳というのは、普通の文字を点字に直すことよね。そして、点字というのは
小さな突起を組み合わせて作る文字のこと。駅の券売機などで見たこと
があるなあ。

専用の機械でポツポツと穴をあけるんじゃなかったっけ?すっごく細かい仕事。
しかも、出っぱった方を読むわけだから、作るときは裏から針を刺すんじゃ
なかったかな。うろ覚えの知識だけど、とうてい私の手に負える作業では
ないと思う。

そう答えたら------

  「今は、パソコンでやるらしいわよ。受講するにはテストもある
  年齢制限もあるけどね。説明会だけでも行きましょうよ」

へぇ~点字をパソコンで? ちょっと興味が湧いてきた。

 

 




人徳だ

2015年03月21日 | 音訳(点訳)

月に一回の音訳ボランティア。新聞や雑誌などから面白そうなトピック記事を
各自が持ち寄り、テープとCDに録音している。

それらの記事の中にはしばしば有名人が登場する。小説家、漫画家、学者、
芸能人……ボランティアを一緒にやっているUさんは、そういう著名な人たちと
交流があるらしい。

  「この人とはよく飲みに行きました」
  「彼女とは何度か仕事を一緒にやりましたね」

懐かしそうに思い出話を披露するUさん。すごい。あんな有名な小説家と
知り合い? こんな人気のある漫画家と
親しいの? もう素直に驚いちゃう。
Uさん、リタイア前はいったいどんな仕事をしていた人なんだろう。
我慢できずに訊いてみた。

出版社、しかも超一流の。そんな経歴を持つUさんの話ぶりが決して自慢や
ひけらかしに聞こえないのは、たぶん彼の人柄の良さ。意地悪ばあさんの私が
そう思うのだから、これは確かなことです。

 

 


タイミングが難しい

2014年12月08日 | 音訳(点訳)

月に一回、新聞や雑誌などから面白そうなトピックを探して持ち寄り、
それをテープに吹き込む作業をしている。視覚障がい者の
ための
音訳ボランティアだ。

メンバーは交代でマイクの前に座り、2,3分の長さの記事を朗読する。
他の人たちは耳を澄まして読み間違いやアクセントのおかし
なところを
チェック。だが、誤りを指摘するということは録音作業を
中断させること
であるから、ちょっと勇気がいる。

昨日は、私だけが引っかかり、ほかの人はスルーという場面が…

その言葉 読み間違いじゃないかな。でも誰も声を上げないのは正しい
ってことなのか。私が
逡巡しているうちに朗読はどんどん進んでいき、
とうとう終わってしまった。

聞いている側は原稿の文字を見ているわけではないから、文脈上
明らかに変、とか、その熟語の読み方絶対間違っているといった場合
でないと、なかなか指摘しづらいのだ。でも、きちんとした仕上がり

テープを提供することを第一義と考えるなら、そんなことで躊躇
して
いる場合じゃない。多少は図々しくならなくっちゃと大いに反省したの
だった。

ちなみに、私が「あらっ?」と思った読み方はこれ。

  「ミャンマーの僧侶は仏の子と呼ばれ、民衆の尊厳を集めている」

「尊厳」ではなく「尊敬」ではないかと思ったのだが、どうなんでしょ。



名前の読み方は難しい

2014年10月31日 | 音訳(点訳)

視覚障害者のための音訳ボランティア。講座を修了したばかりの
新米メンバーは、月に一回「話題の広場」という音源づくりに参加
する。新聞の中で見つけたちょっとしたトピックを各自が持ち寄り、
それを交代で60分テープに吹き込むのだ。

神経を使うのは固有名詞。人の名前は特に読み間違えに注意
しなくてはならない。

私が取り上げようと思ったのは、秋の季語であるカマキリを詠んだ
俳句についての一文だった。ただ、文中にいくつか紹介されている
句の中で、この作者名の読み方だけが分からない。

   蟷螂(とうろう)は斧上げてより考ふる    山根真矢

姓は「やまね」よね。下の名前は「マサヤ」なのか「シンヤ」なのか。
文学の素養があれば知っていて当然の俳人なのかもしれないの
だが……
ネットをあちこちさまよった挙句やっと見つけたサイトに
顔写真も
載っていた。

そして、思わず「あっ!」。 女性だった。正解は「ヤマネ マヤ」さん。
ああ恥ずかしい。頭から男性と決め込んでいたもんね。虚心という
ことばを改めて噛みしめたのでありました。


朗読ボランティアとは?

2014年10月14日 | 音訳(点訳)

市の広報誌で 「朗読ボランティア募集」 を見つけ、ほとんど好奇心だけ
申し込んでみた。全7回の講習を受けることになっている。まずはスタッフ
からこんな説明が。

  「誤解のないようにお伝えしておきます。朗読ボランティアという
   のは
視覚障害者のために新聞や雑誌、書籍などの内容を録音し、
   その音源CDやテープを
貸与するものです。つまり、文字情報を
   音訳する作業だと思ってください。

   対面で本を読むとかステージ上で朗読のパフォーマンスをする
   いったものではありません。思っていたのと違うと感じられる方が
   毎回
いらっしゃるので最初に申しあげておきますね」

なるほど、そういうことなら私にもできるかもしれないな。人前に出るのが
とっても
苦手で対人関係にいささか難ありの私だけど、マイクに向かって
読むんだったら
たぶん大丈夫。とりあえず残り6回の講習だけは受けて
みることに決めたのだった。

    *********

そして2回目。受講者は半分の10人に減っちゃってた。ひょっとしたら
私と正反対の
理由で撤退した人が何人かいたということかもしれないです。