３人組

FLORAの2年生は3人組。
7人グループの先輩の半分以下です。
これは先日の水質分析ですが、担当する項目は1人で２つ。
それでも足りない時は、こちらも応援します。
分析は時間との勝負。ちょっと気を抜くと授業時間に収まりません。
わかってはいましたが、人数というのは力のようです。
2年生の彼らは考査が終わるとインターンシップ。
職場体験でしばらく登校しないので
課題研究もしばしお休みとなります。
個性豊かな3人。
3人よればとは失礼ですが、
決して御三家でも三羽烏でもありません。
しかし毎回失敗しながらで前に進んでいます。

里の秋

全国募集をしている名久井農業高等学校。
今も全国から中学生の皆さんが学校訪問に来ています。
今年名農に入学した仲間は、果樹の花園にかわる春、
豊かな緑と馬淵川が気持ちいい夏と２つのシーズンを楽しんだと思いますが
これからが里山の魅力が爆発する収穫の秋となります。
すでに名農の玄関でも早生のリンゴが販売され始めましたが、これからが本番。
アップルパイには欠かせない紅玉や大きな世界一。
人気のシナノシリーズやジョナゴールドなど中生種は10月。
ふじや王林など主力品種は11月収穫だからです。
都会にいるとリンゴの味比べなど難しいと思いますが
リンゴ王国青森県の中でも有数の産地である南部町。
存分に甘酸っぱい味を日替わりで楽しんでもらいたいものです。
まもなく黄色の食用菊の収穫も始まるはず。
名農は25日から考査開始。
明日は彼岸の中日です。

間に合うかもしれない

１学期、ハクサイの水耕栽培に取り組んだ2年生。
なかなか面白い結果が出ていたのですが、
突然のアブラムシの発生で収穫前に枯らしてしまいました。
冬にはFFJ検定の上級を受検する彼。
結果は結果としてこれでもいいのですが、
害虫で失敗したというのは、農高生としてのプライドにかかわります。
そこで先日、再チャレンジを始めました。
もちろん選択したのは前回同様、生育の早いミニハクサイ。
順調にいったら10月下旬には収穫できるかもしれません。
でも前回の失敗が余程怖かったのか、栽培前はいたるところを掃除して、
最後はアルコールできれいに拭きあげていました。
しかし別の問題も発生します。
実はこの研究、養液を定期的に分析する必要があるのです。
彼らが設けた試験区は全部で９つ。
間違いなく1週間に1回は他のメンバーもサポートしなければなりません。
やっと終わってまとめに入る予定のメンバーにとっては、ちょっと厄介です。
でもお互い様ルールはFLORAの流儀。
ゴールは見えているので頑張りましょう。

ご応募ありがとうございます

名農名物のひとつにアグリチャレンジ大賞があります。
名久井農業高校が地域の小中学生に地域の自然環境、
食や農業の楽しさを知ってもらおうと
TEAM FLORA PHOTONICSが考案したコンテストです。
早いものでもう15年も経ちました。
毎年応募される子供たちの自由研究やオリジナルレシピが楽しくて今も続いています。
公立高校が主催するコンテストなんてそうあるものではありません。
さて先日をもって今年のアグリチャレンジの募集が締め切りになりました。
これから名農の先生方の審査により、大賞や優秀賞が決まっていきます。
今年の表彰式は11月3日の文化の日。
名農祭で盛り上がっている名農の特設ステージにご案内いたします。
もちろん副賞も楽しみにしてください。
今年もたくさんのご応募ありがとうございました。

日替わりヒーロー

先日、地元の新聞２社さんが取材にきてくださいました。
対象は２年生と3年生。したがって取材は
3年生の課題研究の時間に来てくださいましたが、全員揃うのは放課後。
HRを終えてバタバタと10名のメンバーが集まってきました。
３つの大会で賞状3枚、トロフィーひとつ。
これは8月から9月上旬までに受賞したものです。
すごいのは全て最優秀。みんなチャンピオン、日本一です。
また面白いことにストックホルムで頑張った2名ですが、今回は後列。
ミスト研究が終わると待ってましたかのように
次々と日替わりヒーローが登場して新旧入れ替わっていくのです。
これがいつもながら感じるFLORAの層の厚さ。
１人１研究というスタイルだからこそできる
全員で行う波状攻撃です。
9月下旬にはまた別の大会の予選結果が発表されます。
次は誰が前列に並ぶのか興味津々です。
ところで春から着用してきたTEAM JAPANのTシャツ。
残暑厳しい日本ですが、この地域の今日の最高気温は
天気予報ではなんと15℃。寒いぐらいです。
また着ることはあるのでしょうか。