モンゴメリと言えば「赤毛のアン」も「読み返したくなる本」の1冊ですが、これからも間違いなく何度も手に取るだろうと思うのが"The Blue Castle"「青い城」です。
不細工というわけではないけど、大人しくて地味なヴァランシーは自分の未来には楽しいことは一つもないという気分で29歳の誕生日を迎えます。
いつも他人の目を気にしておどおど暮らしてきたヴァランシーの人生を180度変えてしまう出来事が起こります。「周りの目を気にすること」をやめたヴァランシーの豹変ぶりに、これまで彼女を軽んじてきた親類や母親はただただ驚くばかり。その様子が可笑しくて胸がすっとします。
"The Blue Castle"というタイトルのせいで、おとぎ話のお城のような表紙が多いんですが、ヴァランシーが見つけたマスコウカの湖畔の家は日本語版の表紙が一番イメージに近い。
英語版はいったいどうしちゃったの?というのがいっぱい。
これは私の持っているペーパーバック版。どう見てもロマンス小説ですよね。
こ、これはいったい何?
これが最初に出版された時の装丁らしいです。
これはイメージに近いです。
これは地味目で悪くないんですが、これだとヴァランシーが子供の頃に描いたお城で、実際の夢の家じゃないんだなあ。