コージーミステリーの定番は祖母が残した古い家を譲り受けた主人公が、久々に生まれ故郷の小さな町へ戻るというパターン(そして、たいていはその古い家をホテルに改築する)。
それとこの本のように、離婚した主人公が全てを売り払ってキャンピングカーでの生活を始めるという「第二の人生」ものも多いかな。
コージーミステリーと言うのは、cozy 「居心地がいい」ってことだと思うんですが、あんまりコージーじゃないぞってこともあります。
でもこの本は本当に気持ちよく読めます。
コージーのわりに、やたらメモを取っているというのも珍しいパターンかも。
Then we'll hit the hay like my grandmother used to say.
おばあちゃんがよく言っていたという"hit the hay" は眠るという意味。
ベッドにhay 「干し草」を使っているんだから、古い感じはします。
AI先生に質問したら、古いけど今でも使われてはいるとのことでした。
これまでメモしたのは
「フリッパー」1996
「愛に迷った時」1995
「プリティ・イン・ピンク」1986
「トッツィー 」1982
「マルタの鷹」1941
全部映画からでした。特に最後の「マルタの鷹」は相当古いですねー。
200ページちょっとというのも長い本の合間に読むのにちょうど良さそう。